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615 ダンジョン攻略と超レアメタルセット

 1年9月16日


 あれからしばらく戦闘を続けてやっと終わった。長い戦いだった。


「お疲れ様。それじゃ私がアイテムボックスに格納するわ」


「イブ、よろしく」


「……格納完了よ!光一さん!」


「どったのイブ?」


「Aランクの魔石が約1,800万個よ!」


「マジで?」


「マジの大マジよ!」


「そりゃ戦闘時間が長い訳だ。ハミルトンくん、どう?」


「光一お兄さん!すっごい楽しいし、最高の気分だよ!」


「そりゃ良かったよ。……ところでイブ?資源の数は敢えて聞かないけど、しばらくは不要でしょ?」


「そう…ね。予想以上の量よ」


「それでね。イブ?怒っている訳じゃないんだ。それから士気が下がるから今、言うべきじゃないとは思っている。だけど言わせてほしい。魔石発電所の発電効率が分からないけども、6号機までフル稼働させるとAランクの魔石が約1,800万個以上も必要なのかな?」


「……ごめんなさい。そんなに必要ないです。もう既に約7日は6号機までフル稼働出来る量を入手出来ています」


「いや、謝らないでほしい。僕のせいであり僕の責任だと思っているから。魔石発電所の発電効率を教えてくれるかな?」


「1号機あたり1秒間に5個消費すると思ってください」


「という事は……1人あたり1日44人の敵を倒すのがノルマか。結構キツイね。後、怒っていないからいつも通りに喋って」


「ありがとう。そうなの、私達も1人あたり1日44人が限界だと思ったの。だからダンジョンの難易度を上げる方法を考えずに、学園都市で発電効率の向上を研究する事にしたの」


「そうだよね。僕達が難易度を最大に上げてもダンジョン攻略出来たのは、僕がチート能力持ちだからだと普通は思うよね~。だから攻略法を教えなかった僕のせいであり僕の責任だと思っている。こちらこそゴメンね。まだクリアしていないけど、今の所は僕が教えた攻略法で行けそうでしょ?」


「えぇ、教えてもらった作戦でいけそうだわ。もしも光一さんの力を借りずにクリア出来たら、火力発電所を魔石発電所化する事が出来ると思うわ」


「そんじゃ引き続き皆、頑張ろうか。改めてゴメンね。でも事実確認をしたかったんだ。後でやれよって?スンマセン。どうしても気になってね」


「いえ、良いのよ。士気は下がるどころか上がっているわ。自分達は最高難易度でも行けるという事が分かったから」


 そんじゃ拡声魔法。


「国王から全軍に通達~!敵は我々よりも頭が悪いぞー!僕がチート能力を使わなくても勝てる設定のはずだぞ~!皆、この調子で戦ってクリアしようぜ!良いか~!無理はするなよ~!ダンジョンは遊び場だ~!いのちだいじにでガンガンいこうぜ!最高難易度をクリアした時の喜びを分かち合おうぜ!良いか~!君達は強い!僕がいなくても攻略出来る!だからこの調子で行くぞ~!」


「「「「「おー!」」」」」


 拡声魔法解除っと。


「それじゃイブ、案内よろしくね~!」


「えぇ!私に任せて!」


 イブに案内されてしばらく歩くとドアが現れた。

 うわぁ相変わらず巨大な部屋がマップを見ると真っ赤だわ。モンスターハウスだね~。


「国王陛下、我々にお任せください!」


「うん!よろしくね~!」


「総員戦闘用意!爆音に注意せよ!」


(バッ)


 おー!拡声魔法を使ったのかな?それともエテルノ通信?僕達は耳を押さえて爆音に備える。

 外開きのドアを少し開けて投げ入れている。良いね~!

 わ~お!またまた、耳を押さえてもかなりの爆音が聞こえたんですが。


「3,2,1…ゴー!ゴー!ゴー!」


 陸軍の隊員が訓練された動きで部屋の中に入って行く。


「国王陛下!クリアです!安全確認が出来ました!皆様、お入りください!」


「ありがとう。それじゃ皆、入ろうか」


「光一お兄さん、今、何をしたの?」


「うん?さっきと同じだよ。強力な雷魔法を使ったの…空間投影すると魔法でこんな形状をしたモノを作って、魔法が発動する時間を設定して投げ入れてドッカーン。敵は麻痺して動けなくなったから安全に敵を倒せるという訳だね!」


「おー!なるほど!」


「本当はロボットだから雷魔法による電気で麻痺ではなく、死亡してもらいたい所だけどね。それだと簡単過ぎちゃうからねぇ。まぁ麻痺すれば楽に倒せるから簡単ではあるけど、麻痺なら銃弾を消費するからね。……更に言うとボス以外は魔法が効くから魔法だけで倒せるのだろうけど、それじゃつまらないじゃない」


