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270 無謀な争いについて神界で話

 1年8月10日


 僕は結局気になって眠れずベッドで横になってエリザベスの寝顔を観て楽しんで気を紛らせた。

 エリザベスには悪いがかわいいから仕方ない。

 朝7時にエリザベスが目を覚ました。


「コウイチさんもしかして寝られなかったんですか?私の寝顔を観て気を紛らせてたとかですか?」


「両方正解です。かわいいから仕方ない」


「ありがとうございます。恥ずかしいですが。私はもう少し寝たい気分ですがコウイチさんはどうされますか?」


「今回の件について神界で話し合って来ようと思います。寝ていて良いですよ」


「分かりました。ありがとうございます。もう少し寝ます」


「伝えずに姿を消すと騒ぎになると思ったので起きるのを待ってました」


「そうですね。私はまだ頭がボーッとしていますが記憶に問題はないので行って来てください。おやすみなさい」


「夜ゆっくり寝られなかった分、寝てね。おやすみ」


「はい。コウイチさんも体調にはお気をつけて」


「ありがとう。それじゃ行ってくる」


「はい」



 僕は天界に来た。


「おーい!こっちこっち」


「創造神様と生命神さんおはようございます」


「おはよう。だけど君寝てないでしょ?大丈夫?」


「色々と気になって寝られなかったんです。もしもの為に早めに寝たので大丈夫です」


「そっか。まずどこから話す?」


「それでは各国で一斉に反乱を起こした理由についてお願いします」


「それは君の予想通りだよ。従属国になる不満、不正がバレる恐れ等しょうもない理由さ」


「エルフの国はハーフエルフ差別派が多くてな。光一くんがハーフエルフにならないと言っても実質はハーフエルフだからと」


「くだらない理由ですね」


「各国そんな感じだよ。生命神としては部下が対応するから仕事は増えないけど残念な事だね。あぁ君のせいではないよ」


「生命神の言う通りじゃ。主に地方で中央の目が届かないからと不正をしている領主が多くてな」


「まぁこの時代なら不正をしている領主が多そうだなとは思っていましたが」


「君の予想通り王都を制圧してしまえば後はこっちのものだと愚かにも考えた訳だね」


「創造神としては残念な事だが、君は危ない連中を一掃できる良い口実になったと思えば良い」


「正直、地方は効率と不正防止の観点からエテルノに任せたかったんでしょ?丁度良いんじゃないかな?」


「そうじゃな。亡くなった連中は天界で平等に裁判をするから君はあまり自分のせいだとか考えなくて良い」


「まぁ裁判もボットがするから安心して。善良で真面目な人なら生まれ変わってもらうし」


「そうですか。分かりました。気分がスッキリしました。妻達の事を聞いても良いですか?」


「何だろう?なんでも聞いて!」


「子どもはいつ頃産まれますか?」


「ジュリエットさんまではこのまま子作りするんだよね?」


「はい」


「来年の3月の頭に産まれると思ってもらえば良いよ」


「3月ですか春で丁度良い季節ですね」


「そう。最短で2ヶ月で出産も可能なんだけどいくつか理由がある」


「何でしょうか?」


「来月テアちゃんと結婚するでしょ?連続で2日子作りすると思っている」


「はい。恐らくそうなります」


「気をつけてあげてほしいのは彩花さんと紗也華さんの2人」


「2人に何かあるんですか?」


「周りが妊娠して焦り始めているよ。テアちゃんは3月の中旬頃に出産する。僕が何を言いたいか分かる?」


「2人に焦らなくて良いよとケアをすることでしょうか?」


「それも大事だけど違うね。テアちゃんと子作りし終わったら2人が学校を卒業するまで地球に居てあげてほしい」


「良いんですか?」


「この世界の話?君が居ない間は君からみたら時間が止まってみえるのは理解しているでしょ?」


「それはそうですが」


「ブリタニアさん達と2年間会えないのが寂しいという話なら月に1日返ってくれば良いじゃない。あーいや駄目だな」


「駄目……ですか?」


「こっちの世界はこれから忙しくなるでしょう?月に1日返ってきてゆっくりなんて出来ないよね」


「恐らくそうですね」


「卒業までの1年半地球にいるのが良いと僕は思う。僕はその間に地球の天界にいるから話し相手にはなるよ。地球の異世界との窓口となる神も真面目で大人しい神だし遊びに来てよ。……というか僕と遊びに行こうよ」


「遊びに……というと?」


「食事にでかけたり旅行に行ったり色々だよ。あぁお金は光一くんよろしくね」


「それは全然構いませんが良いんですか?地上に降りてきて」


「大丈夫。長年仕事サボって遊び歩いていたのは知っているでしょ?同じだよ」


「ワシも行きたいんじゃが」


「えぇ……来るんですか?別に構いませんが」


「生命神よ。そんな露骨に嫌そうな顔をするな。流石のワシも傷つくぞ」


「いや、友人と旅行を楽しもうとしたら上司もついて来たら嫌でしょ」


「それも分からんでもないが……えぇい!ワシも行くからな!」


「光一くん地球に行くときは天界に寄って僕と創造神様と一緒に地球に飛んでね」


「分かりました。そろそろ戻ろうと思います」


「うん。あぁ現場はあまり見ない事をオススメするよ。また倒れる事はないけどあまり良い光景ではないからさ」


「ご忠告ありがとうございます。各国の首脳と話し合います」


「うん、頑張ってね」


「あー創造神様。利用して申し訳ないんですが良いですか?」


「なんじゃね?」


「くだらない理由で無謀な争いを行い多数の命が失われた事、創造神として残念に思うとか言ってもらえると助かります」


「なるほど。これ以上、無駄な争いを避けるためじゃな?分かった。実際、創造神として残念に思っている事だし構わんよ」


「ありがとうございます。よろしくお願いします。失礼します」



「帰っちゃったね」


「良かったのか?今回の件は流石にお主も忙しくなるだろう」


「変に心配をかけたくなかったからね」


「そっか。そうじゃの」


「その代わりに1年半旅行に行くから問題ないさ」

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