26 魔物退治と神界
1年1月30日
携帯お家セットの屋敷でゆっくり休み目が覚めた。
屋敷から湖が見えて良い光景だ。しばらくはここを拠点とし活動しよう。
それにしても…携帯お家セットの結界を突破しようとしている魔物が多数見える。
この世界の魔物ってどんだけ好戦的なんだよ…
魔物の様子を見て計画を変更する。僕は魔物を少し舐めていたようだ。
街をつくってもスタンピード…つまり魔物の大群が暴走し襲ってくる事が起こりかねない。
最優先目標は高さ10メートルの頑丈な城壁のような壁を造ることだ。
そうだ、これだけはナビィに確認しないといけないな。
「ナビィ、魔物の領域は開拓して人間の領域にすれば積極的に襲ってこなくなるとかそういう仕様だったりしない?」
『はい、開拓したエリアは魔物が積極的に襲うことはありません。魔物の縄張りで無くなるというイメージでしょうか。ただし、少数の魔物が降りて来たり、スタンピードで襲ってくる可能性がありますので壁は必要だと思います』
やはりそうか。地上の魔物は元は動物だからな。むやみやたらに人里を襲う事はないだろうと思った。
ちなみに昨日、倒したのはオーク30体、ゴブリン35体、ウォーグ52体。
取得した魔石はDランク35個、Cランク82個。経験値4,975。レベルが1つ上がりLv111になった。
レベルが上がるのはこちらとしてはありがたいが無制限に上げちゃって大丈夫なのだろうか。まぁいっか。
それでは朝から一狩り行きますか!
とりあえずさっきから家を襲おうとしているウォーグ5体を氷の弾丸で倒し、魔法で魔石を回収。
死体は土魔法で埋めておく。
魔法で飛んで空から魔物が多そうな場所を探索中。
オークの巣を3つ発見。お邪魔します~!殲滅に来ました~!
まず1つ目のオークの巣
マップのレーダーをみた感じだと100体以上いそうだな。
正面から襲うと逃げられて面倒だなぁと思う。
そうだ!上空からでっかい火の玉を落として殲滅しよう。
(ボォー…ドッカーン)
『オークを256体倒しました。経験値12,800を取得しました。Lv113になりました』
『オークジェネラルを2体倒しました。経験値1,000を獲得しました』
『オークキング1体を倒しました。経験値1,000を獲得しました。LV114になりました』
おーいっぱいいたな。キングクラスもいたのか。…魔石は消し炭になっているだろうけど良いや余っているし。
次の2つ目のオークの巣へ向かおう。
2つ目のオークの巣の上空に到着。ここも沢山いそうだな。
さっきと同じ手法で良いや。
(ボォー…ドッカーン)
『オークを312体倒しました。経験値15,600を取得しました。Lv115になりました』
『オークジェネラルを2体倒しました。経験値1,000を獲得しました』
『オークキング1体を倒しました。経験値1,000を獲得しました』
オーク300体もいたの!?繁殖力が半端ないな。
3つ目に行くぞー!
3つ目のオークの巣の上空に到着。ここも同じ手法でやろう。
(ボォー…ドッカーン)
『オークを298体倒しました。経験値15,600を取得しました』
『オークジェネラルを2体倒しました。経験値1,000を獲得しました』
『オークキング1体を倒しました。経験値1,000を獲得しました。Lv117になりました』
さぁてこの調子でやっていくぞー!
うん?スマホの着信音だ。異世界で電波がないはずなのに誰だろう?
