639 人口増加プロジェクト
1年9月27日
今は朝食と食休みが終わり僕の部屋に戻って来た所。
今、僕の部屋にいるメンバーは昨日と同じ。さて仕事をしますか。
仕事が終わったらダンジョン攻略の続きをやる予定だ。
「国王補佐官、報告はあるかな?」
「法務省は国連憲章をまとめたわ。これから外務大臣と法務大臣が一緒に世界各国を回る予定よ」
「了解!よろしくね~」
「次の報告は子どもを生む事に関する相談について。これは予想以上にも既に結構な数の相談が寄せられているの」
「ふむ、なるほど。対策を講じる必要があるな」
「それで1番多い相談が金銭面。この詳細を聞くと大きく分けて2つ。1つ目は子育て費用、2つ目は家が狭い。1つ目は児童手当の増額で対応すれば良いと思うわ。2つ目をどうするか相談させて」
「分かった。そして決めた。『人口増加プロジェクト』を決めた。今から言う事を条件付きで無料で対応する。まず子どもが今何人いて後、何人生みたいかを聞こう。夫婦と子どもだけか、あるいは夫婦の親と住んでいるのかも聞く。そしてそれに応じて家の広さを選ぶ。家の広さは最低限ではなくてある程度の余裕を持たせてあげて。無料だからと言って窮屈でストレスを感じるような生活ではなくて、快適な生活を送ってもらいたい。最低1人1部屋ね。ダイニングキッチンを1部屋に数えないでね。この条件で必要な広さは僕には分からないから専門家に任せる。ここまでは良いかな?」
「分かったわ。大丈夫よ。必要な広さについては我々に任せて」
「うん。それで間取りは出来るだけ希望を聞いてあげよう。これは出来るだけで良い。無料だから無理なものは無理で諦めてもらって。それから基本的に出来るだけ防音対策をしたマンションに住んでもらいたい。人数的にマンションでは無理な場合は一軒家でも良いけどね。タワーマンションをドンドン建てちゃおう。建設と引っ越しは天使に協力してもらう。それで条件は常識の範囲内で何年までに何人生むと言った条件を守れるかどうか。守れなかった場合は事情を聞こう。仕方なかったり努力していたら良いけど、全くそういうモノが無ければマンション購入費用を分割でも良いから支払ってもらおう。それが出来なければ詐欺罪に問う形かな。詐欺罪だと10年以下の懲役刑だったと思う。もちろん子どもを生むだけで育児放棄していたら処罰対象。罰則を重くしたはず」
「方針を理解したわ。法律については光一さんの認識通りよ」
「ありがとう。それじゃ厚生労働省に天使7期生を付けてプロジェクトを進めようか」
「分かったわ。総理大臣官邸前に厚生労働大臣を移動させたからナビィさんお願い」
「はーい!部下に指示を出したわ」
「無事に合流したから大丈夫よ」
「2人ともありがとう。この方針を国内のニュース番組で流してもらえると良いのかなと思う」
「了解よ。相談が全て終わってからにするわね」
「うん。相談を聞くよ」
「次に多い相談が先程の条件とも関連するんだけど、子どもの出産に対する悩み。子どもを生みたいけど出産時の痛みが怖いとか、子どもが沢山ほしいけど妊娠と出産が大変とか、何年までに何人生みたいけど悩んでいるとか、そういう感じの悩みね」
「あーなるほどね。う~ん。それについては僕が頑張って妊娠促進薬を入手して配れば解決するかな?」
「軍を使う事も考えたんだけど……金の宝箱が出る確率とか色々と効率を考えたら光一さんにお願いするしかないかなってね」
(バンッ)
「やっほー!いやぁ~光一くん。人口増加に力を入れてくれてありがとうね。僕も助かるよ。さてさて僕としてもその問題は解決してあげたいと思う。僕自身の為にもね。そこでエテルノ用ダンジョンの2階層目のボスから必ずドロップする仕様に変更するね。それで、攻略部隊を複数に分けるとか面倒だと思うから、攻略する人数に応じてドロップする量を変える仕様にするよ。瓶ではなく個包装にするから配布しやすいね。う~ん。例えば6万人で攻略したら3万錠ドロップでどう?」
「え?そんな大サービスしちゃって良いの?」
「あー良いよ、良いよ。気にしないで。それじゃそういう事で。とにかく!僕としても人口は増やしたいの!色々な事件のせいで人口が大幅に減るから困るの!という訳だから、他に光一くんでは解決出来ない問題は相談してね~。というか聞いているから僕の出番だと思ったら来るわ。そんじゃバイバーイ」
「お疲れ様~」
(バンッ)
「……という訳なので軍に攻略させるように」
「わ、分かったわ。すぐに対応させるわね」
「よろしくね~。他には何かある?」
「次に多い相談が妊娠したいけど、それなりに大きな子どもがいる。子どもの為にも子どもに知られずに子作りをしたい。どうすれば良いかという内容ね」
「それは……結界魔法でどうにかならないかなぁ?ならないならダンジョン1階に入った所で子作りをして出るしかないでしょ」
「光一、確かにダンジョンなら誰にも見られずに誰にも邪魔される事はないけど……それは流石に私でもどうかと思うわよ」
「ブリタニア、どうにかならなかったらの話だからね!」
「あーそっか!結界魔法!」
「うん?イブ、心当たりでもあるの?」
「光一さんはよく結界魔法を使うでしょ?」
「うん。使うね」
「学園都市の魔法魔術学校がね?魔道具でそれを出来ないか研究したのよ」
「なるほど?」
「それで結局、魔道具では出来なかったんだけど、研究をしていたエテルノが自由自在に使えるようになったの」
「ふむふむ」
「つまり、エテルノは全員が使えるし人工知能でも出来る。だから枕元にスマホを置いて、部屋に侵入出来ない結界と防音結界を張るように人工知能に指示すれば良いんじゃないかしら?ドアが開かないようにすれば良いでしょう。終わったらスマホの人工知能に知らせて結界魔法を解除すればオッケー!」
「おー!なるほど。解決したね!でもどうやって周知する?」
「そのままで良いんじゃないかしら?人工知能が結界魔法を使えるようになりました。例えば部屋への侵入を防止したり防音結界を張ることが出来ます……って感じでね」
「あーなるほどね。後は察してくださいよと」
「そういう事ね」
「ところでふと思ったんだけどさ。うちの国って家具店ってあるの?」
「……ないわね」
「国営でつくったほうが楽かな。お願い出来る?世界各国の家具店がない全ての街に家具店をつくろう。製品を製造して売ろう」
「分かったわ。厚生労働大臣に付いている天使ちゃんにお願いするわね」
「うん。それでお願い」
「人口増加プロジェクトについては軍が妊娠促進薬を入手してから発表するわね」
「りょーかい!」
「報告は以上よ」
「報告ありがとう。人口増加プロジェクトについては出来れば世界各国も行ってもらえると良いのかなと思う。妊娠促進薬は無償で配布するから」
「分かったわ。外務大臣と法務大臣が世界各国を回る際にその事も提案してみるわね。人口増加は世界各国にとっても悪い話ではないと思うから」
「うん。お願いね~。さーて今日もダンジョン攻略に行きますか」
「光一お兄さん、よろしくね!」
「了解。頑張りますかね」





