286 朝の報告と光一の疲労
1年8月16日
朝だ6時か。まだ起きるには早い時間だな。
かといって眠気はない。
考え事をして暇潰しをしよう。
昨日はあれから皆とお話し楽しい時間を過ごした。
夕食も美味しかったし楽しかった。
その後、食休みして彩花と寝た。
2回目だけどかなり気を使った。痛くないかな大丈夫かなってね。
寝た後に風呂に入ってガス抜きしてもらった。情けない思いだ。
そんな事は考えていると眠くなってきた。また寝よう。
「……イチさ……コウ……光一さん!」
「はっ!あ、おはよう。どうかした?」
「9時になっても起きないので起こしました」
「もう9時か悪い悪い。6時に一度起きて2度寝しちゃってさ。起こしてくれてありがとう」
「いえ、大丈夫ですか?疲れてます?」
「いや、全く大丈夫だよ。この通り元気いっぱいだよ」
「そうですか?なら良いんですが少し心配です」
「ゴメンね心配かけちゃって。着替えるね」
「あっはい。後ろ向いてますね」
「ありがとう。いやぁ今日もいい天気で良い気分だ」
「光一さん、今日は雨ですよ?」
「雨?あっホントだ。ここのところずっと晴れだったからさ今日も晴れかと思ったよ」
「本当に大丈夫ですか?」
「ただの勘違いだよ。窓の外を見ないで言っちゃったからさ。うん、着替え終わったよ」
「分かりました。行きましょうか」
「うん。そっか雨か珍しいなぁ」
「確かにそうですね。ですが8月ですから日本だと台風シーズンですかね?」
「そうかもしれないね。今の所、異世界では台風や嵐は経験してないけど……これからかな?」
「複雑な思いですよね。雨が降らないと水不足になりますし、降ると気分がどんよりしますし」
「そうだね。あっみんなおはよー」
「おはようございます」
「おはよう。コウイチ今日は遅かったわね」
「ブリタニアそうなんだよ。今日、朝の6時に起きてさ2度寝したら爆睡しちゃって起こしてもらっちゃったよ」
「大丈夫?」
「大丈夫だよ。ただ爆睡しちゃっただけだから」
「なら良いんだけど」
「それよりも朝食に行こう」
「そうね」
僕達は朝食に行った。朝食は楽しく美味しいご飯を食べられた。
マンションに戻ってきた。あっウィンドウちゃんだ。
「ウィンドウちゃん、久しぶり。元気?」
「はい!元気です。どこも問題ありません」
「そっかそっか。それは良かったよ」
「はい!」
「報告事項はあるかな?」
「オース王国とドワーフの国に貨物船で食料と服を大量輸送しました」
「そっか。報告ありがとう。他には特にないかな?」
「はい。特にありません」
「なら良かった。ナビィおはよう」
「おはようございます。今日は遅かったですね」
「ゴメンね寝坊しちゃってさ」
「いえ、構いませんよ。報告事項ですが商業ギルドに行きまして無事に無償で依頼を受けていただきました」
「そっか。それは良かった。人が決まったら大使館に報告に来てくれるのかな?」
「はい。そのように言ってあります」
「ありがとう」
「あっそうだ。新通貨への移行はどうかな?」
「あっはい。両国共に皆さん慌てず順調に移行が進んでおります」
「それは良かった」
「両国のニュース番組で火事や倒れた人など急病人がいたら119番に事件があったら110番に電話するように紹介してもらえるかな?」
「はい!分かりました。各国のニュース番組担当に伝えておきます」
「よろしくね」
「はい!」
「軍は順調にグラウベ聖国で魔物の駆逐が出来ているかな?」
「はい。漏れなく確実にやっております。まだ時間がかかると思います」
「うん、急がせるつもりはないからゆっくりと確実に漏れなくやってもらえば良いよ」
「はい!現場はその方針で進めておりますのでご安心ください」
「分かった。あっ両国に法整備や財務の為にエテルノを派遣していると思うけど大丈夫そう?」
「はい。順調に国王の許可を得ながら法整備しております。財務は色々と問題点が見つかっていますのでそれをまとめています」
「そう言えば地方の財務の不正はどうなったかな?」
「あっはい。増員したことで全て明らかになり各国の国王にご報告しました。国家反逆罪もありますのでかなり重い罰になると思われます」
「そうだろうね……他に僕に出来る仕事はあるかな?」
「あっはい。ご報告があります」
「何かな?」
「リーベ王国の魔物の駆逐が完了しましたのでリーベ王国とティア王国の両国が国境の道のある場所。壁が門のように切り抜かれている所ですね。そこの警備を始めました。通行人に不審人物がいないか両国でチェックするとの事で建物を建造しております」
「そっか。国境警備は重要だからね」
「はい。その通りです」
「どうしようかな。リーベ王国とティア王国で銀行システムの構築を始めようか。大和王国の銀行システムを参考に作ってもらえるかな?」
「マスター銀行なら既に整備していますが?」
「そうだっけ?」
「マスター、お疲れのようですね」
「色々と同時に進めているからこんがらがっているだけだよ」





