353 リーベ王国で家族会議 5
1年9月3日
皆で会議室に戻ってきた。……そう皆で。
ブリタニアの「あら?お母様も来たのね?一緒にする?」の一言で親子でする事になった。
あっ「親子でする事になった」と言っても流石に本番行為はしていないよ。身体を洗い合ったりイチャイチャしたりして、ガス抜きしてもらっただけ。
ちなみにエイリーンさんは34歳だそうだ。17歳でブリタニアを産んだのね。
エイリーンさんは34歳とは思えない程、若く見える。
「国王陛下!あなたのせいでお母様にも恥ずかしい姿を見られたじゃないですか!」
「僕のせいじゃないでしょ!ブリタニアとそれに乗っかったエイリーンさんのせいだからね!」
「確かにそうですね。お姉様!夫をお母様にさせて嫌じゃないんですか?」
「私は別に構わないわよ。だから誘ったんだし」
「お姉様はおかしいです!僕はお母様にも恥ずかしい姿を見られたじゃないですか!」
「まぁ夫をお母様に取られて少し嫉妬したけどそれも含めて楽しかったわ。ハミルトンも気持ち良かったでしょ?」
「それは……そうですが」
「それに姉弟でする時点でおかしいんだから。親子でする事なんて些細な問題でしょ?」
「そう言われると納得できないけど言い返せない」
「光一さんも流石、色欲の神になろうとしているだけあるわ。歳を取った私なんかで元気になるなんて」
「親子ですると言う背徳感が凄かったんです!ハミルトンくん君のお姉さんとお母さんはどうかしているよ」
「そうですね。僕も同感です」
「あら光一?妻の前で妻の母親で元気になるなんてあなたもどうかしていると思うけど?」
「だったら何でブリタニアはお母さんを誘ったんだ!」
「う~ん?面白そうだったから?」
「面白そうだったからって……良いかい?僕はブリタニアの為を思って君のお母さんにベッドに誘われても断ったのに!お母さんをお風呂に誘ったのはブリタニアだからね!そこの差は大きいよ!僕は妻であるブリタニアにしてもらう為にお風呂に行ったんだからね!」
「あら?そうなの?お母様」
「それは事実よ」
「あら?光一嬉しいわ。でも結局、欲望に負けたのはあなたなんだから引き分けと言う事にしましょう?」
「そう言われると納得できないけど言い返せない」
「良いじゃないあなた達、最終的にガス抜き出来たんだから。この話はこれでお終い」
「そうだね。今後について話し合いましょうか?」
「国王陛下、それにマスター。お客様が参ります」
(ドンッ)
扉を半分蹴破るような形でドアが開いた。
「警察官達、どうしてそこのゴミ虫くんを連れてきたの?僕は城から放り出すように言ったはずだけど」
「はい。言われた通り放り出しまして」
「デモ隊にもみくちゃにされて」
「私の何が悪かったか痛いほど分かったからお願いだ!国王陛下にもう一度会わせてほしい」
「と言われましたので」
「君達、4人共仲良いね。それで?そこのゴミ虫くん。何の用かな?」
「はぁはぁはぁ……城から放り出されて国民の声が痛いほど分かった。実際、痛かった。国王陛下、どうかどうかお願いします!リーベ王国の国民に謝罪させてください!この通りこの通りどうかどうかお願いします」
土下座して頼み込んできた。
この世界にも土下座ってあったんだね。
「ハミルトンくんどう思う?」
「僕は今、疲れ切って正直眠たくて考える気力もないんですが、国王陛下お願いを聞いてあげたらどうでしょうか?」
「そっかそっっか。そうだよね。ハミルトンくんの気持ちは痛いほど分かるよ。僕も同じだから。それじゃ皆さん解散して続きは明日、話し合いましょうか?」
「ま、待ってくれ。どうかどうかお願いします。お願いします。リーベ王国の国民に謝罪させてください」
「それ。今日じゃないと駄目なの?僕達眠たくてね」
「今日、今日お願いします。お願いします!」
「ブリタニア帰ろっか?」
「ま、待ってください国王陛下、新神様!どうかお情けを!この愚かな老いぼれに全国民、いや、全世界の人々に謝罪する機会をください!」
「何を謝罪するの?」
「私が国民の声を聞くことを止め、愚かにも大和王国国王陛下の忠告を聞こうともせず。愚かな理由で防衛大臣を続投させて大事件を起こし世界中の人々に多大なるご迷惑をおかけしたと共に、愚かな元防衛大臣の犠牲となった方々とそのご遺族に深く深く心から大変申し訳ないと謝罪します。本当に本当に申し訳ありませんでした!……この様に全世界の皆様に謝罪したいのです!」
「ナビィ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ」
「ナビィも確かに今日は色々とあって疲れましたが、まだ元気ですし、あなたが疲れてとても眠いのは今日色々とあった事もありますが、ブリタニアさんとエイリーンさんの親子でよろしくやったからじゃないですか!あの名作の感動的なシーンをそんなくだらない事で汚さないでください!」
「どうしたのナビィ?なんだか冷たいね?」
「ナビィはいつもと変わりませんよ!それで?何の用ですか?」
「あぁ、そこでボロボロになって今にも死にそうな老いぼれが全世界の人に謝りたいと言うから手伝ってあげてくれない?」
「確かにボロボロになっていますが今にも死にそうな老いぼれでは……まぁ確かに今にも死にそうですね」
「でしょ?」
「分かりました。それではアルバートさんでしたっけ?着替えて来てください。警察官さん達、着替えは見たくないでしょうから見なくて良いので付き添ってあげてください」
「いや、私はこのままの姿で構わない。1秒でも早く謝罪したいんだ!」
「お気持ちは分かりますがね。その格好で謝罪されるとマスターに多大なる迷惑がかかるんですよ」
「ど、どういうことか頭の悪い私にも分かるように教えてくれないだろうか?」
「そんな格好で全世界に謝罪されるとマスターがボコボコにして無理矢理謝罪させているように見えるんですよ」
「なるほど?」
「つまりですね?あなたが心から謝罪しているつもりでも観ている人はそうは思わないんですよ。自ら謝罪しているのではなくマスターによって無理矢理、謝罪させられているように見えるんです!だから着替えて来ると共にシャワーでも浴びてキレイな格好でちゃんと謝罪してください。分かりましたか?」
「なるほど。確かにそうだ。分かった。シャワーを浴びてちゃんとした服で謝罪させていただく。警察官さんよろしくお願いします」
「あ、僕からも警察官さん達にお願いします。見たくないだろうから裸とか見なくて良いからね?」
「国王陛下分かりました。我々の為にもアルバートさんの為にも見ないように付き添いさせていただきます!」
「それじゃよろしくね」
「ハッ!失礼します!」
皆、一斉に敬礼すると連れて行った。
ホントお疲れ様です。





