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276 グラウベ聖国から学園都市へ

 1年8月11日


「使っても良い土地はありますか?」


「山程あります。貧困で家のない人も多いので」


「孤児や仕事のない人はどれくらいいますか?」


「どちらも数えられないほどいます」


「孤児や仕事のない人は大和王国の学園都市で勉強してもらおうと思いますが構いませんか?」


「それは助かる話です。教会もギリギリで運営している所も多いので」


(ナビィ、学園都市のキャパシティに余裕はある?」


(十分にあります。足りなければまだまだ増やせます)


(ありがとう)


「働いている人は何割いるか分かりますかね?」


「6割は働いてなんとか生活しているはずです」


「ありがとうございます。状況を理解しました」


(ナビィこの国の人口は何人いる?)


(約55万人です。4割ですと約22万人ですね)


(受け入れ可能?)


(はい。可能です。今、部下に指示を出して建設させています)


(ありがとう)


(それから各街に役所を設置し役所のエテルノ用のマンションも建設して)


(分かりました)


(それから中型トラックで物資を輸送して教会の横に空き地があればそこに倉庫を建設すれば良い。無ければ近くに建設で)


(了解です)


(教会の炊き出しは役所の職員を動員して)


(分かりました)


(学園都市の受け入れ可能になるのにどれくらい時間が必要?)


(後5分ください。学校とマンションを量産しているので)


(急がせてゴメンね)


(いえ。お気持ちは分かるので構いません)


(学園都市への輸送はどうしようか?)


(それでしたら天使が1人ずつ転移させます。ご家族は離れ離れにならないようにしますのでご安心ください)


(分かった)


(役所に案内し大和語の習得と手続きをしてもらいます。後はお任せください)


(了解。ありがとう)


 空間投影をして。


「グラウベ聖国の皆さんおはようございます。お騒がせしてスミマセン。大事な案内なのでお許しください。この国そして皆さんの事情はルトランスさんからお聞きしました。孤児の皆さんや仕事のない方は大和王国の学園都市へ来ていただければと思います。学園都市での生活費や住居は私が責任を持って皆さんに提供します。その代わりに学校や幼稚園に通ってください。皆さんのお仕事は勉強することです。仕事のない方はご家族がいればご家族で来ていただければと思います。学園都市へ来られる方は皆さん教会の前に集まってください。私の部下の天使が皆さんを責任持って学園都市へ案内します。仕事はあるけど貧困で食料を買えないという人、洋服が買えないと言う人はご安心ください。仕事のない方ばかりを優遇するつもりはありません。私は困っておられる皆さんを助けるつもりでいます。食料や服を各街に大量に輸送します。教会で炊き出しをしたり服を配るつもりでいます。教会で炊き出しをすると言われて困惑した教会関係者もいらっしゃるでしょう。ご安心ください。役所から人員を派遣します。これはあくまで応急処置です。少し時間はかかりますが皆さんの生活を豊かにするように私は努力させていただきます。分かりやすい例としてまずはこの国から魔物を排除します。街から街への移動を安全にします。これは私が考えていることのほんの一部です。良いですか?まずは孤児や仕事のない人は教会の前に集まってください。教会で炊き出しや服の配布をする際はまたご案内します。十分な量がありますので慌てないでください。繰り返しますが孤児や仕事のない人は教会の前に集まってください。よろしくお願いします」


「私の名前を出していただきありがとうございます」


「いえ、私は単に誰から事情を聞いたかを明確にしただけです」


「そうですか。流石、国王をやっていらっしゃるだけありますね」


「何の事だか私には分かりませんが私は国王ですからね。国民の為に色々と考えますよ」


(受け入れ準備が出来ました)


(そう。それじゃ孤児を受け入れてあげて。不安だと思うから出来れば姿を現して会話してあげてほしい)


(はい。理解しております。教会の前に集まった人にも学園都市へ移住を希望するか確認しますので)


(ありがとう。大変だと思うけどよろしくお願いします)


(部下にもそう伝えておきます)


(ありがとう)


(とりあえず孤児の受け入れが完了したら教えて)


(分かりました)


「ウィンドウちゃん、大和王国の学園都市に孤児が来ると思う。不安だと思うから役所の職員で孤児院まで丁重に案内してあげてほしい」


「分かりました。現場にはそのように伝えます」


(ナビィ、孤児院も十分なキャパシティがあるよね)


(もちろんです。先程報告せず申し訳ありません。幼稚園と一緒で増やしてあります)


(ありがとう)


(いえ)


「この国の教会関係者として大変ありがたく思います」


「いえ、これは私の責任でもありますから。この国に法はありますか?」


「明文化したものはありません。明確に人としてやってはいけないことは処罰していますが。教会内では明文化したルールがあります。例えばどのように教皇を選ぶかとか、汚職をしたら処罰するとかですね」


「なるほど。法整備も必要ですね。後日ですが教会のルールを確認しながら部下に法整備を進めさせます。一度に色々とやりたいところですが、複数の仕事を同時に進めるのが苦手なもので……一度、教えていただいた情報を元に考えてみます。お時間をいただきありがとうございました。そろそろ失礼します」


「いえ、こちらこそ我が国のために色々と進めていただきありがとうございます。アーロイは呼び出して教会内で審議します」


「それは……そうですね。お任せします。失礼します」


「はい。ありがとうございました」

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