352 リーベ王国で家族会議 4
1年9月3日
「国王陛下、アルバートが愚かで申し訳ありませんでした。ですがお願いがあります!城のスタッフを解雇しないであげてください。あなたが問題だと思う大臣は解任しても構いませんが、メイドなどのスタッフは解雇しないであげてください。お願いします。その代わりに私とハミルトンの生活費は私が身体を売ることで稼ぎます。私は本気です!これでも元王妃です。歳は取っていますがそれを利用すれば多少は生活費くらいは稼げるでしょう」
「お、お母様!?」
「ブリタニアさんのお母様、ハミルトンくんは頭が良いです。あなたの言った事も理解しているでしょう。だから驚いたのでしょう。お願いですから年頃の息子さんの前でそんな事は言わないでください。僕はそこまで鬼ではありません。あなたとハミルトンくんの生活費はちゃんと支給しますし、城から追い出す気もありません。メイドなどのスタッフを解雇しないのも構いません。それはあなたに必死で頼まれたのもありますが、城のスタッフも色々な事情があるでしょう。いきなり解雇するなんてそんな酷いことは流石の僕もしませんよ」
「ありがとうございます。ですが私は元王妃です。もう王妃ではありません。国民の税金で生活するなんて事が許されるとは思っておりません。かといって私に出来る仕事はありません。身体を売ることしか出来ない愚かな女だと思ってください。私は身体を売ります。あなたは優しいですが王妃で無くなった時点で夫のように城から追い出されても仕方がないと私は思っております。王妃で無くなった時点で国民の税金で生活するなんてそんな恐れ多い事は私はしませんよ。私は夫のように自己保身を主張するつもりはありません。女として覚悟は出来ています。どうかどうか止めないでください。お願いします」
「国王陛下、アクアオーラからもエイリーンさんは本気の目をしているとご報告致します。国王陛下の温情を誘うためではありません」
「エイリーンさん。僕の精神衛生上の為にも勘弁してください。あなたはブリタニアのお母様です。妻の母親に身体を売らせるなんて事はしたくありません。容認出来ません。あなたは王妃で無くなったかもしれませんが、ハミルトンくんのお母様です。次期国王のお母様です。税金で生活しても何の問題もありません。ハミルトンくんの立場も考えてあげてください。ハミルトンくんが国王になった時にお母様が身体を売って生活しているなんて国民に知れ渡ったら大問題です。どうか僕の為にも止めてください。リーベ王国の国民に『大和王国国王は非情な人間で妻のお母さんであっても身体を売らせて生活させる酷い人間だ。次期国王のお母さんに身体を売らせるなんてなんて酷い国王だ』って思われる事になります。僕はリーベ王国民を怒らせる事になります。それともあなたはそれが目的ですか?実は僕の事を恨んでいるんですか?」
「お母様、私の為にもお願い。私は辛いわ。同じ女だからこそ辛いわ。大和王国国王であり新神である夫の為にもどうか考えなおして。お願いだから」
「わ、私はそこまで考えていませんでした。大変失礼致しました。お恥ずかしい限りです。私はあなたを恨んでなどおりません。本当です。少し冷静になって考え直しました。税金で生活する以上は次期国王のハミルトンを正しい方向に教育して過ごします」
「エイリーンさん。ハミルトンくんの為にも程々にお願いします。僕はハミルトンくんの年齢の頃は遊んで暮らしていました。もちろん勉強はしていましたが、色々と遊んでいました。エイリーンさんのお話の後だから誤解されないように言っておきますが、遊ぶと言っても女性とではありませんよ!この世界に来る時に創造神様に20歳まで若返らせてもらえましたが32年間女性とは一切、お友達すらいませんでしたからね!遊ぶと言っても趣味ですよ!勘違いしないでくださいね!」
「お恥ずかしい話を蒸し返さないでくださいよ。もちろん分かっていますよ。ハミルトンもそうよね?」
「え、えぇ、も、もちろんですよ!」
「ほらー!ハミルトンくんが誤解しちゃってたじゃないですか!ハミルトンくんは年頃の男の子なんですから頼みますよ」
「ハミルトン誤解してたの?」
「し、してないですよ。はい」
「正直に言いなさい。怒らないから」
「はい。誤解していました。スミマセン。ですがお母様が悪いんですよ!僕もそういう歳なんですから!」
「ハミルトン、お姉ちゃんに正直に言いなさい。恥ずかしい事でもなんでもないから。1人でしているの?」
「は、はい。お風呂で1人でしています……毎日」
「お母様、男の僕から言っておきますが、それは健康的な証ですからね!責めないであげてくださいよ!ハミルトンくん、恥ずかしい事でもなんでもないから安心して。僕も君ぐらいの歳の頃は毎日1人でしてたから」
