339 色欲の神
1年9月3日
「正義の女神様、今後、僕はいただいたご意見を元に気を付けるつもりではいますが、もしもしですよ?僕の心が折れる何かがあれば説教してください。そして抱きしめさせてください。出来ればお胸も揉ませてほしいななんて……ブ、ブリタニア!冗談!冗談だから怒らないで!その時は妻の胸を揉ませてもらうから!」
「は、はわわわ~!説教だなんて恐れ多いですがお話は今後もさせてください。仲良くしてください。抱きしめるのは構いませんが、お胸を揉むのは恥ずかしいのでご遠慮ください」
「分かりました。僕のモットー……つまり大事にしている事は女性を傷つけない事です。女性が嫌がる事はしません!絶対に!」
「はぁ……あなた。結局あなたは妻の胸は揉むのね。別に構わないけど。それであなたの心が癒やされるのなら」
「僕の心を癒やす重要な要素です!抱きしめてもらうのも嬉しいですが妻の胸を揉めば心が癒やされます!」
「は、はわわわ~!やはり1大欲求の塊です!」
「そうだね。光一くんの人間味でもあるから良いんだけどさ。生命神としては子沢山は喜ばしいし」
「創造神としても羨ましいくらい欲求に忠実というかなんというか健康的で良いと思うぞ」
「あなた。あまりにも欲求に忠実過ぎて1大欲求の塊とまで言われているけど良いの?」
「良いさ。事実だし。今後、その方針を変えるつもりもないし。僕の心の平穏の為にもね。もちろん女性が嫌がるならしないけど」
「はぁ。1人の妻としてあなたの欲求はいつでも受け入れるわ」
「いやいや、嫌な時は嫌ってちゃんと言って。僕は女性を傷つけたくない。これは絶対!」
「分かったわよ。ないと思うけど嫌な時は嫌と言うわ。まぁ例えば大衆の面前でされるのは恥ずかしいから嫌かな?」
「僕はそんな事はしないよ!あっ創造神様、大事な事なので聞いても良いですか?」
「何じゃね?何でも聞いてくれ」
「もし仮に正式に神になったら、妻と子作り出来なくなるんでしょうか?胸を揉めなくなるんでしょうか?人間の本能としての欲求が無くなるんでしょうか?」
「お、おう。地球の神話にもあった気がするが子どもは作れるぞ。当然、子作りは出来る。快楽とか含む感覚は今と変わらない。正式に神になれば神界にも他の神から見られないプライベートエリアを作れるぞ。公衆の面前で無ければ好きに揉めば良い。欲求も変わらんから安心せい。正式に神になってから産まれた子どもは神の子じゃ。ここで言う神の子とは成長すれば正式な神になる。そういう事じゃから好きなだけ子どもを産んでくれれば神界の為にもなる。あぁ子どもを望まないのなら避妊も出来るから安心すると良い」
「やったね!ブリタニア!夫婦の大切なコミュニケーションが正式に神になってからも出来るよ!」
「そ、そうね。良かったわね。私はあなたが色欲の神と呼ばれないか心配だわ」
「あぁ、ブリタニアさん。安心して「~の神」と言うのは正式な役職で無ければ呼んだらいけないから。まぁ光一くんの場合は『色欲の神』にもなりそうだけど……でもそうなると役職が複数ある事になる。そうなると立派な上級神なんだよ。僕とローズさんは役職が1つだから下級神。上級神は創造神様と同格になるから凄い事だよ。まぁ神の子どもがいる時点で一目置かれる存在になるんだけどもね」
「何で神界に空きの役職が山程あるのに生命神さんは兼任しないんですか?」
「それは単純に能力がないから。僕は創造神様が処刑された時に冗談半分だと思うけど創造神にならないかと言われたよ。でも僕には兼任する程の能力はない。その点、光一くんはそのままの生活を続ければ世界神と色欲の神を兼任出来そうだね」
「あのぉ色欲の神って嬉しくないんですが拒否出来ないですか?」
「拒否は出来るけど……色欲の神も大切な役職だよ?地上はともかく神々で馬鹿にする人はいないよ。皆、尊敬するよ。1大欲求よりは良いと思うんだけど」
「そう言われてみると良い気がしてきました!ブリタニア!僕、上級神になれるかもよ!」
「色欲の神だから複雑な心境なんだけど上級神の妻なら良いのかな?」
「良いどころじゃないよ!こういう言い方はなんだけど光一くんが正式な神になるとブリタニアさん達は光一くんの付属品扱いなの。神の下っ端と言ったところかな?もし仮に光一くんが色欲の神になれば、そうさせた君達妻は僕達、生命神やローズちゃんと同格になる。だから凄い事だよ」
「光一!あなた色欲の神になりなさい!私達も応援するわ!」
「わ、分かったよ。創造神様は上級神ですが複数の役職があるんですか?」
