337 リーベ王国の後始末の方針
1年9月3日
天界に帰ってきた。
「あぁ~疲れました」
「僕もです。ですがローズさんカッコよかったです!尊敬しました!」
「わぁ!嬉しいです!ありがとうございます!」
「やっぱり最初に会った姿を変えたローズさんより、こっちの方が可愛いし感情豊かで素敵です」
「そうですか!そう言っていただけるととても嬉しいです!自信が出てきました!」
「それは良かったです。ブリタニアもお疲れ様」
「あなた程ではないわ。あなたも新神って感じがしてカッコよかったわよ」
「そう?それは嬉しいな」
「うん。ローズさんも光一くんも凄く良かったよ」
「生命神さん!ありがとうございます!」
「ありがとうございます」
「僕も生命神として今のローズさんは生き生きとしていて素敵だと思うよ」
「わぁ!照れますね!ありがとうございます!」
「僕はリーベ王国の後始末をしなければならないのでそろそろ地上に戻ろうと思いますが1つ良いですか?」
「なんだい?」
「ローズさんは昨日の事件の全ての関係者の処罰について語っていただけました」
「そうですね!語っちゃいました!」
「僕はローズさんの処罰を元に対応すればよろしいでしょうか?」
「私は前にも言いましたが地上の法までは把握していません。それでもよろしいでしょうか?」
「生命神としてはそれでも良いと思うよ」
「創造神としても同じ意見じゃ」
「僕は国王の立場として申しますと地上の法なんかより正義の女神様の言葉の方が上回ると思うんです」
「そうだね。生命神としてもそう思うよ。司法、裁判の専門家であり地獄の門番なんだから」
「そうじゃな。ローズの存在意義でもある。あまり神々が地上に介入することは良くないが昨日の事件は神界としても容認出来ない事態じゃ。だからローズに意見を求めた。神々が大切にしているものは日本語でなんと言えば良いんじゃろうな?『調和』かな?それとも『平穏』だろうか?言葉にするのは難しいな。平穏なら良いのかと言えばそうではないからな。数百年変化のない世界はまさに『平穏』だろう。しかし君をわざわざ他の世界からこの世界に呼んだように我々神々が求めているのはそうではない。『幸福』が一番近い言葉かな?君をこの世界に呼んだ理由はこの世界の人々の生活を豊かにする事でもあるからな」
「ローズから光一さんの今後のために言っておきます。あぁ光一さんが今後、罪を犯すと考えている訳ではありませんよ?まぁ仮にあなたが罪を犯したとしても地獄行きにはなりませんけどね」
「罪を犯す気はないですがそうなんです?神界裁判とかにかけられないんですか?」
「神界裁判にはかけられます。あなたが仮に地上の法的にも罪のない人を殺害したら降格処分や処刑になります」
「罪を犯す気はありません。ですが僕も人です。道を誤るかもしれません。なので教えてください」
「あなたは神の仲間です。何でも答えますよ」
「仮に新神の僕が降格処分になったらただの人になるんでしょうか?」
「それはありません。一度神になった者が人に戻る事はありません」
「と言う事は処刑でしょうか?処刑になったらどうなりますか?」
「ただの死と同じです。かなりの苦痛を与えられて殺されます。そして無です。地獄送りにはなりません。ただ、この世界の場合は蘇生される事が多いです。創造神様も処刑されてその後に蘇生されましたし」
「どうしてこの世界の場合は蘇生される事が多いんですか?」
「地球のように力のある世界なら新たに神をつくれますが。この世界では力が無く新たに神をつくれないからです」
「どうしてですか?」
「それは人口もありますが単純に未熟な世界だからです。地球は多くの姉妹世界?兄弟世界?まぁとにかく多くの親戚のような世界がありますので力があります。この世界もその内の1つです。まぁ日本語ではこの世界も地面が丸いので地球なんですが、この世界の名前はウトピーと言います。この世界にも沢山の親戚が出来れば力が増えますが、残念ながらこの世界は発展途上です」
「それじゃぁ僕は処刑されて終わりですね」
「いえ、あなたも蘇生されると思いますよ」
「どうしてですか?僕なんていてもいなくても変わらないと思うんですが。元々は普通の人間ですし」
「いえ、あなたはこの世界にとっては自力で神になってくれた貴重な人材なんです!」
「光一くん。君は君が思っている以上にこの世界にとっては貴重な人材なんだよ」
「僕は役職がないですが」
「今はね空いている役職は山程あるんだよ」
「ワシは世界神になってもらって世界を管理してほしいがな。ワシの代わりにこの世界を管理してほしい」
「そういう事だから君は処刑されても蘇生されるよ。あぁかなり痛いから処刑されないように注意してね」
「どう注意すれば良いですか?」
「簡単な事だよ。地上の法的にも罪のない人を殺さなければ良い。ただそれだけ。君は今は新神だから地上で自由に活動すれば良いし、仮に正式に神になっても僕達のように多少、地上に介入しても問題にならないよ」
「他に疑問はないですか?」
「今の所は大丈夫です」
「それではローズから光一さんの今後のために言っておきたい事の本題に入っても良いですか?」
「あ、そうでした。スミマセン。お願いします」
「構いませんよ」





