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610 観光と元防衛大臣とその息子と面会

 1年9月15日


 今は17時半。いやぁ楽しかったけど流石に疲れたわ。

 マンション1階のレストランで食事をした後、ナビィとは別れて僕達は観光した。

 ハミルトンくんはリニアモーターカーとハイパーループに乗った際に目がキラキラと輝いていた。かなり楽しめたみたい。

 地球に行ったらこの乗り物はないけど、色々と面白い乗り物があるよと言ったら。とても楽しみだと言っていた。

 学園都市の街並みもかなり楽しめたみたい。ニュース番組を撮影するスタジオや学校も見て回った。

 観光庁長官に案内されて各省や国会議事堂等に入って、説明を聞いた際も楽しそうにしていた。


 男性用下着売り場も視察した。イブの配慮でお客様はいなくてブリタニアや初音ちゃん、国王補佐官の2人も中に入った。

 ……こう言ったら何だけど思ったよりちゃんとしていて、種類やデザインも豊富で品質も良かった。

 ハミルトンくんは初音ちゃんに僕はブリタニアに「こういうのどう?」と提案された。

 意外にもと言ったら失礼だけど、初音ちゃんもブリタニアも真面目に選んで提案してくれた。

 ちなみにハミルトンくんは顔が赤くなっていた。いやぁ可愛いですな。僕のだけでなくハミルトンくんの分も含めて僕が購入した。

 うん。品質も良いし気に入ったのがあったからね。


 その後は天界のマンションに戻り皆で温泉に入った。ハミルトンくんも我慢出来なかった様だ。まぁ気持ちは分かる。仕方ないよ。

 僕達は一旦解散して、それぞれの部屋に行きベッドで楽しんだ。その後に風呂場でも楽しんだ。

 今は皆で僕の部屋のリビングでアイスティーを飲んで休憩中。


「ハミルトンくん、どうだった?」


「うん。色々な事、場所をみることが出来て、学ぶ事も出来てとても充実した1日だったよ。それにさっき初音ちゃんと楽しめて僕は幸せな気分だよ」


「そっか、そっか。それは良かったよ。イブ、リーベ王国の元防衛大臣とその息子と面会したいんだけど準備をお願い出来るかな?」


「それがね光一さん、元防衛大臣の息子のオズウェンなんだけどね……ふふふっ」


「何かあった?」


「昨日、そういう話をしていたし、そろそろ準備させておこうかなと思って準備を指示したの。ふふっ」


「もしかして……」


「そう。オズウェンは檻の扉を開けたら大と小を漏らして気絶したわ」


「親子だなぁ……」


「だからもう少し待ってね」


「光一お兄さん、今日は元防衛大臣だけでなく息子とも面会するの?」


「うん。元防衛大臣は反省させたから良いけどね、大事なことを思い出したんだよねぇ」


「大事なこと?」


「いやぁオズウェンだっけ?あいつ僕の事を裁判で侮辱していた気がするんだよね。そうすると地獄行きなんだよねぇ」


「あーなるほどね。光一お兄さんはそれを教えてあげるという訳だね」


「そういう事」


「光一さん、お待たせ。準備が出来たわ」


「あれ?早いね?」


「一応、予想はしていたからね。早めに準備を指示していたの」


「あっそういう事」


「そう。それじゃ案内するわ。ゲート」


「案内よろしく~」


 僕達はゲートで拘置所に来た。


「こっちよ。付いてきて」


「りょうかーい」


 しばらく歩いていると面会室と書かれた部屋の扉の前に来た。


「ここよ」


「案内ありがとう。あっ全員分、椅子があるね。それじゃ座ろう」


「私が用意させたからね」


「そうなんだ。ありがとう」


「良いのよ」


「それじゃ僕はまたカメラマン役をやるね」


「のぞみ、よろしくね~」


「うん。僕に任せて」


 アクリル板を挟んで部屋の奥にある扉が開いた。元防衛大臣が刑務官と一緒に入ってきた。


「囚人番号1番!6番!座れ!」


 元防衛大臣とその息子が椅子に座った。


「お前ら何の用だ!お蔭で酷い目にあったじゃないか!どうしてくれるんだ!」