「あら?ハミルトンも大きくなったわね。お母さん嬉しいわ。国王陛下、私も女性とは言え分かっていますよ。それが正常である事は。本当ならそろそろ結婚相手を決めてあげる必要がある年頃よ」
「お姉ちゃんも嬉しいわ。弟が健康的に成長していて」
「あのお母様とお姉様、恥ずかしいんですが。勘弁してください」
「年頃の男の子の前で身体を売るとか言うエイリーンさんが悪いんですよ!ハミルトンくん、気持ちは分かるよ。そんな事、親や姉に言いたくないよね。君も大変だね」
「わ、私のせいですか?そうね。ハミルトンお母さんが悪かったわ。もうあんな事は言わないから許して」
「次期国王の僕の為にもお母様、頼みますよ。本当に。なんで僕が恥ずかしい思いをしているんだろ」
「ハミルトンくんは本当に頭が良いな。僕は君が羨ましいよ。僕思うんだけどさ。君、国王にならない?それとももう少し遊んでいたい?僕は遊んでいたい気持ちは分かるよ。僕が仕事を始めたのは20歳超えてからだから」
「スミマセン。もう少し自由に遊んでいたいです」
「そうだよね。気持ちは分かるよ」
「ハミルトン、次期国王として婚約相手を探しましょ。公爵家に17歳くらいの可愛い女の子がいるんだけどどう思う?」
「僕は年下の女の子が良いです。歳上だと尻に敷かれそうで。なのでお母様、僕にはまだ早いです」
「あー!僕もその気持ち分かるわ。そうだよね。年下が良いよね」
「あなたも年下だものね」
「僕の場合は中身が32歳のおっさんなので、娘のような年齢の女の子が妻な事に多少は罪悪感を感じるんだけどね」
「良いじゃない!今は若返って20歳なんだから!丁度良いわよ」
「まぁ、そうなんだけどね」
「お姉ちゃんもハミルトンの結婚相手は3歳くらい年下の子が良いと思うわ」
「ハミルトン!公爵家に12歳の可愛い女の子がいるわよ!」
「まだ12歳じゃないですか。ですからお母様、決めるにはまだ早いですって」
「そう?」
「それよりも僕はお手洗いに行ってきます」
「ガス抜きしたくなったのね?ハミルトン。久しぶりにお姉ちゃんとお風呂に入りましょ。スッキリさせてあげるわ」
「お、お姉様、恥ずかしいんですが」
「恥ずかしがることないわよ。夫のガス抜きをいつも手伝っているからお姉ちゃん上手いわよ」
「(ゴクリ)お、お姉様、恥ずかしいですがそこまで言われると我慢できません。お手柔らかにお願いします」
「それじゃお姉ちゃんとお風呂に入りましょ!」
「姉弟でする事に背徳感があるんですが……よろしくお願いします」
「お姉ちゃんに任せなさい!」
「ブリタニア、大丈夫だと思うけど念の為に言っておくわ。姉弟で子どもが出来るような事はしないように!」
「お母様、流石の私も分かっているわよ。光一ともそうだけど本番行為をするのはベッドだけよ。そうよね?光一」
「うん。まぁね。エイリーンさん。僕達の場合、ベッド以外、大浴場や風呂場等では本番はしません。だって床、痛いじゃないですか」
「あら?そうなの?タオルとか敷いてしていないの?」
「わざわざそんな事をするならベッドでしますよ。滑って転んでも危険ですし、ベッドはふかふかですから」
「ふふふっ確かにそうね」
「ほらハミルトン行くわよ!案内して!」
「お姉様こちらです」
「メイドとはしないの?」
「……したことがあります。た、ただし子どもが出来るような事はしていないのでお母様も安心してください!」
「あら!健康的で良いわね!お姉ちゃん嬉しいわ!あなたも来る?」
「ぼ、僕は我慢するよ」
「あっそう」
「あのぉエイリーンさん止めなくて良いんですか?」
「姉弟でする事は流石に止めたいけど私のせいだし今日だけは許してあげるわ」
「メイドさんとする事はどう思われますか?」
「はぁ……男の子だもの。仕方ないんじゃないかしら」
「僕は羨ましいですよ。僕は32歳まで1人で済ませていたので」
「あら?あなたは今は毎日しているんでしょ?良いじゃない!」
「な、なんで知っているんですか?」
「そりゃあれだけの妻がいる男性なら当然でしょ?」
「ご理解いただきありがとうございます。ですがこれだけは言っておきます娘さんもそうですが妻が傷ついたり嫌がる事はしていません!」
「それだけ聞ければ十分よ。これからも娘をよろしくね」
「はい!」
「あなたも正直、こんな話をしていて辛いんじゃないの?私で良ければベッドでしてあげるわよ」
「とても魅力的なお誘いですが生命神さんの強力な指輪があるので大丈夫です。それにブリタニアに申し訳ないので」
「あなたは妻思いね。母親として嬉しく思うわ。それならハミルトンと一緒にブリタニアにしてもらったら?あなたの改装工事のお蔭で十分広いお風呂だから大丈夫よ」
「もう!せっかく我慢していたのにあなたのせいで我慢できなくなったじゃないですか!」
「我慢は身体に良くないわよ。案内するわ。ついてきてください」
「お願いします」