「もしもし」
『おーコウイチくんか、ワシじゃよ。創造神じゃ』
「どうしたんですか?電話していただいて」
『ちょっと神界に来てもらえんかな』
「分かりましたすぐ行きます」
地面が白く光っているが上が暗い空間。神界に来た。
いつものようにちゃぶ台に向かう。
「こんにちは。創造神様、今日はどうしたんですか?」
「実はワシの世界の複数の神から苦情が来ていてな」
「また僕なにかやっちゃいました?」
「まぁそうなんじゃが…ワシのせいだから気にせんで良い」
「苦情の内容はレベル無制限についてでな。『レベル無制限なんて何考えているんですか?』『魔王でもつくるつもりですか?』などと苦情が来たんじゃよ」
うわぁ…確かに僕も無制限で良いのかなと考えたから分かるけど、創造神様を相手に言えるのがスゴイな。
「そこでじゃな今、君のレベルは117じゃろう?今からレベル120にするからそれ以上は上がらないように変更させてもらえんかね?SPも一度リセットさせてもらうの」
「もちろん大丈夫です。お願いします」
おぉ、なんか暖かい光に包まれた。
「うむ、今レベルを上げたからステータスを確認してみてくれ」
「分かりました」
【名 前】コウイチ・タカナシ
【年 齢】20
【職 業】冒険者
【レベル】120
【体 力】60,500/60,500
【魔 力】605,000/605,000
【攻撃力】1,200
【耐久力】1,200(指輪:2400)
【素早さ】1,200(指輪:2400)
【知 力】6,050
【幸 運】30(指輪:60)
【S P】2,400
【称 号】神の使徒、異世界から来た者
【加 護】創造神の加護
【権 限】9
SPは耐久力と素早さと幸運でこんな感じだな。
【耐久力】1,200(指輪:2400)→2,000(指輪:4,000)
【素早さ】1,200(指輪:2400)→1,330(指輪:2,660)
【幸 運】30(指輪:60)→1,500(指輪;3,000)
改めてステータスを確認する。
【名 前】コウイチ・タカナシ
【年 齢】20
【職 業】冒険者
【レベル】120
【体 力】60,500/60,500
【魔 力】605,000/605,000
【攻撃力】1,200
【耐久力】2,000(指輪:4,000)
【素早さ】1,330(指輪:2,660)
【知 力】6,050
【幸 運】1,500(指輪;3,000)
【S P】0
【称 号】神の使徒、異世界から来た者
【加 護】創造神の加護
【権 限】9
「確認が終わりました」
「そうか。チートを1つ奪う形になってしまったが…何か困っている事はないかね」
「正直に言いますと…資金に困っています。建国に必要な資金をどうしようかと悩んでいるところです」
「なんだそんな事か…と言っては何だが前にも言った通りアレは純粋に君への報酬のつもりだったんじゃよ。君の活動と何をしようとしているかを見て分かった。ワシが言った『文明レベルが低い』というところを改善しようとしてくれておるんじゃろ?その為にまずは教育に力を入れようとしている。しかしその為には地球の技術や資材が必要で多額の資金が必要だと良く分かった」
そうか、創造神様は僕の活動を注視していてくれたんだな。その証拠が王都での降臨。
「君はワシの世界で入手した鉄のインゴットを地球で売却して資金を稼ぐような事はしないでくれた。世界間での輸出入に当たると考えたのじゃろう。神界のルールに配慮してくれてありがとう。余計な苦労をかけて悪かった。もっと早くにワシが気付くべきであったな」
もちろん神界のルールに配慮するようにしているが………鉄のインゴットを売る…その発想はなかったわ。
「まさにテコ入れには多額の資金が必要。それは当然の事じゃろう。ならばそれは必要経費であり給与とは別であるべきじゃ。資金不足が足を引っ張っているのならそこを改善するとしよう。今後も給与の振り込みは続けるが必要経費は気にしないで良いぞ」
「ありがとうございます!大変助かります!地球に負けないような素晴らしい世界になるように頑張らせていただきます!」
よっしゃぁああ!これで地球に負けないどころか勝てるくらいの素晴らしい世界がつくれる!
「うむ、よろしく頼むぞ」
「それでは失礼致します」
仕事に必要なものは経費で落としてくれる。なんて素晴らしい上司なんだ。