「な、なるほど……確かに」


「という訳で僕達も中に入ろう」


「光一お兄さん、そうだね」



 皆で片付け始めてしばらく経った頃、ようやくお片付けが完了した。


「皆、お疲れ様~!人数が多いとその分、敵の数も増えるから大変だわぁ」


「光一、そうね」


「こ、光一さん!」


「イブ、どうかした?」


「Aランクの魔石が約3,500万個よ!」


「……そりゃ初見殺し過ぎますわ。流石は最高難易度。攻略法を知らなければ全滅するわな。だけど攻略法を知っていると宝の山」


「こ、光一さん……う、迂回ルートに案内するわね」


「うん。イブよろしくね~」


 イブの案内でしばらく歩くと光点が大量に現れ、安全地帯を出た直後と同様に作戦通りに攻略した。

 そして、しばらくロケランをメインに戦闘を続けてやっと終わった。今回も長い戦いだった。


「こ、光一さん。……今回もAランクの魔石が約1,800万個よ」


「あー、やっぱり?そんな気はしていた」


「そ、それじゃ、光一さん。いよいよ次は中ボスね。行きましょう!」



 イブの案内で再度しばらく歩くと中ボスの部屋に到着した。金ピカの中型ボス2体ですな。


「光一さん!作戦通り進めるわね!」


「了解~!がんばってね~!ブリタニア、僕が装填手になるよ!」


「光一、分かったわ!よろしくね!」


 いやぁ今回は囮役をやらなくて済むし楽だわぁ。そう。今回は陸軍の隊員が囮役になる。

 攻略可能なように敢えてなんだろうけど、中ボスのAIは頭が悪くて目の辺りに攻撃した相手を攻撃対象に選ぶ。

 だから、ヘイト管理が凄い楽なんだよねぇ。そしてホーミング性能が低い上、柱が多数あり遮蔽物に困らない。

 そう。僕はお遊びで走り回っていたけど、別に走り回らなくてもヘイト管理を上手くやれば攻略可能なんだよねぇ。



 そして戦闘開始からかなりの時間をかけて難なく2体倒した。人数が多いからその分、ボスの体力も多くなっているんだと思う。


「こ、光一さん!」


「どったの?イブ、Sランクの魔石2個でしょ?僕のステータスで資源の量が桁違いに多いのは分かるから言わなくて良いよ」


「ち、違うのよ!そうじゃないの!」


「うん?」


「超レアメタルセット5tの箱と超レアメタルセット50tの箱が出たのよ!」


「ん?超レアメタル?ナニソレ初めて聞いたけど……驚いているという事はこれまで出た事がないんでしょ?という事は僕の幸運ステータスか、最高難易度だから出たと考えられる。だけど僕の幸運ステータスの影響なら5tと50tの2種類あるのはおかしいよね~?という事は最高難易度だから出た可能性が高いと思われる」


「光一さんの言う通り初めて出たわ」


「それじゃ5tで良いからみ~せて!」


「わ、分かったわ。…はい!」


「どれどれ~アイテムを鑑定してみよ~う!」


【超レアメタルセット5t】

 超レアメタルのセット10t分。ミスリル、アダマンタイト、オリハルコンが入っている。

 地球と同じタイプのダンジョンの最高難易度のボスからのみ入手出来る。


「おー!ミスリル、アダマンタイト、オリハルコンが入っているらしいよ~!地球と同じタイプのダンジョンの最高難易度のボスからのみ入手出来るっぽい」


「光一さん!やったわね!地球にない金属だから学園都市で研究するわね!後はドワーフの国に輸出しましょう!代わりに剣等を輸入して冒険者ギルドの近くで売れば良いと思うわ!」


「そんじゃそれで良い感じに進めてもろて。見本を僕にみ~せて!」


「分かったわ。……はい!」


「おー!開けちゃった。なるほど、なるほど。インゴットになっているのね。加工しやすそうですな。銀色がミスリルで青色がアダマンタイト、金色がオリハルコンと」


「光一お兄さん。僕、初めてみたよ」


「僕も同じく初めてだよ。ミスリルは魔力をよく伝導するので、魔法剣等に使えるっぽいよ。アダマンタイトは魔力を極めて通しにくい。非常に重く硬いっぽいね。オリハルコンはミスリル以上に魔力を通す。魔力の伝導率は非常に高い。またアダマンタイト並に硬くミスリルより硬い鉱石。ただその為、加工が非常に難しいっぽい」


「おー!光一お兄さん!魔法剣って凄そうだね!」


「光一さん、ありがとう。その情報を元に学園都市で研究させるわ」


「よろしくね~。ところでハミルトンくん疲れてない?大丈夫?」


「うん!僕は大丈夫だよ!」


「マジで?ちなみにレベルいくつまで上がったのかな?」


「……光一お兄さん」


「どったの?」


「レベル100になっているよ!」


「……スゥーッ。僕、レベル110にするのに1ヶ月かかったんだけど。ハミルトンくんはこれまで戦闘経験はあるのかな?」


「そりゃもちろん……ないよ」


「ねぇ?ブリタニア。僕の苦労って何だったんだろうね」


「光一、私に言われても困るんだけど……とりあえずお疲れ様」


「まぁ良いや。良くないけど!今、16時だけどどうしよっか?」


「光一お兄さん!僕、まだ戦いたいなぁ!」


「ブリタニアは大丈夫?」


「私?平気よ」


「そんじゃ2階層目に行きますか!」


「光一さん、私としてもそうしてもらえると助かるわ」


 そうして僕達は2階層目に行った。

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