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53 3人目のお嫁さんとオース王国との外交

 1年5月28日


 ナビィとエイドが現れた。なんで呼んだのだろう?


「コウイチにリア王国を平穏に併合する方法を教えてあげて」


「なんだそんな事ですか?」


「マスター頭固くなっていますね」


「良いですか?エイドとしては『リア特別自治区』として今までと何ら変わらない状態で一時的に併合すれば良いと思います」


「ほう?というと…?」


「一時的に併合しマスターとリアさんとの間に子どもが生まれたらその子に王になってもらって『リア王国』が復活するんです」


 子どもと聞いて何だか赤面した気がする。リアさんも顔赤いし。


「な、なるほど…その間は誰が統治する?僕は流石に面倒見きれない」


「エテルノに補佐してもらえば良いとナビィは思います」


「しかし、エテルノは『人類が構成する組織の首長となることを禁止』している」


「はい、もちろん理解しています。その上で私は補佐と言いました」


「どういうこと?」


「つまり併合している間のトップは名目上マスターがなりますが実際の統治はエテルノに『補佐官』としてお願いすれば良いんです」


「それは可能なのか?」


「はい。首長になるわけではなく『補佐』。誓いの3つ目『人類社会を補佐、貢献する存在であることを誇りとする』に該当しますから可能です」


「なるほどな…ナビィとエイドありがとう」


「はい、また何かありましたらお呼びください。では…」


 ナビィとエイドは消えていった。


「なるほど分かった…しかし本当に結婚相手は僕で良いのか?」


「あなたじゃないと嫌です!…それとも私は嫌いですか?」


「はぁ…女の子ってずるいよな。嫌いなんて言えるわけがない正直、かわいくて好きだよ」


「き、嫌いって言葉がでた瞬間、泣きそうになったじゃない!バカ!アホ!」


「散々だな…悪かった。ところで結婚式は2ヶ月後にリア王国の広場で行うということで良いか?」


「なんで2ヶ月後なんですか?」


「理由は2つ。1ヶ月後に聖女様との結婚式があること。2つ目は囚人共の処分」


「聖女様とも結婚するんですか!聞いてないですよ!」


「さっき決まった事だからな。やっぱり3人目は嫌か?」


「いえ、私は全然何人目とか気にしないよ」


「悪いが2ヶ月後まで待ってほしい。その代わりと言っては何だが引き継ぎという形でエテルノを何人か派遣するから仕事が楽になるはずだ」


「うん待つわ。それから配慮たすかるありがとう」


「詳しい話は部下と一緒にしよう。とりあえず結婚よろしく」


「うん、分かった。よろしくね。それじゃ失礼するわ」


 リアが帰っていった。


 さっきこれ以上、嫁が増えない事を切に願うって思ったけどさ…フラグ回収早すぎないっ!?

 とか思っていたらまた電話が鳴った。


「はい?もしもし」


『国王陛下、オース王国さんが面会したいとおっしゃっておりますがいかがいたしますか?』


「分かった。部屋まで案内してもらえる?」


『承知しました』


 チャイムが鳴った。


「はい」


「突然お邪魔して申し訳ない」


「いえいえ、どうぞお座りください」


「では失礼致します」


 とても穏やかそうな顔をした国王だ。


「どうされましたか?」


「せっかくの機会ですのでオーエス大陸に新しく来る国と交流を深めたいと思って参りました」


「ありがとうございます。友好的に交流していきたいと心から思っております」


「私も同じ考えです。争っても良いことはありません。お互い友好的に交流を深めたいですね」


「はい。ところで先程決まった事なのですが、リア女王と結婚することになりまして一時的にリア王国を併合することになります。リア女王と私の間に子どもが産まれたらその子を国王とし独立させようと考えております」


「やはりそうですか」


「やはり…と言いますと」


「リア女王は前国王によるこれまでの扱いにより国を治める能力に心配がありました」


「私も政治や経済といった知識があまりないので似たようなものですが」


「いえ、あなたは専門外なことは部下に頼んだり出来るのでこのような素晴らしい国造りが出来ているのだと思います」


「ありがとうございます」


「リア女王は前国王による負の遺産の後始末をしないといけないので大変だろうと心配していたんです」


「…そうだったんですか」


「大和王国さんなら問題を解決してくれるだろうと信じています。私はあなたと直接こうやって話して確信しました。大和王国さんは他国を侵略したり力で従わせるような事をしない。つまり我が国の脅威とならないと感じましたので一時的な併合のお話も問題ないと思っております」


「ありがとうございます。そうですね。もちろん喧嘩を売られたら舐められないようにしますが、友好的な国を相手にそういう事はしません。双方にとって利益にならないと考えていますので」


「そうですね。戦争はお互い損にしかならないと私も思います。これからもよろしくお願い致します」


「こちらこそ何卒よろしくお願い致します」


「では、私はこの辺で失礼させていただきます」


「はい。お越しいただきありがとうございました」

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