「ワシか?ワシは創造神以外には役職はないぞ?この世界を創った神だから上級神なだけで。強いて言うなら世界神も兼任しているかな?普段のワシの仕事はまさに世界神の仕事じゃからな。創造神として最近仕事したと言えばエテルノを人類として認めた以外にない。普段は世界の調和というか人々が幸福かを監視しているだけだからな。まさに世界神の仕事じゃ」
「そういう意味で言うと光一くんは創造神様から世界神としての仕事を引き継いだ時点で僕達と同格とは言え一目置かれる存在だよ」
「あれ?僕って自分が思っている以上に凄い?」
「やっと分かった?何でローズちゃんや他の神々が新神の君を尊敬するのか。君は地球で言う南北アメリカ大陸や欧州など世界を開拓するつもりでしょ?その時点でこの世界の為になっており新神の時点から実績が増えているわけだよ。僕はあえて『増えている』と言った。既に君は知らず知らずの内に神としての実績がある。今回、リーベ王国の後始末をするのも実績になる」
「え?そんな事で?」
「言うと思ったけど最初に言ったよね。『リーベ王国の昨日の事件は神界としても容認出来ない』と。その後始末をするのも重要な実績だよ。特に後始末なんてかなり面倒だし。神々は基本的に地上に直接介入できないから実績を増やすのが難しい。でも君は新神で自由に地上で動けるから実績を作りやすい。それでは実績とは何かと言うとこの世界の為になる事をしたかと言うこと。人口を増やす政策をした事も重要な実績だ」
「なるほど」
「僕が冗談半分で創造神にならないかと言われたのは神々の中でも僕は地上にちょこちょこ現れてこの世界の為になる事をしているから。君に比べれば少ないけど神々の中では実績が多い方だから。僕が一時期創造神様の代わりに君の窓口役になったのも、君と仲が良いというのもあるけど、それなりに実績があるから」
「そうなんですか?」
「うん。因みに今回、君に頼まれてローズちゃんと僕が地上に降りたのも実績になる。特にローズちゃんは事件の解説という重要な仕事をしたからかなりの実績になっている。そうだよね?ローズちゃん?」
「はい!お蔭で自信がつきました!ちゃんとした実績が出来たので!」
「君は何気なく銅像を設置しているけどね。銅像に向かって人々が祈りを捧げたり尊敬したり触るだけでも僕達の実績になる」
「え?そうなんですか?そしたら不公平な気がしてきた」
「あぁ気にしなくて良いよ実績と言っても些細なものだし、それに君がそこに銅像を設置するのはそれなりの理由があっての事でしょ?だから神々の中で文句が出たりしないよ」
「それなら良かった。僕がローズちゃんを自分の国の庭に銅像を設置するのは地球の裁判所と同じです。正義の女神だから。僕は国王として常に公平、公正で正義でありたい。そんな思いです。グラウベ聖国は宗教国家なので僕と会ってきた神々、世界各国に設置してきた神々の銅像を設置したいという思いです。ちゃんとそれなりの理由があります」
「うん。分かっているよ。この世界の神々は性格の良い人しかいないから安心して」
「分かりました!」
「それじゃ。そろそろ地上に帰ると良いよ。後始末は面倒だと思うけどよろしくね。また会おう」
「はい!それからローズさん!僕は最初にも言ったようにあなたの事を尊敬していますし好きです。結婚したいくらいです。今後とも仲良くしてください!お願いします!」
「はい!ありがとうございます!結婚は無理ですが、お友達として仲良くしてください!私もあなたの事を尊敬しているので」
「あのぉ、因みになんですが何で結婚は無理なんですか?」
「この世界の神は基本的に結婚しません。それにあなたには既に沢山の妻がいるのでその関係性を邪魔したくありません。私も正義の女神としての仕事がありますし。恋愛より仕事人間と言えば地球人のあなたなら分かると思います」
「なるほど。理解しました。そこまで言われたら諦めます。それならお友達として仲良くしてくださいね」
「はい!こちらこそよろしくお願いします!」
「ブ、ブリタニア睨まないで。今日は2人きりだし後で2人で仲良くお風呂に入ろうよ」
「それなら許す!」
「ちょろい」
「あぁ?何か言った?」
「ごめんなさい。冗談です」
「私もね。怒る時は怒るわよ」
「ごめんなさい。もう言いませんからお許しください。後でお風呂で仲良くしてください!」
「全く。困った夫だわ。お風呂で覚悟してなさいよ!搾り取ってやるんだから!」
「お、お手柔らかにお願いします。それでは失礼します」
「私も失礼します」
「うん。またね」
「また会いましょう!」
「後始末よろしく頼む」
「はい!」





