637 報告と3つのお願い
1年9月26日
24日はあの後、レストランに戻ったが特筆するような事は無かった。
結婚祝いに来るお客様が殆どだった。
25日は妻と遊んだり、ハロメンの配信を観て楽しんだ。
視聴者数は結構多かったし、コメントもそれなりにあった。パソコン教室に通った組かな?
今は朝食と食休みが終わり僕の部屋に戻って来た所だ。
今、僕の部屋にいるメンバーは先日と同じだ。さて仕事をしますか。
「イブ、国の予算に余裕はあるのかな?」
「かなり余裕があるわね。どうかしたの?」
「子どもを生みたいけど色々な事情で出来ない人がいる。そこで役所と人工知能でそういう方の相談を聞いてほしい。そして予算を使ってでも、子どもを生む支援をしてあげてほしい。役所では手が足りなければ厚生労働省の職員や財務省の職員を使ってでも対応してもらいたい」
「分かったわ。財務省と厚生労働省、役所が連携して対応するわね」
「よろしくね。それじゃ報告があればお願い」
「了解よ。まずは魔物駆逐作戦についてだけど、地球で言うロシアの半分は制圧したわ」
「うぇっ!?マジで?早すぎない?」
「マップ魔法を応用したりして効率的に進めているのもあるし、人数が多いからね。簡易検査で異常が見つかった子はダンジョン攻略組と代わってもらい、メンテナンスをしてもらっているわ」
「うん。了解した。引き続きよろしく」
「そうね。引き続き作戦を実行していくわ。私達に任せて」
「お願いね~」
「次は魔物領域と制圧したロシアの半分の状況について分かっている範囲で報告するわね。偵察機等で確認したところ、地球で言うロシアについては平地が多い事を確認。また、制圧したエリアについては穏やかな気候で住みやすい事を確認したわ」
「了解した。それは国をつくるのに都合が良いね」
「その通りね。次の報告はドワーフの国からの輸入について。超レアメタルの代わりに剣等を輸入したわ。冒険者ギルドの近くで売りたいんだけど、店をつくっても構わないかしら?」
「良いよ~。方針としては出来るだけ安く売る方針でお願いね。国営だし冒険者が買えない値段設定にしても意味ないから。店名はブルーローズ武具店かな?まぁそんな感じでナビィよろしくね。国営でありブルーローズテクノロジー社の店だと分かるようにしてもらえると良いのかな?」
「光一さん、りょうかーい!良い感じの店をつくるわね。部下に指示を出したわ」
「ナビィありがとう」
「いえいえ~」
「私も販売方針を理解したわ。店員の子に伝えておくわね」
「うん。イブもよろしくね」
「了解よ。次に昨日のハロメンの配信の影響もあってか、ゲームのコントローラーやゲームソフトがかなり売れているわ」
「おー!それは素晴らしい!」
「それから電子マネー決済はその日の翌日までには契約者の銀行の口座に振り込む仕様なの。そして同時に決済手数料は大和王国の専用口座に支払われる。だから国の予算にかなり余裕があるという訳ね」
「あーなるほどね」
「パソコン教室の利用者が多い状況が続いているし……本も結構、売れているわ。自転車免許制は覚えているかしら?」
「覚えているよ。自転車免許制と免許センター。自転車保険の義務化。サイクルショップと自転車保険の国営で運営を指示した記憶がある」
「そう。免許取得時、自転車保険、自転車の購入で国にお金が入ってくる。免許更新時もだけどそれはまだ先の話ね。……さて自転車を利用する人が結構、多くてね。お蔭で国にかなりのお金が入ってくるの。他にも様々なサービスをやっているでしょ?だから国の予算にはかなりの余裕があるわ。という事で児童手当の増額も含めて厚生労働省は子育て支援策を考えるように指示をするわね」
「了解した。よろしくね。他に報告事項はあるかな?」
「そうねぇ。特にないかしら」
「そしたら3つお願いをしたい。1つ目は学園都市の第1学区に遊園地を建設してほしい。可能なら世界各国の学園都市で建設してもらいたいな。大人から子どもまで遊べると良いかなと思う。内容はお任せするよ。そして完成したらそれを宣伝してほしい。良いかな?」
「ナビィはりょうかーい!日本の大人気遊園地を参考に造らせるわね。部下に指示を出したわ」
「それじゃ私達は完成したら、その内容を元に動画を宣伝を考えるわ」
「うん。よろしくね。2つ目は地球の映画を輸入してほしいな。月1,000円で見放題のネット配信サービスはどうかな?目的は日本にあるネズミの王国とWSJをこの世界でもつくるため。これは次に地球に行った時に許可をもらってからにしよう」
「了解よ。のぞみちゃんと私で計画を考えてみて地球のイブちゃんに共有するわね」
「それでお願いね。3つ目は既にハロメンが配信を始めているけど、配信コメントを含めSNSを免許制にしたい。これは出来れば住民カードを使えると良いのかなと思う。免許の更新は無しで違反者だけ反則金の支払いと違反者講習を1ヶ月以内にさせる。反則金は違反者講習の際に支払う形が楽かな?違反内容は誹謗中傷等の誰が見てもアウトな内容でお願いしたい。行き過ぎた検閲はすべきではないけどね。明らかに他人を傷つける様な問題行為を取り締まろう。イブとのぞみで対応が厳しければ警察のサイバー犯罪対策課を増強して対応しよう。違反行為を繰り返す人はブラックリスト入りで免許の再取得は禁止。処分に不服があれば不服申立てをして裁判をする。そういう方針で法整備等を進めてもらいたい」
「分かったわ。アカウント取得時に住民カードの認証を義務化する等の対策を講じるわね。法整備についても任せて。法案が出来たら世界各国にも特命全権大使を動かして話を持って行くわね。違反の検知については端末の人工知能、ユーザーが違反行為を通報、警察のパトロールとさせてもらうわね。いくら私達でも正直、全てのコメントを監視するのは面倒だもの。配信については対象のコメントを右クリックから通報をするだけだから簡単。通報されたものを警察が確認し、違反行為だと判断したら捜査と処分ね」
「うん。良い感じに進めてもらいたい。反則金や違反者講習を拒否したら子どもの場合は17歳まで免許再取得禁止処分。大人は裁判だね~。軽微な違反で初犯なら執行猶予処分。軽微な違反でも繰り返している場合は罰金刑とブラックリスト入り。悪質性が高いものは懲役刑という感じで法整備をしてもらいたい」
「了解よ。私達も捜査に協力して犯人を特定するのは出来るけどね。全てみてられないわ。この世界のインターネットは私達の管理下にあるとは言えね。もちろん私達もボットを動かして監視をさせるけど、漏れが出てしまう可能性があるから。ボットちゃんは自我がないけど私達並に高性能なんだけどね。絶対ではないから3段階の体制とするわ」
「まぁそうだよね。よろしくね」
「了解。私達に任せて」





