319 クリニックとサイクルショップを整備
1年9月2日
2枠目は赤ちゃんを連れた夫婦が前の席まで来てくれた。
赤ちゃんは赤ちゃん用の椅子をエテルノに言って用意してあげた。
「お2人は料理を注文されましたか?」
「あ、はい!席に置いてきて後で食べようと思います」
「それでしたらこちらの席に運んで来させますね。ウィンドウちゃん、お願い」
「分かりました」
「ありがとうございます。スミマセン」
「いえいえ、お食事しながらお喋りしましょう?恐れ入りますがお名前とどこの国からどうして東京都にきていただけたのかと差し支えなければ年齢も教えていただけますか?後、お仕事も」
「私達はご覧の通り夫婦でして夫である私がお答えしますね。私はウィリックと言いまして妻はケイト。娘はジュリアです。娘の名前は尊敬しているリア女王にあやかって名付けました。私達はリア王国から来ました」
「わ、私?嬉しいわ。ありがとう。それからこの国に来てくれてありがとうね」
「こちらこそありがとうございます。恐縮です。来た理由は元々、国王陛下の凄さ素晴らしさを感じており尊敬していたのでその国王陛下の国で住みたいと考えておりましたが、産まれたばかりの子どももいたので、恐れながらどんな街か分からない不安があり躊躇していたんですが動画を観て魅力を感じて、私達夫婦と私達の両親と一緒にこの国に来ました。年齢は21歳で父と一緒に商人として食品を売る商売をしています。スーパーマーケットさんがありますが近所の方が来られて買っていってもらえているので繁盛しております。あっ妻の年齢は同い年です。僕達は幼馴染で長い付き合いなんです」
「そうですか。良かったです。卸売市場はどうですか?」
「あっはい。最初は戸惑いましたが分かりやすいモノで私達も安定して食品を仕入れ出来ているので非常に助かっています。ありがとうございます」
「それなら良かったです。前の席まで来ていただきお話させていただいて私も助かっています。どうして来ていただけたんでしょうか?」
「あっはい。卸売市場の件で直接御礼を言いたくて参りました」
「そうでしたか。何か困っていることや要望はありますか?」
「困っていること……う~んそうですね。ケイト何かあるかな?」
「子どもが産まれたばかりで定期的に通院しているんですが、今後、子どもが育つと風邪を引くと思うんです。その医療費がいくらになるのか不安なのと、子どもが成長するにつれて重くなるので負担が大きく中々、出かけられない事でしょうか?」
「ありがとうございます。とても貴重なご意見です。まず医療費についてですが病院はエテルノが働いている事もあり、子どもの病気や怪我の治療費は小学校卒業まで無料とします。ただ今後、人々が小学校を卒業し中学、高校と進学し医療系の大学に通い知識がつきエテルノの代わりに病院で働くようになると思います。人々がエテルノの代わりに病院勤務するようになると医療費を上げる事になりますが、その頃には別の医療費負担を軽減する政策をするので安心してください」
「ありがとうございます。安心しました」
「それと今のお話を聞いて色々と気付いたのでちょっと待ってくださいね」
「はい……?」
「ナビィ、現れてくれるかな?」
「はい。私は天使のナビィと申します。よろしくです」
「あなた。天使よ!天使に会えたわ!」
「そうだね。その前に今お話しているお相手は神様なんだけどね」
「本来なら恐れ多くて近付けないけど国王陛下は人を惹き付ける優しいオーラがあるわね」
「それは嬉しいです。さてナビィ、いくつかお願いがあるんだけど良いかな?」
「何でも言ってください」
「まずクリニックを整備したい。今後、子どもが沢山産まれると病院がパンクすると思うんだ。だから国営でクリニックをある程度の間隔で設置してほしい。使っていない飾りの建物とか壊して良いから。でも都庁や省庁は飾りだけど壊さないでね」
「もちろん分かっております。他にはなんでしょうか?」
「サイクルショップをつくってほしい。自転車やベビーカー、車椅子をそこで売ってほしい。自転車は地球と同じ様に後ろに子どもを載せられるオプションも用意しよう。ベビーカーや車椅子の為に電車の一部のスペースを座席を外して載せられるようにしよう」
「分かりました」
「そして自転車なんだけど道路交通法を整備して日本と同じ様に原則車道を走るようにして、交通量が多く危険な場合は歩道の車道側を走るようにしよう。ヘルメットの着用は義務化する。それからネットワークに道路交通法を分かりやすくイラスト付きで解説したサイトを用意してほしい。自転車は免許制にする。無免許運転は罰則を重くしてその他、自転車の違反行為は警察が積極的に取り締まろう。安全の為にね。だから免許センターもつくってほしい」
「免許センターですね。免許証の更新はどうしましょうか?」
「日本と同じ様にグリーン、ブルー、ゴールドにしよう。更新期間や違反の点数は日本と同じ様にしようか。ゴールドだけ最寄りの警察署で更新できるようにしよう。免許と違反点数は住民カードとサーバーに記録できないかな?」
「出来ますよ。ICチップは高性能なので。サーバーに同期も問題ありません。違反者は違反者講習をする感じですね」
「その通り」
「分かりました」
「それなら免許を住民カードに登録する際にメールアドレスを聞いて更新期間が近付いたらメールアドレス宛に案内を自動送信しよう。だからサイクルショップは住民カードを読み取る関係で国営で運営する事にする。まずは自国で法律含め整備しよう。しばらく運用して問題なければ他国にも許可を得て整備を進めよう。法律は基本的には日本と同じ様にするけど穴がないように気を付けてほしい。割と日本の道交法は考慮漏れがあるからね。まぁ軽微な考慮漏れだから問題にならずに放置されているけど。自転車の車線関係だった気がするけど、どうでも良い話だから忘れた。ナビィとウィンドウちゃん、よろしくね」
「はい!分かりました!」
「了解ですマスター!法整備が完了しましたらご報告します。恐らく明日の朝には完了すると思われます」
「早いね。ありがとう」
「ナビィ、ウィンドウちゃん国営で自転車保険を運営しよう。それもサイクルショップで行う。ゴールドなら年間3,000円、ブルーなら年間4,000円、グリーンなら年間5,000円としよう。毎年更新する際にサイクルショップに来てもらって何色かで料金を取ろう。自転車保険は義務化する。だからウィンドウちゃん、法整備よろしくね」
「法整備はお任せください」
「ナビィはシステム構築を部下に指示します」
「2人ともよろしくね。あっナビィ。電動自転車もつくろうね。それからマンションは地下か庭に駐輪場をつくろう。盗難防止の為に自転車に鍵もね」
「はい。もちろんです。様々なタイプの自転車をつくりますし、駐輪場も整備します」
「お願いします。あっ長いことお待たせしてスミマセン」
「いえ、国王陛下がお仕事されている所を間近で観られて最高でした」
「私の何気ない意見から色々と考えていただきありがとうございました」
どこかから拍手が聞こえたかと思うと皆さんが一斉に拍手した。え?何々?
しばらくすると拍手は止んだ。
「なんで拍手されたんでしょうか?」
「国王陛下がお仕事をしているところを観られて皆、感激したんだと思います」
「な、なるほど。皆さんありがとうございます」
するとまた拍手されてしまった。
拍手が終わるとご夫婦と赤ちゃんは食事を終えて元の席に戻っていった。
その後は何事も無く無事に2枠目が終わった。





