317 ドッキリ大成功!
1年9月1日
「ジュリエット。今晩はよろしくね」
「こちらこそ。よろしく」
「それじゃお風呂に入ろうか」
2人でお風呂に入りゆっくり会話したり色々とした。
「それじゃ寝ようか?」
「したい……私したい」
「分かった。でも少しでも気分が悪くなったり異変を感じたら言ってね。お願いだよ」
「うん、分かった」
その後、僕達は再びお風呂に入った。うん、察してほしい。
「私、久しぶりに愛情の深さを感じられて幸せだわ」
「そうなの?それなら良かったよ」
「私の事を愛していて私の事と赤ちゃんの事を気遣っているのを感じられて嬉しかった」
「そっか」
「あなたは気持ち良かった?」
「正直、不安でいっぱいだったけど気持ち良かったよ」
「そう。それなら良かったと嬉しく思うわ。私は愛情の深さと優しさを感じられて最高に幸せよ」
「ゴメンね。今まで隠していて。さっきはあぁ言ったけど本当は臆病なだけだったんだよ。妻と子どもを傷つけたらどうしようって」
「ブリタニアはあんな風に言っていたけどあなたの気持ちは良く分かるわ。私も生命神様の話がない状態であなたから誘われたら正直、怖かったと思う。病院があるから安心出来ているけどレストランに来てた女の子が言っていた不安も分かるの。この世界で国王が複数の女性と結婚する理由の1つは母親と子どもが死ぬ可能性があるからだと思うの。女王が複数の男性と結婚する事もあるけどね。だからあなたの気持ちは理解できるわ。多分だけどブリタニアも今頃はあなたの気持ちを理解していると思う。妊娠すると気分が不安定になることがあるから一時的にイラッとしただけだと思うの。だから許してあげてね」
「分かっているつもりだよ。つもりだけどね。女性は色々と大変だと思う。思うけど実際にその立場にならなければ分からないものだと思うんだ。だからつもりなの。何もしてあげられないもどかしさを感じる事もあるんだ。辛い時は辛いって言ってくれると助かる。頼りない夫だけど今後ともよろしくね」
「うんうん、頼りないなんてことはないわ。あなたはもっと自信を持って。最近まで敬語でしか話せなかった私が言うのもなんだけどね。あなたは世界で一番凄い国王だし、国民から愛されているし、妻からも愛されている。あなたほど頼りになる夫はそうそういないわ。だからもっと自信を持ってほしいの」
「ありがとう。分かった。自信を持つように心がける。そろそろ寝ようか。明日も早いし」
「そうね。そうしましょう」
1年9月2日
朝の7時に起きた。ジュリエットは着替えている最中だった。マ、マズイ。深呼吸スーハースーハー。
「あら?あなた起きたのね。おはよう何深呼吸しているの?そんなに私の身体が魅力的?」
「はい。おはよう。おっしゃるとおり魅力的過ぎて」
「あなた。前から思っていたけど女性に免疫がないのかそういう欲求が強いのか分からないけど大変ね」
「多分、両方です」
「その割には避妊具を使ってすることは考えなかったんだ」
「自分の欲求で妻を傷つけたくないという思いが強かったので」
「アハハ。あなた必死過ぎて敬語になっているわよ。それを私が指摘するのが面白くて笑っちゃったわ。でもありがとう私達を大切にしてくれて。でもあなた?リビングの方から怒鳴り声が聞こえてくるわよ?喧嘩かもしれないから早く着替えて見に行った方が良いわ」
「わ、分かった。ってそうだジュリエット着替え中だった。でも気になるから我慢して出来るだけ見ないようにして着替えよう」
「アハハ。本当にあなたの身体も大変ね。……あなた改めて明るい部屋で身体を見るとカッコいいわね」
「そう?ありがとう。皆に言われるんだけど創造神様には感謝しないとな」
「どうして?」
「元々は32歳で太ってる最低な身体だったからだよ」
「そういう事か。でも若返って痩せただけであなた本来の身体でしょ。もっと誇りに思って良いと思うわ」
「ありがとうね。着替え終わった一緒に見に行こう」
「そうね。おんぶして」
「はい。あぁ今日も幸せだ。ジュリエットの温かさを感じて幸せだ……ってそんな場合じゃなかった」
ドアを開けるとブリタニアがいた。
「あなた大変なの!彩花と紗也華が喧嘩していて!」
「なんで?」
「良いから来て!」
「わ、わかった」
「彩花、今日寝る番を私に譲りなさいよ!」
「紗也華!なに言っているの順番は守りなさい!」
「えーっと2人は何の喧嘩をしているの?」
「ちょっと光一さん聞いてください!紗也華が今日寝る順番を変えろって理不尽な事を言ってくるんです!」
「1日くらい良いじゃないの!私に譲りなさいよ!」
「その言葉そっくりそのままお返しします。1日くらい我慢してください」
「えーっと。2人とも一緒に寝るというのでは駄目でしょうか?」
「はぁ?光一さん。今日は私の番ですよね?浮気ですか?それはないと思います!」
「2人で寝るなんてありえない!光一何考えているの!」
「い、いや、僕は妥協案を言ったまでで」
「アハハハハ。2人ともそこまでで良いわよ。あー面白かった!」
「ドッキリ……」
「大成功です!」
「へ?何これ?ジュリエットも知っていたの?」
「さっき起きた時にブリタニアさんから聞いてね」
「さんは付けなくて良いってば」
「な、なかなか慣れないのよ」
「もう仕方ない子ね」
「あのぉ説明してください」
「私が昨夜、彩花に順番を代わってもらえないか言ったら『ブリタニアさん、すみませんが勘弁してください』って言われてね」
「私もその……口に出すのは恥ずかしいですが光一さんと寝たかったので」
「そこで私は紗也華にも順番を代わってもらえないか聞いたら断られてね」
「そうなの?」
「わ、私もそういうお年頃なの!バカ!アホ!鈍いんだから!気付きなさいよ!」
「……という紗也華と私達の思いを光一に分からせる為にドッキリを仕掛けることを提案したのよ」
「あの、そういう事でしたら1日だけ交代で順番にやっても良いかなと思うんだけど」
「光一、それは駄目。私達はあなたとゆっくり過ごしたいの。この私達の思いをいい加減に理解しなさい!」
「はい。スミマセン。だけど彩花と紗也華。そういう事ならもっと早く言ってくれれば良かったのに」
「光一さん、女性からは中々言い出しにくいんですよ」
「あの。分かってほしいのは。女性にも色々な人がいると聞いていて嫌がる人もいると聞いているから男からも言い出しにくいんですよ」
「光一の主張も分かるわ。だからドッキリを仕掛けてみたくなったの。これで私達の思いが分かったでしょ?」
「分かったけど。その日の思いや体調によっては嫌な日もあると思うの。そういう日は遠慮無く言ってね。何なら順番を代わってもらっても良いと思うよ」
「そうね。みんなそうしましょう。私は今すぐにでもあなたを襲いたい気分だけどね。何前かがみになっているのよ」
「嬉しさのあまり血液が1点に集中しましてトイレ行ってきますね」
「駄目よ。私とお風呂に入りましょう?まだ2時間あるわ。ゆっくりお話しましょう?」
「ブリタニアさん!それはズルいと思う!私も一緒に入るわ!」
「それじゃたまにはみんなでお風呂に入りましょう?それだけの余裕があるつくりになっているものね」





