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382 横領事件撮影後の会話

 1年9月4日


「国王陛下、ノーカットで構いませんか?」


「僕は構いませんよ。繰り返しますが自信はないですがね」


「あなた。きっと大丈夫よ。みんな分かってくれるわ。少なくとも私はあなたの味方よ」


「ありがとう。ブリタニア優しいな」


「それからお父様。お父様も苦労したわね。国王に戻れる事を祈っているわ」


「ブリタニア、君にも迷惑をかけて済まなかったな。国民の皆様の前で私の代わりに謝ってくれてありがとう」


「良いのよ。親子じゃないの。今後ともよろしくね。光一。弟のメイドの件もよろしくね」


「分かっているよ。よくあの金額で弟くんの処理をしたね。よっぽど王族への忠誠心が凄いんだろうね」


「そうね。私もそう思うわ。ねぇ光一。まずはその子の面接をしてあげてね」


「もちろんだよ。僕は月35万円で考えているけどどう思う?」


「良いんじゃない?守秘義務契約含めてその金額なら妥当でしょ」


「僕はこれでも安いと思っているけどね。まぁ面談して金額は決めるよ。最悪はリーベ王国王室では無く僕の予算で出すから気にしないで」


「あなたそこまでしてくれるの?」


「僕はハミルトンくんに期待している。道を誤ってほしくない。健全な男性に育ってほしい。その為なら投資するよ」


「あなたは本当に優しいわね。ハミルトンの為にありがとう」


「その前にゴミ掃除をしないといけないんだ。残念ながら。ナビィ」


「はい」


「僕は撮影した動画を確実に全世界の人、特に各国の王に観てもらいたい。そしてリーベ王国の国民の皆様に観てもらいたい」


「はい」


「リーベ王国の国民の皆様には出来るだけ早く観てもらってアンケート調査をしたい」


「はい」


「1つは僕に対してどう思うか。神界では自信を持つように言われるけども自信はない。国民の支持率が気になる」


「分かりました」


「2つはアルバートさんを国王に復帰させるかどうか。そして3つは非公開の裁判に理解をするか。4つは横領事件をどう思うか」


「はい」


「項目が多くて悪いんだけど5つは王室は横領事件の被害者だと思うか」


「構いません」


「6つは財務大臣と全財務職員の横領及び国交大臣の横領を防げなかった事を仕方ないと思うか。これで頼みたい」


「分かりました。まず大和王国学園都市から投稿した動画も全世界が観られるようにします」


「どれくらいかかる?」


「もう終わりました」


「はやっ1瞬じゃん」


「いや、天使が多いですし工数も少ないですから。ただアクセスを許可するだけですからね」


「なるほど」


「コダマさん、アップロードしても構いませんよ。全世界の端末に通知は飛ばします」


「ありがとう」


「アクアオーラさん、各国のニュース番組で速報として取り上げて観るように促してください」


「ナビィさん、分かりました」


「特にリーベ王国についてはすぐに観るように促すと共に観た後にアンケートに協力するように呼びかけてください」


「それも分かりました」


「それからアクアオーラさん、世界各国の特命全権大使に王に動画を観てもらうようにお願いしてもらってください」


「それも承知しました。すぐに動きます」


「コダマからご報告します。動画をアップロードしました」


「コダマさん、ヒビキさん、本日はご協力いただきありがとうございました」


「いえ、国王陛下のお役に立てて私とコダマは嬉しく思っております。国王陛下、いえお父さん応援しています」


「ありがとう。僕は今、感動のあまり泣きそうだよ。全くお父さんだなんてアクアオーラだなぁ!」


「スミマセン。ですがたまには良いじゃないですか。お父さん、演説良かったよ」


「おいおい、僕を泣かせようとしないでくれ。まだゴミ掃除が残っているんだから」


「はい。スミマセン」


「いや、ありがとう。今後とも支えてもらえると嬉しい」


「はい!分かりました!それから国王陛下、各国のニュース番組の放送も完了しました」


「それも対応、ありがとう」


「光一、あなた泣きそうよ」


「うるさいなぁ!我慢しているんだからそっとしておいてくれよぉ」


「我慢しなくても良いじゃないの。人生の先輩としてお父さんどう思う?」


「娘の言う通りだ。男として我慢したい気持ちは分かる。弱い所を見せたくないのが男だよな。でもな。泣きたい時は泣いた方が気分がスッキリして落ち着くぞ」


「それも分かりますが早くゴミ掃除をしたいのでここは我慢します。それでは城に戻りましょう」


「国王陛下、分かりました。マスター頼みますから走らないでください。ゲート」


「分かっているわよ。私には赤ちゃんがいるんだもの」


 ブリタニアと一緒にゲートをくぐった。

 僕達は城に戻ってきた。


「あ、国王陛下、おかえりなさいませ。僕は今、母とニュース番組を観たところです」


「ただいま。ハミルトンくん。ニュース番組を観たんだ」


「国王陛下。僕と母は別室で動画を観てきます。観終わったら戻って参ります」


「うん、自信はないけど観てきて。少し恥ずかしいけどね。君の事も褒めておいたよ」


「こ、国王陛下、ありがとうございます。それじゃお母様」


「そうね。それでは国王陛下、失礼致します」


「はい」

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