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338 ローズから光一にアドバイス

 1年9月3日


「光一さんの噂は色々と聞いています。天界では大人気ですから!」


「生命神さん。そうなんですか?」


「君はこの世界の力を使わず自力で神になった上、性格も良いからね。1大欲求が強いけどそれも含めて人間味があって好まれている。このまま地球のSFによくあるロボットのような機械人間にならないでほしいと皆が思っている」


「光一さんはこれからリーベ王国の後始末に行きます。その前にローズから光一さんの今後のために言っておきたい事があるんです」


「何でしょうか?」


「あなたはスパイの親子の件で罪悪感に苦しんだと聞いています。あなたは心優しい方ですから気持ちは分かります」


「はい。今では大丈夫ですが大変でした」


「勘違いしないでほしいのはスパイの親子が地獄に行くのが決まっているのはあなたの国でスパイ行為をしたからではありません」


「それは理解しているつもりです。これまでに色々とやってきたんですよね」


「はい。あなたは知らないと思いますが人を不幸にしたり、殺したりしてきました」


「はい」


「地獄の門番として罪にカウントするのは地上の法とは関係ありません。人を傷つけたり殺したか等です」


「はい」


「仮に2カ国が正義と正義の衝突により戦争になり殺し合いをしても地獄の門番としては罪にカウントしません」


「そうなんですか?」


「はい。ただし、その最中に自己満足の為に拷問したら罪にカウントします。犯罪や相手の情報を聞き出すための取り調べの一環として拷問するのは非人道的ではありますが、地獄の門番としては罪にカウントしません」


「なるほど」


「あの親子がやったのは国の為と言いながら自己満足の為にやった事です。なので罪にカウントしました」


「はい」


「あの親子はあなたの国でスパイ行為として捕まりました。あなたの国ではスパイ行為は死刑です」


「そうですね」


「あの親子があなたの国でスパイ行為をした事は地獄の門番として罪にカウントしませんが、あなたがあの親子を仮に死刑にしたとしてもあなたの罪にはなりません。それはあの親子が元々、地獄行きが決まっていたからではありません。地上の法でそうなっているからです。あの親子も地上の法で死刑になることは理解していましたよね?」


「はい。その通りです」


「ですから仮にあの親子を死刑にしたとしても温情により無人島送りにしたとしてもあなたは罪悪感に苦しむ必要はないんです」


「はい」


「民族や人種差別で死刑にしたらジェノサイドとして地獄の門番としては罪にカウントします。しかし仮にあなたが不敬罪を作って子どもがあなたに『アホ』とか言った事で子どもを死刑にするのは微妙な所ですがお互い罪としてカウントしません。仮にあなたが不特定多数をただ生きているだけで罪として死刑にするのは地獄の門番としては罪としてカウントしますが、例え悪法でも理解した上で法に触れる事をして死刑にするのは地獄の門番として罪としてカウントしません。ただし死刑になった人は地獄行きにはなりません。そこの線引が分かりにくいと思いますが」


「そうなんですか?」


「はい。私はあなたが悪法を作るとは思っていません。あくまで例えばの話です。つまり私があなたに何を言いたいかと言うと地獄行きになるかならないかは関係なく、地上の法を犯した人を裁くことであなたは罪悪感に苦しむ必要はないんです。仮に死刑にしたとしてもです。あなたは優し過ぎるので今後のあなたの精神の安定の為にこれだけは理解してほしかったんです」


「ふぅ……ありがとうございます。私なんか……こういう考え方が良くないんですよね。私の為にここまで詳しく解説していただいて、ご忠告いただいてありがとうございます。今後も恐らく自分の性格上、色々な事に首を突っ込むでしょう。そして昨日の事件だけでなく今後も重罪人と出会う事でしょう。その度にあなたの言葉を思い出し、時には心を鬼にして対応しようと思います」


「そうしてください」


「はい。僕は心が優しいのもあると思いますが、心が弱いんだと思います。色々な意味で甘いんです。ですが正義の女神様からのお言葉をいただき、太鼓判を押していただき、少し心が楽になった気がします。こんなに可愛い女神様が正義の女神として、そして地獄の門番として活動されているんです。自分ももっとしっかりしなきゃと改めて思いました。正義の女神様を尊敬しました。普段はローズさんと呼ばせていただきますが、今は尊敬の気持ちを表すためにあえて、正義の女神様と呼ばせてください」


「は、はわわわ~!新神様から尊敬していただけるなんて光栄です!嬉しいです!」

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