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323 罪悪感から開放される国王と新たな事件

 1年9月2日


「紗也華さんに来てもらって正解だったね」


「そうじゃな」


「紗也華。もう大丈夫、ありがとう」


「本当に?何なら後10分抱きしめていても良いのよ?」


「いや、その……心が温まりきったら今度は下半身に血が溜まり始めたのでもう大丈夫です」


「それは大変ね。地上に戻ったら一緒にお風呂に入ろうか?」


「とても魅力的なお誘いですが我慢……出来そうにないですお願いします」


「はぁ……光一くん健康的なのは良いけど依存症にならないか心配だから僕があげた指輪、貸して」


「は、はい!どうぞ」


「はい。これでどう」


「あ、落ち着きました。紗也華やっぱり我慢出来そうだから良いよ」


「いーや!一度、私が決めたことは取り消せません!生命神様はどう思われますか?」


「光一くんの傷ついた心を癒やしてあげて」


「そういう事だから光一!一緒にお風呂に入るわよ!」


「ありがとうございます!生命神さんも創造神様もありがとうございました。お蔭で気が晴れました」


「そっか。君のために1つアドバイスする。近い内に新たな死刑相当の犯罪者が現れると思うけど君は罪の意識を感じる必要はないから。どうせ君は首を突っ込むだろうから言っておく。さっき創造神様と僕が言ったように地獄行きになる人は家族と会えないから。それを元に説教してあげて。ついでにもう1つアドバイスすると原因を作った国に抗議する材料として最初は魔法をかけない状態で尋問することをオススメする」


「犯罪を防がなくて良いんですか?」


「理由は2つ。1つは防ぎようがない事。2つは既に決まった未来を神が介入して変えるのは良くないから。そういう事だから君は罪の意識を感じる必要は一切ない。君が罪の意識を感じたら分かっていて防がなかった我々、神々はどうなのって話になるから分かった?」


「何の事か分かりませんが、そこまで言っていただければ大丈夫です。意味があるか分かりませんが説教してみます」


「うん、それで良いよ。死刑にするかどうかは任せるけど死後の結果は大して変わらないから」


「分かりました。それでは失礼します」


「うん、気を付けての」


「はい!」


「私も失礼します」


「それじゃ行こうか?」


「うん!」


 僕達は地上に降りた。2人して真っ直ぐに風呂に向かった。

 生命神さんの新しい指輪のお蔭で着替えもみられるようになった。


「恥ずかしいんだけど!」


「ゴメン。でも美しいよ」


「ありがと!恥ずかしいけど仕方ないわね。もっと私の事をみて愛して」


「うん、紗也華は可愛いし美しいよ。愛している」


「あなたも着替えたら……あなた改めて明るい部屋でお腹周りをみるとカッコいいわね」


「そう?ありがとう」


「ちょっと!もう下半身に血液が溜まっているじゃない!ここは汚さないでよね!」


「大丈夫。不思議と気分は落ち着いているから。生命神さんの新しい指輪のお蔭で」


「なら良いけど。何がとは言わないけど立派だわ」


「ありがと」


 そうして僕達は風呂に入りさっぱりした。


「私のドライヤー使って良いから髪を乾かして。昼間から王妃と風呂に入っていたらマズイでしょ?」


「そうだね……ありがとう」


 僕はドライヤーを借りて髪を乾かした。


「紗也華。本当に色々とありがとう」


「良いのよ。困った時はお互い様でしょ?私が痴漢被害で困った時も助けてくれたし」


「そう言えばそんな事もあったね。懐かしいね」


「どう?気分は落ち着いた?」


「うん、色々な意味でスッキリした」


「そう。それは良かったわ。あなた?」


「なに?」


「愛している」


「僕も愛しているよ」


「ありがとう」


「いえいえ、こちらこそ」


「それじゃ行きましょうか」


「そうだね。もう14時かお客様には悪いことをしたな」


「あなた。それも気にしなくて良いわ」


「何で?」


「私達がフォローしてあげたから。国王は不在ですがご意見やご要望は私達が聞きますって。ついでにリア女王もいますしってね」


「リア怒ってなかった?」


「怒っていたけど無視してお客様に笑ってもらったわ」


「そっか。それなら良いのかな?」


「部屋に入るわよ」


「うん」


「みんなただいま~」


「あっ光一お帰り。仕事の方は大丈夫?」


「うん、お陰様で片付いたよ。お客様も国王不在で失礼致しました」


 お客様は拍手で返してくれた。


「ありがとうございます」


 僕は一礼した。


「さて僕はお腹ペコペコだ。紗也華も食べてないでしょ?」


「うん。私も注文するわ。今日は何にしようかな?」


 僕達2人は食事とドリンクを注文し少し遅い食事を楽しんでいた。


「マスター!大変です!大事件です!」


(ブッ……危なかった危うくお茶を吹き出すところだった)


「ちょっと!ウィンドウちゃん、光一がお茶を吹き出すところだったじゃない!声をかけるタイミング気を付けてよね!」


「も、申し訳ありませんでした。ですが大事件でして」


「ウィンドウちゃん、悪いんだけどそれは緊急事態?それとも食事が終わってからでも大丈夫?」


「犯人は確保しているので緊急事態ではありません。お食事中に失礼致しました!」


「ゴメンね。僕の都合で。ちょっと近付いてもらえるかな?耳を貸して」


「はい」


「犯人には自白魔法をかけずに尋問して録画して。その後に自白魔法で尋問して別で録画して」


「分かりました。まだ尋問はしていないのでその様に対応します」


「お願いします」

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