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273 首脳と意見交換と休息

 1年8月10日


 テーブルをくっつけてリア女王含め首脳7人でお茶を飲みながら意見交換をした。

 リア王国ではどうなっているのかとか色々な疑問に答えたりした。

 税金についても話し合った。物の納品ではなくお金で国民に申告してもらって税金を取る案が採用された。

 最優先で領主の代わりに役所を設置して地方の統治をするが、正直グラウベ聖国という未知の国の統治もする事になり荷が重いと伝えたら、「そりゃそうだろう。役所を設置してもらえば後は急がなくて良い」と言ってもらえた。

 これはナビィと話し合う必要があると思っている。


 ドワーフの国のデルバート国王とは結婚式について話し合い、写真を見せてドレスを紹介したら是非準備を頼むと言われた。

 ケーキカットの文化についても教えるとそれも頼むと言われた。後はワシの国で準備するからその2つを頼むと。

 ドレスのサイズはナビィが測ったので大丈夫だろう。カラードレスの色を聞いたらピンクが良いと言われた。

 ドレスとケーキの準備はナビィとエイドに頼んだ。


「後始末もあるからそろそろ帰る」と言われたのでウィンドウちゃんにお願いして各国の特命全権大使に来てもらった。

 無事に送り届けたと報告を受けひと安心した。


「コウイチ、あなた疲れた顔をしているわよ?大丈夫?」


「早めに寝たとは言え色々と気になって寝られなかったからね。それに各国の王を相手にすると緊張する。一応大丈夫」


「そう。無理はしないでね」


「ありがとう。ナビィ、各国の街に仮設の役所を設置してもらいたい。問題を起こした領主の街は領主の館をインベントリにしまい役所を設置すれば良いと思う。そうでない街は領主と相談して決めてほしい」


「マスターお疲れのようですが大丈夫ですか?過労で倒れないでくださいね。壁の建設は完了しています。今、指示いただいたことは速やかに対応します」


「ありがとう。大丈夫。壁の建設もありがとうね」


「いえ、それくらいは楽勝です……と部下が言っていました」


「頼もしいね。ウィンドウちゃん撤退した部隊200万人のうち全員をメンテナンスさせてあげて」


「全員で良いんですか?1日かかりますが」


「もし何かあったら僕が対応するから構わない」


「分かりました。ですがご無理はされないでください」


「ありがとう。皆、マンションに帰ろうか。僕は流石に疲れたよ」


「分かったわ。帰りましょう。私がゲートを開くからあなたはベッドで寝ていて」


「ありがとう。少し仮眠するよ」


 マンションに戻り着替えてベッドに入るとすぐに眠りについた。


「……イチ……コウイチ」


「んぅ?あぁブリタニアかどうかした?」


「問題はないわ。夕飯の時間だからそろそろ起こしてあげようかと思っただけ」


「(バッ)もうそんな時間!?」


「あなた夢でうなされていたわよ?大丈夫?」


「あぁ、大丈夫。スッキリしたよ。夕飯だね」


「あなた寝ていてお腹空いてないと思って調理担当のエテルノにあなたの分は少なめにしてもらったけど良い?」


「うん、配慮ありがとう。あまりお腹空いてないよ」


「それじゃ行きましょう」


 僕は久しぶりにこの食堂で夕飯を食べた気がした。

 それだけここ数日、無意識に緊張状態にあったのだろう。

 夕飯を食べ終わった頃


「皆さん私と紗也華からお願いがあるんですが良いでしょうか?」


「もしかして2人が学校を卒業するまで地球にいる話かな?」


「どうして知っているんですか?」


 僕は生命神から聞いた話をした。


「私は良いと思うわよ。私の子どもは3月の頭に産まれるのね?」


「私も良いと思うわ。3人からしたら2年かもしれないけど私達からしたら一瞬だもの」


「それにお2人の気持ちも分かりますから。3人からしたら少し寂しいかもしれませんけど程々に頑張って来てください」


「皆さんありがとうございます」


「ありがとうございます」


「僕にとってはかなり長い夏休みだね。これから大変だからそれを乗り越えて無事に夏休みにしたい」


「そうね」


「あぁ、リア王国で拘束している軍艦を乗っ取った彼らを厳重注意処分にして返さないと」


「あー。それなら私がやっといたわよ。ちゃんとしっかり注意したわ。国を思うのは大事だけど手段が間違っているわって。大和王国国王は元から対応を考えていたとも伝えたわよ。皆、泣きながら帰って行ったわ」


「ありがとう。手間が1つ消えた」


「それくらい良いわよ。それより明日はどうする予定?」


「グラウベ聖国に行ってみようかな。宗教国家は僕の苦手とするところなんだよなぁ」


「どうして?」


「政治形態が分からないから。政治と宗教が結び付いている国はよく分からない」


「安心してください。この世界に実際に神が現れる事もあるのも要因の一つか善良な宗教国家なので。先日、生命神様も現れましたし」


「姉の言う通りです。コウイチさんの言うことには従うと思いますよ」


「政治はどうなっているんだろうか?例えば地方の統治とか?」


「政治という概念がないでしょうか。近所同士の助け合いと教会への寄付で成り立っている国という感じでしょうか?」


「教会は何かしているの?」


「孤児の面倒を見るのと貧困層への炊き出しですね」


「教皇は政治のトップみたいな感じだったけど?」


「教皇は政治のトップというよりも宗教のトップという感じです」


「教会で貢献した人が中央の教会に集まり中央の教会の人々が相応しいと思う人に投票して教皇が決まります」


「普段は教えを説くのが仕事で他には特にこれと言ってしていませんよ」


「よくそれで国として成り立っているな」


「まぁ宗教国家ですので」


「政治がないから貧困問題とか解決しないんだと思いますよ」


「なんだろう。政治がないと聞いて楽だなと思うと同時になんとも言えない複雑な気持ちになった」


「あっはははははは……はぁ。お気持ちは良く分かります」

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