「おい!愚か者が!失礼じゃないか!」


「は?知るか」


「いやぁジェロルドさん、息子さんは相変わらずだね。ちなみに面会の為に刑務官が息子さんの檻の扉を開けたら大と小を漏らして気絶したみたいだよ?親子だなぁ」


「お、おい!この間抜け!お前のせいだぞ!謝れ!」


「間抜けって僕の事?」


「そうに決まってんだろバーカ!」


「おい、愚か者!馬鹿なのはお前の方だぞ!」


「誰が馬鹿だふざけんなクソジジイ」


「なにぃ!」


「ちょっと静かにしてよ。ジェロルドさん。裁判で僕、息子さん達は地獄行きにならないって行ったけど、勘違いだったんだ」


「か、勘違い?」


「は?間抜け!どういう事か説明しろ!まぁどうせ嘘に決まっているがな」


「ローズちゃん、聞いていたら来てくれないかなぁ~?」


「は、はわわわわ~!光一様に呼ばれましたので来ました!」


「こんな所に呼び出してゴメンね?」


「いえいえ、大丈夫です!」


「正義の女神で地獄の門番のローズちゃんに確認だけど……このオズウェン?地獄行きという認識で合っているかなぁ?」


「はい!合っています!地獄の中でも最も重い罰の1つ軽い罰になりますね。理由は上級神である光一様をこの方は侮辱したからです!」


「ローズちゃん答えてくれてありがとう。こんな所に長くいたくないだろうから帰っても大丈夫だよ」


「はい!光一様!失礼致します!また何かありましたらお呼びください!」


「オズウェンとかいう名前のオーク。ちゃんと聞いていた?あなたは地獄行き決定です!おめでとうございます!」


「は?はひぃ?……ふ、ふざけんな!誰が地獄なんかに行くもんか!」


「ふっ、オズウェンやっぱりお前は愚か者だな。諦めるんだな、お前が望もうが望まなかろうが地獄行きは変わらないんだから」


「そうだよ?それも地獄で最も重い罰の1つ軽い罰だよ?地獄には10段階あるんだけどね?君は9段階目だね!」


「は?俺様が地獄行きだと?9段階目…?ふっふざけんな!撤回しろ!」


「もう決まった事だからどうしようもないね。お疲れ様。つまり君は死刑に怯える生活だけでなく、地獄行きにも怯える事になった訳だ。自業自得だよ」


「おぎゃぁ!おいお前!死刑を取り消せ!俺様を誰だと思っているんだ!」


「あっ赤ちゃんが産まれた。俺様を誰だと思っているって言われてもねぇ。地獄行きが確定した死刑囚でしょ?俺様、俺様って何様のつもりなの?こちとら神様だぞ?国王様だぞ?地獄行きが確定したただの死刑囚が何様のつもりなんだ?」


「アハハハハハハ。光一、愚かな赤ちゃんが何か言っているわね。ふふふっ」


「わ、笑うなぁ!誰が赤ちゃんだ!俺様は俺様だ!ふざけんな!」


「いやいや、ふざけてんのは君の方でしょ?そりゃ笑いたくもなるよ。俺様は俺様などと意味不明な事を言っていたらね。それも『おぎゃぁ』って騒いだり、お漏らししたりどう考えても赤ちゃんだ。ジェロルドさんどう思う?」


「アハハハハハハハハハハハハ……お腹痛い」


「ブリタニア、大丈夫?」


「だいじょばない」


「笑いを禁止する結界を張るね~はい!オッケー」


「光一、ありがとう」


「ふっ、本当に頭の悪い愚か者だな。こんなのが息子だと思うと気分が悪い」


「おい!クソジジイ!息子に向かって失礼だろうが!」


「クソジジイとか言うお前に言われたくないわ馬鹿者!」


「おい!そこの間抜けな顔をしたお前!死刑を取り消せ!」


「地獄行きが確定しても反省せずに罪を重ねに重ね続ける。お仕置きが必要だと思うけど、親としてジェロルドさんどう思う?」


「国王陛下のおっしゃる通りですね。この愚か者にお仕置きをしてあげてください」


「という訳で君は明日から1日1回死刑の予行練習をする事に決定しました!おめでとうございます!なお、お漏らしする度に回数は日に日に増えて行きまーす!明日、2回お漏らししたら次の日は3回に、明後日、6回お漏らししたら9回になりまーす!」


