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292 グラウベ聖国貧困問題の対策案

 1年8月20日


 朝の8時に起きた。エリザベスはもう着替え終えて椅子に座っている。かわいい。


「エリザベスおはよう」


「光一さん、おはようございます」


「この何気ないやり取りが幸せだなと僕は思うよ」


「その気持ちは何となくですが分かります」


「着替えるね」


「はい。どうぞ」


「うん、着替え終わった」


「それじゃ私もおんぶしてください」


「分かりました。お嬢様」


「ありがとうございます!」


「お胸が背中に当たって良い気分だ」


「少し恥ずかしいです」


「ゴメンゴメン」


「でも嬉しいです」


「そっか」


「おはよう光一とエリザベス」


「おはよう」


「おはようございます」


「おはよう。朝食に行こう!」


「じゃぁゲートを開くね。はい」


 朝食では地球での苦労話などをした。皆、興味津々で聞いてくれた。

 朝食が終わり、リビングに戻る。さて、仕事だ!


「ウィンドウちゃん、報告はある?」


「はい。ヒンメル王国で新街へと移住が完了しました。余談ですがヒンメル王国ではエルフの神に祈りを捧げる人が続出しています。こちらも皆、祈りを捧げたら帰るので問題はありません」


「それは良かったよ」


「ナビィ今、どんな感じ?」


「今は旧街の更地化と設計図に基づいて建設をしているところです」


「了解」


「あー!各種許可を得ていたり動いたりしました。動画を作成しましたので空間投影をします。リビングのテレビにも映しますね」


「繰り返してきた事だからね。ありがとう」


「いえ、それでは映像を流します」


 住民カードの案内やスマホの使い方、地下鉄の乗り方についての案内、児童手当の案内に通貨の変更、税金、学園都市の新設、ニュース番組の開始を丁寧に動画で解説している。素晴らしい。前よりもクオリティがアップしている。

 最後に不明点があればスマホで検索していただき国の公式サイトで詳細を確認してもらうように案内していた。


「素晴らしい。前よりもクオリティがアップしていたね」


「気付いていただけましたか。頑張ったかいがあります」


「あっリーベ王国とティア王国の商業ギルドの方が大使館に来ました」


「それでは天使と特命全権大使で対応します」


「ありがとう。よろしくお願いします。それにしても対応が早いね」


「出来るだけ急がせましたので……あぁ、手抜きはしないように念を押しています」


「分かった。ありがとう」


「いえいえ」


「グラウベ聖国なんだけど大和語の習得と新スマホの配布と新通貨への移行、住民カードの配布を役所で同時に行いたいと思う。銀行もつくろう。空いている土地はいっぱいあるし。火力発電所を設置してエテルノで運用してもらいたい。近くにエテルノ用のマンションを建てよう。役所はしばらくは21時まで開いておいてほしい。仕事がある人もいると思うから。新通貨はグラウベとする。お札は1万グラウベがシャーロット。5千グラウベが僕、千グラウベをエリザベスのイラストにしよう。意見はあるかな?」


「恥ずかしいですが分かりました。ありがとうございます」


「お姉ちゃんと一緒で恥ずかしいですが、嬉しさもあります」


「2人ともありがとう。住民カードを配布する際に20万グラウベを1人ずつ配ろうと思う。どう思う?」


「聖女の立場から言いますと良いと思います。ですが銀行まで行く間に盗られる心配があります」


「確かにそうだね。空いている土地に警察署と交番を配置しよう。銀行は出来るだけ役所の近くに設置してほしい。銀行もしばらくは21時まで営業してほしい。エテルノには負担をかけるけどね」


「エテルノは充電くらいで寝る必要がないので心配ありません」


「ウィンドウちゃん、ありがとう。それは分かっているんだけどね」


「ナビィお願い出来るかな?」


「分かりました。旧街の更地化と設計図に基づいて建設は急ぐ必要がないのでリソースをグラウベ聖国に割り当てます。30分あれば出来ます」


「ナビィ、新スマホのアプリなんだけど少し変えてほしい」


「何でしょうか?」


「『所持金あるいは借金をして家を買う余裕はありますか?』と最初に確認してあると答えたらいつも通りの流れに、ないと答えたら『こちらで指定するマンションに住んでください』と表示する。間取りとか聞かずに量産タイプのマンションに住んでもらおう。引っ越しは家を買う余裕がある人も天使の力でやってもらえるかな?」


「お考えは理解しまいた。引っ越し程度なら余裕ですよ。変更したアプリをインストールしたものを配りますね」


「まだ変更点があるんだけど良いかな?」


「まだ大丈夫ですよ」


「お店がある人には無料で対応したい。そしてアプリで質問したい。そのまま移転するか新しいお店に変えるか。どちらでも無料ですと案内した上で。新しいお店に変えるという人には内装も詳しく聞こう。更にお店があって2階部分が住居の方は2階か3階建てが良いか聞こう。どちらでも無料ですと。そして住居部分の内装も聞こう」


「分かりました」


「だから家を買う人も出来るだけ格安にします。家を買うと一軒家かマンションか自由に選べて間取りとか自由に変更できますよ。家を買う余裕がない人は量産タイプのマンションに引っ越してください。お店がある人はこちらの都合での移転ですので無料で対応します。そのまま移転しても良いですし新しいお店に変えても良いです。無料で対応します。新しいお店に変える人には内装も詳しく聞きます。更にお店があって2階部分が住居の方は2階建てと3階建てどちらでも無料で選べます。住居部分の内装も聞きます……このように案内したい」


「マスターのお考えは理解しまいた。貧困問題がある国だからこそのこの対応ですね」


「その通り。お城の執務室でシャーロットとエリザベスと一緒にソファーに座って撮影したいけど良いかな?」


「喜んで対応しますよ」

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