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267 各国の首脳から質問

 1年8月9日


「スマホの配布は何でしょうか?」


「スマホはスマートフォンの略でこういう物です。これで色々な事が出来ます。例えば街中で事件があったら警察に電話をして犯人を捕まえてもらいます。病気等で倒れた人がいたら消防署に電話をして救急車を呼び病院に運びます。ニュース番組を観たりも出来ますが、最初にしてほしいのは家の購入ですね」


「すまねぇ。多分、一部翻訳が上手くいっていないようで理解できない」


「皆さん、大和語を習得していただいてもよろしいでしょうか?……大丈夫そうですね。ナビィ頼んだ」


 ナビィは天使を増員してすぐに対応した。


「繰り返しますね……」


 僕は説明を繰り返した。


「ケイサツとデンワとはなんだ?」


「警察は治安維持組織で電話はこの機械を使って遠く離れた人と会話が出来るものです」


「なるほどな。そりゃ翻訳が上手くいかないわけだ。お前さんが大和語を普及させたい理由だな」


「はい。そうなんですよね」


「ショウボウショは何だ?」


「消防署は火災が起きたら火を消したり病気等で倒れた人がいたら救急車という専用の車を派遣して病院に運びます。あっ僕の言葉を空間投影すればより分かりやすいかもしれません。こんな感じでどうでしょうか?」


「文字で見たら意味が良く分かった。救急車は救う急ぐ車なんだな」


「そういう事です」


「ニュース番組というのはなんだ?」


「はい。ニュース番組のニュースは英語でNEWSと書きまして新しいのを意味するNEWに複数形のSを付けた単語です。僕の元の世界ではその日あった事件や出来事を紹介するとともに天気予報を流していました。天気予報は明日の天気は晴れるか雨かを予測して知らせるものです。例えば嵐が来る前に『明後日は嵐になります』と伝えれば皆、対策出来ると思うんですね」


「天気が事前に分かるのか?」


「はい。出来ます。僕の元の世界では昔は軍事作戦に影響するため軍事機密扱いで一般には公開していませんでしたが、どこの国でも正確に予報出来るようになった為か一般にも公開されるようになりました」


「天気が事前に分かるのはありがたい。特に嵐は最悪、犠牲者が出るからな」


「はい。そうですね。このスマホは電気というもので動いています。雷の正体も自然現象で発生した電気です。電気は感電すると危険ですが上手く扱えば便利なエネルギーです。この部屋を明るくしているのも電気によるものです」


「なるほどな。危険だが上手く扱えば便利なものだと。エネルギーは動力だと思えば良いのかな?」


「はい。その通りです」


「学園都市までつくってくれるのか?」


「はい。理由があります。まず小学校や中学校より高度な事を学びたいという人もいると思います。僕の祖国では近年、高校も無償化しました。各国の財源次第ですが高校までは無償化しても良いのかなと思います。高校になると分野が分かれます工業系を勉強したい人もいれば商業系を勉強したい人もいるでしょう。または中学校までの教育から上のレベルの事を一般的に学びたい人もいるでしょう。それから大学に進学して更に高度な勉強をしたい人もいると思うんです。分野が分かれますので各街に設置出来ませんし、首都にそういう学校を置くと学生で首都が溢れるなんてことにもなります。ですから学園都市でまとめた方が効率が良いと考えました」


「なるほどな。鍛冶能力を磨きたい人もいれば商人になりたい人もいる。他にも様々な分野を学びたい人がいるだろうとそういう事だな」


「はい。この世界全体の技術レベルを上げるのも僕の仕事なので」


「オロシウリシジョウというのは何だ?」


「はい……」


 僕は商業ギルドで何度もしてきた卸売市場についての説明をした。


「なるほど。それは助かる。食料を送ってもらってもどう分配するかで悩んでいたからな。それなりに信用できる商人に任せていたが国としては平等が一番だし、大和王国から送られてくる食料は国の収入になる。良いことだ」


「はい」


「ブンボウグテンやスーパーマーケットは何だ?」


「文房具店はこういう商品を扱うお店です」


 僕は一通りカレンダー等の商品を机に並べる。


「学校で使うノートブックやこのシャープペンシル等を扱うお店です。学校で扱う商品ですから半分国営で運営するのが良いと思います。商業ギルドで信頼できる人を紹介してもらってエテルノと一緒に店を営んでもらいたいです。スーパーマーケットは大きな食品店だと思ってもらえれば良いです。これも半分国営ですね……食糧不足だった頃に比べ扱う商品が増えたので必要だろうと思い設置を考えています」


「カデンテンと言うのは?」


「家電店はスマートフォンや冷蔵庫等の家電を扱うお店ですね。これは完全に国営です」


「刑務所や拘置所、裁判所とは何だ?」


 僕はそれぞれについて説明した。


「なるほどな確かに冤罪の可能性もある。裁判所という平等な機関は必要だな」


「警察や裁判所等、領主の仕事と被っているところもありますし法改正も必要かと思います。もちろん統治は任せますが領主が不正をしていないか監視する為にも警察と裁判所は必要だと思います。裁判所には創造神様に頼んで無罪か有罪かを判別できる水晶でも作ってもらおうと思います。無罪なのに領主の不正で有罪にされているケースがないか懸念しています」


「それは……ないとは言い切れませんね。残念ながら」


「国の財務の部署にエテルノを応援で派遣しようと思います。数字の誤魔化しや不正に気付けるように」


「それは正直助かります。残念ながら全て把握しきれていないので」


「ワシの国もそうだな。全部目を通していられない」


「国の財政の健全化の為には領主の不正の確認は必要だと思います。領主に軍がいるのなら尚更、警察は必要だと思います」


「確かに今回の改革により反乱を起こされたくないですからね」


「私からは以上です。皆さん本日は泊まっていかれますか?……そうですよね。皆さん今後の為にもゆっくり会話しましょう」

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