「は?」


「イブ、そういう事でよろしくね」


「ふひっ。光一さん分かったわ」


「お、おい!そこのお前!何の権限で言っているんだ!人権侵害だ!」


「宗主国の国王権限ですが何か?人権侵害?ただの死刑の予行練習だよ?あーそうそう。アドバイスしておくね。運動の時間や食事の時間に死刑執行の可能性もあるよ?だって刑務官さんだって今日みたいにお漏らしされたら困るからね。あっイブ!刑務官さんが気の毒だから、この愚かなオークにおむつをさせてね」


「ふひひっ。光一さん了解よ」


「お、おむつだと!?俺様を赤ちゃん扱いするな!それと……う、運動の時間や食事の時間に死刑執行の可能性だと?」


(ジョボジョボビチョビチョビチョ…ブッチブツチチブチチチ……プ~~…バタッ)


「うわぁ!小と大を漏らして、おならまでして気絶したぁ!親子だなぁ。臭いを防ぐ結界発動!」


「うわぁクッサッ!こ、国王陛下が結界を張る気持ちが痛いほど分かった。うわぁ臭いぃ!」


「オイッ!ホラッ!囚人番号6番!起きろ!」


 刑務官さんは元防衛大臣の息子の頰をベシベシ叩いている。お疲れ様。


「ハッ!またぁ?もう最悪だ!おい!クソジジイ!何、鼻を押さえているんだよ!」


「臭いからに決まっているだろうが!そんな事すら分からないのか!愚か者が!」


「おいっ!失礼だろうが!謝れ!」


「誰が謝るか!」


「お、おいっ!間抜け顔のせいだぞ!俺様に謝れ!」


「何で謝る必要があるの?わけがわからないよ。あー赤ちゃんにアドバイス。靴音がしたら便器に座ろうね」


「は?誰が赤ちゃんだ!ふざけんなっ!」


「はぁ……大体さぁ。トイレに行きたいならちゃんとそう言って?良い?そういうのはトイレでするモノなんだよ?分かる?赤ちゃんだから何度も何度も言わないと分からないのかな?」


「バカにするなぁ!誰が赤ちゃんだって言ってんだろうが!ボケェ!」


 あっ応援の刑務官さんが来た。


「おい!囚人番号6番!片付けろ!自分の檻で漏らすならまぁだ良い!良くないがまだマシだ!ここで漏らすなよ!最悪だ!片付けろ!」


「う、うるせー!俺様のせいじゃない!あいつのせいだ!全部、全部あいつのせいだ!お前が片付けろや!」


「囚人番号6番!指示に従え!片付けろ!」


「そうだ!自分で片付けろ!このバカ息子が!」


「あー!分かったよぉ!」


「クッサ」


「おい!クソジジイ!失礼だろうが!」


「臭いモノは臭いんだ!国王陛下、お帰りください。お見苦しいでしょうし。私も逃げたいので!」


「おい!おい!クソジジイ!お見苦しいって何だよ!おい!逃げるって何だ!」


「それじゃ皆、先に部屋を出て。僕は笑いを禁止する結界と臭いを防ぐ結界を解除するから」


 皆、のぞみ以外は急いで部屋を出て行った。


「お、おいぃ!臭いを防ぐ結界ってなんだ!失礼だろう!」


「お前に失礼とか言われたくないからね……魔法解除!逃げろぉ!」


 僕は部屋を出た。その後にのぞみが部屋を出てきた。


「僕とのぞみに浄化魔法っと。それじゃ皆、光一の住居用プライベートエリアにある僕の部屋に行こう。アイスティーでも飲んで落ち着こう」


「光一、分かったわ」


「それじゃ行くよ」


 皆が頷いたのを確認して僕の部屋に戻って来た。……親子だなぁ。

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