43 神界と被害確認
1年5月23日
久しぶりに地面が白く光っているが上が暗い空間に来た。
なんだか懐かしい気持ちだっとそんな場合じゃない。
「創造神様お久しぶりです」
「そ、創造神様!本当に天界に来たのね?私、生きているわよね?」
「コウイチくんのお嫁さん、まぁそう慌てるでない。気楽にくつろいでくれて良いぞ…というかそうしてくれ」
「あっはい」
「それで皆で来たということはやはり何かあったのか?」
「創造神様…やはりと言いますと?」
「いや、なに地球の神とコウイチくんの活躍を話しておったんじゃ。そうしたら地球の神が『不正アクセスされた気がする…はぁまたか。いくら対処してもどうしてもセキュリティホールが出来てしまう』と話しておってな。まさかワシの世界で何かあったのではないかと心配になって戻ってきたんじゃよ」
「創造神様、ナビィとしてはすぐに全ての神を招集して世界管理システムのログを確認すべきだと思います。地上では強力な魔力の衝撃波を確認しました。マスターは魔力量が多いのでその影響を強く受け、結婚指輪でもある『身代わりの指輪』が壊れました。心配なので今はブリタニアさんの指輪を付けさせています」
「なんと!?という事はコウイチくんは死んでおった可能性もあるのか!なんということだ!よし分かった。とりあえず結婚指輪じゃ。ワシから2人に『超身代わりの指輪』を渡す。とてもレアなアイテムじゃよ。何度でも死を防いでくれるアイテムじゃ」
「「ありがとうございます」」
「良いんじゃよ。元々ワシから2人に何か結婚祝いをしたかったからの。…問題は魔力の衝撃波じゃ。すぐに全ての神を招集する。地球に旅行に行っている場合ではない」
「創造神様、ナビィとしてはオーエス大陸が震源地な気がします」
「ほう、そこまで分かっておるならありがたい。根拠があるんじゃろ?」
「オーエス大陸に配置していた偵察用ドローンが全機、消息を絶ちました。オーエス大陸で何かが起こった可能性が高いと思います」
「魔力の衝撃波は前代未聞…いや、かなり昔に一度だけあったが原因の特定が出来なかったんじゃ。これはワシの予想になるが何者かが個人あるいは集団で世界管理システムの設計にない…いや、システムのバグを使われた可能性が高いと思う」
「世界管理システムのバグですか…チートな僕が言うのもなんですが何者かが不正にチートを使ったと?」
「君の場合は言ってみればサブGM権限があるから問題ない。ネトゲだとGMが壁にめり込んだプレイヤーを助けるために壁に入り込んだり壁を透過したりするじゃろ?GM権限のない者、あるいは者達が不正にチートを使った可能性が高い」
「なるほど確かにそうですね」
「分かった。世界管理システムのログ機能を一時的に強化する。特にオーエス大陸は注視するようにする」
「各地で魔物がスタンピードを起こしているようじゃから君たちも気をつけてな。場合によっては協力をしてもらうかもしれん」
「はい。何か協力できることがあれば全力で協力します。『身代わりの指輪』が無かったらと思うとゾッとします」
「そりゃそうじゃろう…怖い思いをさせてすまなかった」
「いえ、創造神様は悪くありません。悪いのはチートを使った犯人です」
「そうか…そうじゃの。2度3度と起こることがないようにしっかりと監視を強化する」
「はい、よろしくお願いします。それでは失礼します」
城に戻ってきた。状況を確認しよう。
エテルノ達が各地で頑張ってくれておりこちらの被害は無しと。
とりあえず良かった。
「マスター、オーエス大陸で消息を絶った偵察用ドローンは全て回収できました。早期警戒管制機(AWACS)を派遣し、新しい偵察用ドローンを投下、最終地点のGPS情報を頼りに全て発見し回収しました」
「そうか。とりあえず他国に奪われずに済んで良かった。
後は夜が明けてから色々と確認しないとな。
眠いし疲労感が強いから今日は早めに寝よう。
1年5月24日
朝9時に目が覚めた。すっかり疲れはとれた。
まずは朝食を摂ってリーベ王国の特命全権大使であるシルヴァンさんに会おう。
ブリタニアさんも気になるからと言うことで一緒に行く。
「シルヴァンさん、朝早くからすみません」
「いえいえ、例の件ですよね」
「はい、スタンピードの被害はどうですか?」
「ブリタニア様から連絡いただいたのと冒険者ギルドにタカナシ様が連絡をしていただいたので早期に対応が出来ました」
「そうですか」
「はい…ですがやはり村のいくつかは対処できず放棄する事になりました。本国では引き続きスタンピードへの対応を行っております」
「村を放棄ですか。我が国で対応できることがあればいくらでも言ってください。協力します。難民が出たら我が国で受け入れます」
「ありがとうございます。今は大丈夫ですが。もし今後何かありましたら相談させていただこうと思います」
「分かりました。それでは失礼いたします」
「ブリタニア大丈夫?」
「えぇ、今はまだ詳細は分からないけど少しでも被害が軽微であれば良いと思うわ」
「念の為、リーベ王国の王都に派遣している特命全権大使のフローライトとも連絡しよう」
「そうね」
「フローライト、久しぶり」
「国王陛下、お久しぶりです」
「リーベ王国の王都の様子はどんな感じ?」
「少し慌ただしいですが混乱している程ではありません」
「そうか。分かった。引き続き情報収集等よろしくね」
「はい、承知しました。それでは失礼致します」
「混乱していないことの確認が出来ただけでも良かった」
「そうね。王都の近くには魔物が住む森がないからというのもあるかもしれないわ」
「マスター、ゼオライトさんによるとスタンピードは片付いたようです」
「そうか。それなら良かった」
しかしまだ原因が分かっていないのが気になる。
いったい何が起こっているんだろう?また起こらなければ良いんだけど。
10,000PV(アクセス数)突破しました!ありがとうございます!
これからも頑張りますので何卒よろしくお願い致します。





