305 ブリタニアとの夜のひと時と朝の報告
1年8月25日
今日はブリタニアと寝る。
「さっきはお風呂でありがとう」
「相変わらずあなたは元気ね」
「元気な証拠だと言われるだろうけど情けなく思います」
「私は情けなく思うどころか誇りに思ってほしいんだけど」
「そうかな?」
「そうよ」
「そっか。皆にも言われるしそうなのかな?」
「皆にも言われているならそろそろ考えを改めなさいよ」
「はい。すみません」
「全く困った夫だわ。もう少し自信を持ってほしいと私は思う」
「自信か……中々難しい問題だなぁ謙虚でいたい気持ちもあるし」
「自信と謙虚は別の話よ。謙虚な姿勢は大切だけど自信がないのは問題だわ」
「そうだね。言っていることは良く理解出来るよ」
「良い?あなたの為に300万人の人が集まってくれたのよ?もっと自信を持ちなさい!」
「はい、おっしゃる通りです。子どもが産まれるまでには改善したいね」
「何を甘えた事を言っているの?今すぐに改善しなさいよ」
「そう、だね。ゴメンね。頼りない夫で」
「頼りないとはまた違う気がするけど考えを改めてほしいのは本当よ」
「分かった。いつもありがとうね支えてくれて」
「支え合うのが夫婦でしょ?構わないわ」
「僕は定期的に感謝は口にするべきだと思うんだ」
「そうね。その気持ちは分かるわ」
「改めて昼間の事、どう思う?前例がないでしょ?国民とああいう形で交流するの」
「良いことだと思うわよ。あなたは国民目線でいたいんでしょ?大事な事だわ」
「そっか。ありがとう。理解してくれて」
「うん」
「そろそろ寝ようか」
「その前に聞いて良い?」
「何?」
「紗也華に聞いたんだけど男性によっては子作り出来ないことにストレスを感じるとか。どうなの?」
「したい気持ちがないかと言われると嘘になる。でも妻を傷つけたくないし風呂でガス抜きしてもらっているから大丈夫」
「そう。なら良いんだけど」
「気遣ってくれてありがとう。紗也華も聞きにくかったんだろうね」
「そうね。それじゃ寝ましょうか」
「うん。おやすみ」」
「おやすみ」
1年8月26日
朝の8時か。ブリタニアは着替え終えて僕の寝顔を見ていたようだ。
「皆、僕の寝顔を観るんだけどそんなに面白い?」
「何ていうのかしらね。幸せな気持ちになるわ」
「僕の寝顔で幸せな気持ちになるなら嬉しい事だ。さて着替えるね」
「後ろを向いてるわね」
「あー別に見たければ見ていても良いよ」
「そうなの?」
「後ろ姿を見られるのは慣れたから」
「良い体しているわね」
「皆に言われるけどそうかな?自分では良く分からない」
「皆に言われているならそうなのよ。自信を持ちなさいな」
「分かった。ありがとう」
「いえいえ。それに見られて幸せな気持ちになるわ」
「それは良かった……さて着替え終わった。行こうか」
「おんぶして」
「お腹、大丈夫?」
「まだ平気よ。ほら」
「はーい。温かいね。幸せだわ」
「それは良かったわ」
「それじゃ行くね」
「うん!」
「あっ光一とブリタニアさんおはよう!」
「皆、おはよう」
「おはよう。みんな」
「それじゃ朝食に行こうか」
「そうね」
朝食では僕の体付きについて話題になった。
少し恥ずかしいけど悪い気分ではない。創造神様、健康的な身体にしていただきありがとうございます。
朝食が終わってマンションに帰ってきた。
「ウィンドウちゃん、報告はある?」
「特にありませんよ。何も問題ありません」
「そっか。軍はどう?」
「軍は順調に制圧を進めています。東京沖の島々は制圧完了しています」
「そっか。ありがとう」
「あ、1つ報告がありました。学園都市の機密エリア、サーバールーム等ですね。そこに侵入者が数人いまして。尋問しても黙秘していて困っているんです」
「法的にはどうなっていたっけ?」
「不法侵入なら軽い罪ですがスパイ行為だと死刑になっています」
「男女構成は?」
「男2人に女2人です」
「分かった。後で案内して。僕が尋問する」
「分かりました」
「ナビィ、報告ある?」
「おはようございます。マスター」
「おはようナビィ」
「設計図が出来ましたので見てください。こんな感じでどうでしょうか?」
「舞台というかお客様から見て前方は僕達がいまいるこの部屋と同じ感じだね。他は……このマンションの部屋と紗也華と彩花の部屋?」
「はい。マンションに帰るのが面倒かと思いまして。お客様が帰りましたら幕が降りてきまして内側から見るとこの部屋からの景色と同じです。ずっと閉鎖空間にいるとストレスになるかと思いまして、そうしました。あまりにもストレスを感じるようならマンションに戻られてもよろしいかと思います」
「そっか。でも食事の匂いとか残らない?」
「あっはい。換気システムもありますし結界魔法で匂い成分は遮断しているので大丈夫です。お客様と会話する際は舞台に上がらずに少し距離はありますが会話していただこうと思います。お客様が座って喋れるように座席と机も用意してあります」
「なるほど。まぁ将来的に僕の子どもが同じ事をするとしたら警備上の理由もあるし妥当だと思う。他の設計も問題ないと思うよ」
「ありがとうございます。施設が完成しましたら家具やパソコン等、全く同じものを施設の部屋に用意しようと思います」
「彩花と紗也華はどう思う?」
「私達は構わないけど……最近はあまりパソコンを使ってないわよ?」
「構いません。全く同じものを用意した方が天使の都合としては楽なんです。リモートアクセスはされます?」
「しないと思うわ」
「私もです」
「分かりました」
「あ、ちなみに彩花さんと紗也華さんの部屋は窓から外を見られるようにしているのでストレスは感じないかと思います。あっお客様から見られないように塀をつくりまして庭は日本庭園みたいにしますのでご安心ください」
「配慮ありがとう」
「それじゃナビィ工事をお願いします」
「3時間で出来ますよ。ですので抽選の方も始めちゃいますね」
「お願いします」





