59 ウェディングドレスの選択と倒れる国王
1年5月29日
魔導自動車で案内コースの皆様が帰ってきた。
皆、驚愕と満足と色々な感情が混ざった顔をしていた。
そりゃそうだろう。この学園都市はとある物語を参考に計画的に作った最先端の都市なのだから。
……街中に風車はないけどね。治安も本当の意味で良いし。
中には車酔いした人もいたので治癒魔法をかけて回復させてあげた。
転移魔法のゲートで皆様を国に送り届け、最後にグラウベ聖国の教皇様と聖女様が残った。
「教皇様すみません。結婚式の衣装を選ぶのに少しだけお時間いただけますか?」
「えぇ、構いませんよ」
「1点確認なのですがグラウベ聖国では結婚式の後に披露宴はするのでしょうか?」
「披露宴ですか?パーティーみたいなものでしょうか?えぇしますよ?コウイチ様の故郷ではどんな流れだったのでしょうか?」
日本の一般的な教会式の結婚式と披露宴の流れについて教えた。
「なるほどウェディングケーキと2種類のドレス良いですね。ケーキとやらは私達では作れないと思いますのでコウイチ様の方で用意していただけますと幸いです」
「はい、分かりました。ドレスなのですがこんな感じのデザインが私が元いた世界では一般的なのですがどうでしょうか?」
「素晴らしいデザインですね」
「私も素晴らしいと思います」
「先程、意味とともに説明させていただきましたが白いドレスを最初に着て、途中からカラードレスになります。カラードレスですが何色が良いでしょうか?」
タブレット端末を見せて色とデザインを見せていく。
「あ、この青いカラードレスが良いと思います」
「そうですね。私も良いと思いますよ」
「そうですか。それではドレスもこちらでご用意させていただきます。後はお任せしてよろしいでしょうか?」
「はい、後はお任せください」
「分かりました」
「それでは今日はこの辺で失礼致します。転移魔法をお願いします」
「はい、分かりました」
転移魔法のゲートを開く。
「それでは今日はありがとうございました。失礼致します。」
「失礼します」
「はい、こちらこそありがとうございました」
これで全員帰った。ふぅ、やっと終わった!流石に色々と疲れた。
でも今回の会議によってやることが山のように増えたんだよなぁ。
まずは同時並行でやっていこう。まだ昼だ。よし!決めた!
「ブリタニア、ナビィ、エイドちょっと良いかな?」
「どうしたの?」
「「はい」」
「まずナビィ先日やっていた壁の建設作業はこれから作業を始めて今日中に終わると思う?」
「日が暮れるまでには終わりますね」
「よし、分かった。それじゃ3人で壁の建設作業を進めよう」
まずはゲートで前回の建設現場に行ってと……壁の建設作業始めますか!
「はぁ疲れた。みんなお疲れ様」
「私も流石に疲れたわ」
「ナビィ達は大丈夫です」
「それじゃナビィ、悪いんだけどアイオライトに前回伝えた作戦の実行を伝えてもらいたい。フォルター帝国内の監獄はゼオライトに指揮させて数人でやっているはず。200万人の軍勢を集められるはずだが認識に誤りはないよな?……ここのところ色々とありすぎて記憶がパンクしそうでな」
「認識に間違いはありません。偵察用ドローンを大量投入し赤外線カメラと情報を共有させて作戦を進めるようにアイオライトさんに伝えます。……ですがマスターあまり無理して働きすぎないでくださいね」
「忠告ありがとう。それじゃ北の制圧は任せた。僕とブリタニアは今日は学園都市のホテルに泊まってゆっくりするわ」
「そうね。そうしましょう」
「そうしてください。では北の制圧作戦は任せた」
「了解です」
「では帰ろっか」
「うん!」
ゲートを開いて帰った。ホテルの廊下まで来たがマズイ何だろう?倒れそうだ……
「ちょっとあなた大丈夫?もしかして魔力切れ…な訳ないか」
「だ、大丈夫。ははは魔力量は異常に多いからなその可能性はない」
一応、ステータスを確認するが残量は余裕である。
「多分、ここのところ緊張状態が続いて疲れているだけだよ」
「明日は1日休んだ方が良いんじゃない?」
「いや、そうはいかない元フォルター帝国の国民の状況が心配だ」
「それは……そうだけど。映像投影で状況を説明してエテルノに対応をお願いすれば?」
「しかしエテルノの人員が……」
「あなた、疲れすぎて脳が働いていないわよ。エテルノならナビィにお願いして増員すれば良いわ」
「そうか……そうだよな…………」(バタン
投稿主の一言
「真面目な人ってあと少しあと少しだけだからと言って無理しすぎて身体を壊すんですよね」





