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369 プライベートエリアと子ども

 1年9月4日


「うん。助かるよ。そして2つ目は君を既に上級神として扱う事が決まった事で天界にプライベートエリアをつくれちゃいます。まぁ簡単に言うと無限の土地が与えられる。この空間も無限に拡がっているでしょ?創造神様は質素な部屋を好まれる方なので、この様に部屋が狭いけれどね」


「そうじゃな。ワシはこの位が丁度良い。じゃが君は妻が沢山いる。無限に拡がる空間を好きに使ってくれて構わない。ワシが狭い部屋だからと言って遠慮しなくて良い。むしろワシの為にも遠慮しないでくれ頼むから。君は真面目だからこう考えるだろう。偉大な創造神様よりも大きな部屋だなんて恐れ多い。他の神々から『創造神様よりも広い部屋をつくるなんてなんて傲慢なんだ』と思われるのではないかとか考えるだろう?」


「バレましたか。流石、創造神様です。よく僕の事を理解されていらっしゃる」


「しかしな。実際は君の考えと逆なんじゃよ。『創造神様が狭い部屋だから上級神様は遠慮して狭い部屋にしている』とワシのせいで狭い部屋にしていると他の神々は思う。実際、その通りじゃし。みんなに白い目で見られる事になるのはワシなんじゃよ。この世界の神々は性格の悪い者はおらんよ。君の事を傲慢だと思う者はおらん。皆、君の性格の良さは知っておるからの」


「そうなんですか。僕、1大欲求とか言われていたので性格が悪いと思われていると思っていました」


「1大欲求というのは色欲の神になる素質があるというだけで皆、悪い意味で言っておらんよ。それで話を戻すが君ならこう言えば分かるかな?新入社員は上司に気を使って上司よりも後に帰るようにしているけど、他の部署の社員はこう思う『新入社員を先に帰らせてあげないなんてなんて酷い上司なんだ』と」


「あぁ良く分かりました。僕は気を使っているつもりでも周りは酷い上司だと思うんですね。良くある話ですね。気を使っているつもりが逆に迷惑をかけるパターン。上司が『早く帰れ』と言っても『まだ仕事があるので』とか言って残ると困るんですよね。部下を残して先に帰る訳にもいかなかったりしますし」


「流石は元社畜SE。話が早くて助かるわい。そういう事だから空間を好きに使ってくれ。あぁそうそう。ワシが君をワシの空間に呼んでいるように、子どもが成長して神になったからと言って追い出す必要はないぞ。子ども用の家を造っても構わんよ」


「下級神はプライベートエリアがないんですか?」


「色欲の神についての話をした日の事を忘れたかね?色欲の神についての話が出る前に君はワシにこう聞いたじゃろ?『もし仮に正式に神になったら、妻と子作り出来なくなるんでしょうか?』と」


「あぁ!聞きました!『正式に神になれば神界にも他の神から見られないプライベートエリアを作れる』と答えていただきましたね。つまり下級神にもプライベート空間があるんですね?」


「そういう事。僕にも一応あるよ。君の為に創造神様のプライベートエリアにお邪魔しているけどね」


「ところでこの部屋にお手洗いとかないですが、僕も神になると必要無くなるんでしょうか?」


「良い質問だね。僕達は最初から神として生み出されたから人間のように欲求がないんだ。つまり3大欲求がない。食欲も無ければ睡眠欲もない。子作りする気もない。正義の女神ちゃんが君との結婚を断ったのはそういう理由。そして君の質問には創造神様がプライベートエリアの話をした時に答えているよ『欲求も変わらんから安心せい』と」


「つまり僕達は神になっても食欲も睡眠欲もあるんですね。プライベートエリアの仕様を教えてもらっても良いですか?食欲も変わらないとなると食べ物も必要になると思うんですが、水とか排泄物とかどうすれば良いでしょうか?」


「そうだねぇ……創造神様どうします?」


「神の力を使えばモノを生み出せる。しかし神力を使う。君は世界神じゃし色欲の神だからそれなりに貯金があるが無限ではない。君が神になってから産んだ子どもは神の子じゃが、3大欲求がある。親がそうなんだから子どもも当然そうなる」


「ちょ、チョット待ってください。そうなると子どもは成長すると結婚したくなりますよね。子作りしたくなりますよね。皆、僕の子どもですよ?マズくないですか?」


「君は遺伝情報の多様性が薄れて劣勢遺伝というか壊れた遺伝子の要素が強くなり異常が生じる事を懸念しているんだよね?」


「その通り」


「安心して地上の子どもも同じだよ。君の子どもなら母親が違ければ大丈夫。倫理的にあまりオススメしないけど最悪同じ母親でもまぁ大丈夫だよ。理由は2つ。1つは君は神だから壊れた遺伝子は存在しない。母親が獣人なら獣人の子どもという風に君の遺伝子は相手に合わせる様になっている。それと同時に身体能力を底上げする。だから君の子は長生きする。そして君の遺伝子情報はランダムになる。だから子どもは母親に似ても君には似ないんだ。寂しいかもしれないけどそこは許してくれないかな?」


「僕は健康な子どもならそれ以上は望みません」


「ありがとう。最悪、同じ母親でも大丈夫な理由は君の遺伝子情報がランダムだし壊れた遺伝子がないから。2つ目の理由は君達は僕の薬を飲んで子作りしたから。僕の薬には僕の小さな部下達がいると思って。部下達は子どもの中の遺伝子に壊れた物があれば修復した。仮に母親の遺伝子に壊れた物があったとしても正常な遺伝子に修復した。だから最悪、同じ母親の子ども同士でも大丈夫。ただし、同じ母親だと子どもの遺伝子が被り易いからオススメしない。そういう事だから違う母親の子どもであれば遺伝子情報の多様性が薄れる事はない。異なる父親と異なる母親の子どもと同じだよ。難しい話だけど分かったかな?」

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