284 2カ国の街の設計と設計図の承認
1年8月14日
「みんなおはよう」
「おはようございます」
皆、既にリビングに居て挨拶をし合った。
「彩花、大丈夫だった?」
「ブリタニアさんお気遣いありがとうございます。大丈夫です」
「そう。良かったわ。肉食系の私達に比べ草食系だから心配だったのよ」
「ありがとうございます」
「彩花。その……痛かった?」
「紗也華、最初は痛かったけど光一さんが気遣ってくれたので徐々に痛みは引いて行きました」
「そっか。ありがとう教えてくれて。私も不安でね」
「痛いのは最初だけよ。慣れれば平気だわ。安心して」
「ブリタニアさんもありがとうございます」
「朝食に行こうか?」
「そうね。そうしましょう」
僕達は朝食を摂った。ブリタニアが朝の不安な流れを変えて地球での話を聞いてきて盛り上がった。
本当にブリタニアは凄いわ。僕には出来ない。尊敬する。いつか本人と2人きりになったら言おう。
朝食を終えてマンションと帰ってきた。あ、ちなみにウィンドウちゃんは定期メンテナンスで不在。
地球にもエテルノのメンテナンス設備はあるんだけど使わなかった。
「常にマスターの側に居たいので異世界に帰ってからメンテナンスします」と語気を強めに言われたから。
「アクアオーラちゃん、報告はある?」
「オース王国とドワーフの国共に家の購入率が100%になったと思われます。基準はアンケート結果です」
「分かった。分かりやすい報告ありがとう」
「いえ、お役に立てて嬉しく思います」
今回は各国の国王に事前に街造りの設計の承認を得る必要があるため家の設計等……例えば1階を工房にするとか3階建てにするとかそういうのはアプリで出来るようにしたが場所の指定は各国の国王の許可を得たら出来るようにしてある。
「それじゃ僕は書斎で街造りをするよ。ナビィ」
「はい。もちろん街造りゲームはアプデ済みです」
「ありがとう。見ていて気付いた事があったら言ってもらえるかな?」
「分かりました」
僕は学校や病院、消防署や警察署、交番のバランスを気にしながら街造りを進めた街と街の間は地下鉄で繋いだ複々線だ。新街と旧街にそれぞれ駅を設置するので各駅停車と急行専用の鉄道にした。木材チップを燃やすタイプの火力発電所を十分な数を設置しエテルノ用のマンションも設置していった。悪いけど役所の前はエテルノ用のマンションを設置させてもらった。火力発電所は辺境にあるから問題ないだろう。もちろんエテルノ用のメンテナンス施設も各街に設置していった。
一番、気を使ったのは首都だ。首都の旧街……つまり城の前に広大な広場を設置する訳だがリア王国と同じでは面白くない。
基本は変えずに細かいデザインを変えていった。ワシントン記念塔ではなくオース王国には創造神様の銅像を設置した。魔法で永続的な酸化防止加工をするので銅に輝く像が出来ることだろう。ドワーフの国は生命神さんの銅像を設置した。同じく魔法で永続的な酸化防止加工をする。
僕も慣れてきたようでお昼前には2カ国の街造りの設計が完成した。
「ナビィ、この街の設計図を印刷して特命全権大使に国王に許可をもらって来てほしいんだけど可能かな?」
「はい。可能です。素晴らしい街だとナビィは思います。旧街と新街の真ん中に卸売市場やスーパーマーケットなどを設計に入れたんですね。良いと思います。いずれにせよ必要ですから。学園都市は首都と隣街の間にある広大な海沿いの空き地に建設ですね。これも良いと思います。首都の旧街に国立印刷局と造幣局を設置ですか。良いですね。……印刷して特命全権大使に渡して来ます」
「お願いします。ランチに行ってきます」
「行ってらっしゃいませ」
僕達は昼食を摂った。昼食でもハワイに行った事などを話した。
楽しく美味しいご飯を食べることが出来て幸せだ。
昼食が終わりマンションに戻ってきた。ナビィが来た。
「かなり驚かれたようですが承認されました。家購入アプリに通知を出して家の場所を指定してもらいます」
「お願いします」
「道路の整備と学園都市の建設を始めますね」
「それもお願いします。僕にできる仕事はもうないかな」
「そうですね。お疲れ様でした」
「ナビィもお疲れ様」
その後、僕達は地球での1年半の出来事を皆と話し、楽しい時間を過ごした。
夕食の時間になったので夕食を摂った。今日の夕食も美味しかった。
食休みをして今日も早めに寝た。今日は紗也華と一緒に寝る。
「光一、正直に言うと不安だけど頑張るから」
「力を抜いてリラックして痛かったら言ってね」
「うん、分かった。よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくね」
最初は痛がっていたがゆっくりと進めた事で慣れてきたようだった。
僕達はお風呂に入りガス抜きしてもらった。
1年8月15日
朝の8時に目が覚めた。既に紗也華は着替え終わって椅子に座って僕の寝顔を見ていた。
「僕の寝顔なんてみても面白くないでしょ?」
「そんな事はないわよ。カッコいい夫の貴重な寝顔よ」
「そう?僕は着替えるね」
「分かった。後ろを向いていてあげるね。……昨夜はありがとう。気遣ってくれて嬉しかった」
「それは良かった」
「それに幸せだなって感じた。愛されているなって凄く感じて良かった」
「そっか。そう言ってもらえて僕も嬉しいよ」





