640 報告とリニア第二世代計画
1年9月29日
9月27日はあれからダンジョン攻略を始めて19時半頃に3階層目への階段部屋を見つけた。
いやぁ流石に疲れるよ。最短ルートが分かれば早いんだけどね。迷路だから大変。
今日は3階層目の攻略だ。ボス戦が楽しみ。こんだけ苦労したんだから良いアイテム出てくれよな!
9月28日は妻とベッド等で遊んだり、銃とロケランでダンジョン攻略をして楽しんだ。
ハロメンは配信もして楽しんだようだ。僕も少しだけど観た。
さて今はここ最近の日課だ。朝食と食休みが終わり僕の部屋に戻って来た所。
そしていつものメンバーで国王としての仕事を始める。
「イブ、それじゃ仕事を始めよう。報告があればお願い」
「まず、児童手当を子ども1人月3万円から8万円に増額するわ。財政面での心配はないから安心して。それから妊娠促進薬は大量に手に入り在庫が山程ある。人口増加プロジェクトを発表してから薬局で妊娠促進薬を入手する人がかなりの数いるわね。4錠の人の割合が高いわ。つまり双子を希望する人だと思う」
「おー!プラス1人5万円か。了解。妊娠促進薬の状況からも人口増加が期待出来そうだ」
「そうね。引っ越しの相談も既に多数寄せられているわね。多いのは子どもが既に2人いて後2人、生みたいというケース。次に多いのが子どもはまだいなくて4人は生みたいというケース。まとめると一番少なくて子ども2人を生みたいケース。一番多くて子ども8人生むというケースね」
「お、おう。あの冒険者ギルドの2人みたいな人がいるんだね」
「まぁ昔の日本も子ども10人とかあったからね。役所に仮設の個室を作って相談を受けているんだけど、ちゃんと記憶が残らない自白魔法で確認したりしているから大丈夫だと思うわよ。人工知能のサポートもあるから子育ての負担も多少は軽くなると思う。今の所は最初から悪意のある相談者はいないわね」
「そっか。それなら良かった。うん。財政面についてはヤバくなったらいくつか考えがあるから大丈夫だと僕も思う」
「気になるから考えを聞いてみても良い?」
「うん。良いよ。今、パッと考えたモノだけど1つ目は地球でやっているのと基本的に同じだよ。月額制のオンラインゲームの開始とゲームセンターでD-SystemのType-Bによるゲーム体験料金。2つ目はレストランの有料化。3つ目はテーマパークの入場料金。とまぁこんな感じだよ」
「ふふっ。なるほどね。確かにどれも稼げるわね」
「真剣に考えれば他にも思いつくと思うけどね」
「他の国も人口増加プロジェクトの重要性を理解してくれてね。児童手当を子ども1人月5万円に増額。家の引っ越しと妊娠促進薬については大和王国が支援する事で合意したわ」
「ほー。それは助かる。まぁ子ども1人に8万円はよっぽどの自信がないと出来ないわな」
「そうね。国によって事情は様々だから頑張っている方だと私も思うわ」
「それじゃ次の報告があればお願い」
「SNSの免許制度及び関連法については、法務省と総務省が協力して対応し、ニュース番組で国民に報告したわ。世界各国にも理解してもらって同様に対応してもらった。混乱の回避の為、約1ヶ月間は猶予期間として11月1日から世界各国で同時適用という形にしたわ。世界各国の全ての街に免許センターがあるんだけど、既に主に子どもが来ているわね。学校が休みというのもあると思う」
「あーなるほどね。それにSNSは子どもの方が使いそうだし。それでは次へどうぞ」
「次は世界各国の学園都市で遊園地を建設してもらった件についてよ。宣伝をして昨日からオープンしているけど、世界各国で沢山のお客様が来ているわ。これも主に子どもが多いわね。スマホの人工知能のお蔭もあるのか子どもだけで来ている割合がそこそこ高いわ。一番多いのは兄弟や姉妹で来ている子達ね。次が母親と一緒の子」
「お、おう。少し心配にはなるけどまぁ良いか。利用者が多いのは嬉しい事だね。それだけ生活にゆとりがあるという事を意味するから」
「そうね。次は国際連盟について。世界各国は賛同してくれたわ。明日、13時から初の国連総会を開くわ。ヒンメル王国のシルヴィー女王の要請で世界各国は第一王子や第一王女を参加させる……という事になったからよろしくね」
「……嫌な予感しかしないのは僕だけかな?イブとのぞみはどう思う?」
「私は光一さんが考えている通りになると思うわよ。だから『よろしくね』と言ったのよ」
「僕もイブちゃんと同感だね。光一さん、お疲れ様」
「スゥーッ。ハミルトンくんはどう思う?」
「光一お兄さんは大変だね。僕はそれ以上は何とも言えないよ」
「さて光一さんには諦めてもらって、話を先に進めるわね。光一さん、大丈夫?」
「大丈夫じゃないけど…大丈夫」
「ふふっ、まぁそうでしょうね。さて日本で言う大阪湾を半分程、埋め立てて、山を平地化して使える土地を増やした訳だけど……国連本部やホテル等は全て更に埋め立てた場所にあるわ。陸とは2つの大きな橋でしか繋がっていない。つまり非常に警備がしやすい。空港は2つ。陸地にある大神国際空港と埋め立て地にある匠国際空港。国連本部には後者の空港からの方が行きやすいわね。はい資料」
「ありがとう……これ山を無くした上、大規模な埋め立てにより第二首都とも言える程の街をつくれるよね」
「その通りよ。という事でナビィさん。頭を貸して」
「は、はぃ……ふむふむ。ほうほう?なーるほど。オッケー!部下に指示を出したわ」
「(パラッ)リニアモーターカー第二世代計画?」
「そう。世界各国のニュース番組で昨日、報道したんだけどね。今日は学園都市と東京都を繋ぐリニアモーターカーを休業しているの。そして今、ナビィさんにお願いをして改良工事をしてもらっているわ。リニアモーターカーを名古屋、大阪まで繋ぐ計画に合わせてね。技術的にはほぼハイパーループと同じよ。減圧してほぼ真空状態にしてリニアモーターカーを走らせる。ハイパーループが時速1,200キロメートル。今のリニアモーターカーは時速500キロメートル。今回、改良工事により時速を倍の1,000キロメートルにする」
「マジで?」
「マジ、マジ。流石に学園都市と東京間ではあまり時間は変わらないけど、東京から名古屋、大阪間ならかなり変わると思うわよ。まぁしばらくは名古屋、大阪までの運行はしないけどね」
「本当にこの国は地球よりも先を行っているわ」
「それから世界サイバー犯罪対策機関についても事務方レベルで合意しているわ。だから明日の会議は主に首脳レベルの交流ね」
「あー、今回は日帰りですかねぇ?」
「その予定ではあるけど、泊まっていく可能性もあるわね」
「そうですかぁ……」
こう言ったら失礼だけど、迎える側としては気を使うから面倒だなぁ。





