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266 今後の方針と質問

 1年8月9日


「アーシア大陸の各国国内の魔物の駆逐作戦は単純なのでもう良いでしょう。次に世界各国共通の私の考える方針を伝えます」


「よろしく頼む」


「ただ子どもを積極的に増やしてほしいと言われても困ると思います。そこで我が国は世界各国の国民の生活環境を向上させ安心して子どもを産めるように病院の整備などをします。怪我や病気の治療はお金をいただきますが、子どもの出産関連は無料で行います。母子ともに健康的に安心して子どもを産み育てられるように冊子もお渡しします。子どもの病気や怪我の治療費は小学校卒業まで無料とします。義務教育として親には子どもを小学校や中学校に通わせる事を義務化し、国にも義務として子どもを小学校や中学校に通わせられるように昼食代含め無料とします。文房具は親御さんに購入してもらう必要がありますが、中学生までは子どものいる家庭に手当としてお金を渡すのが良いかと思います」


「ワシから良いか?財源はどうする?」


「まず病院も学校もしばらくはエテルノを使うことになります。他にその能力がある人がいないので。エテルノからは使い道がないから報酬は要らないと言われているため無料でやっていけます。必要なものとしては昼食代ですがこれも実質無料でやっていけると考えています」


「どうしてだろうか?」


「我が国から各国に無料で食料の供給をさせていただいています。それは財源になるとともに学校への食料供給も出来ると思います」


「なるほど確かにそうだ」


「次に重要なのは街造りです。街造りは既にある街の隣でやろうと思っています。引っ越しや街の区画整理を考えるとその方が楽だからです。現在、貴族がいるのはリーベ王国とオース王国だけでしょうか?」


「ティア王国は貴族はいないが領主はいる」


「ヒンメル王国もそうですね」


「ドワーフの国にも領主はいるぞ。ワシだけでは国内を管理出来ないからな」


「王都に領主の館はあったりしますか?」


「ティア王国はないな。領主が王都に来る際は宿に泊まっている」


「ヒンメル王国も同じです」


「ドワーフの国もそうだな。領主は滅多に王都に来ることはないからな」


「宿ですか。どんな感じでしょうか?」


「2階建ての宿がいくつかあるんだ。大和王国のようなホテルはないな」


「ヒンメル王国もです」


「ドワーフの国もそうだな。宿に泊まるのは冒険者や商人が殆どだ」


「なるほど。安心しました。リーベ王国とオース王国は王都に立派な貴族の屋敷がありますよね」


「そうですね」


「同じくです」


「それでは気を使うのは2カ国だけですね。どうなんでしょうか?貴族の皆さんはマンションの方が良いのか悩みます」


「マスター、それでは貴族の皆さんにアンケートを取ったらどうでしょうか?」


「そうだな。そうしよう」


「貴族の屋敷があると不都合があるんでしょうか?」


「はい、王都の設計をどうしようか悩むところなんですよ。ナビィ、リア王国の王都の航空写真を出せるかな?」


「はい、どうぞ」


「はやっ!ありがとう」


「いえ」


「リア王国の王都はこんな感じになっています。既存の旧街の土地は全て国が買い上げて更地にしてこんな風にしました」


「これは美しい。この建物がいっぱい並んでいるのが新しい街ですね?」


「はい。そうです」


「このお城の前に広がる広場がとても美しいですね」


「はい。お城も魔法で新街に移転しても良かったんですが。長年そこにある歴史を考えて残したんです」


「よく言うわよ。私の……リア王国の城の地下にとんでもないモノをつくっておいて!」


「とんでもないモノとは?」


「あぁ銀行を便利にするサービスなどを提供する為に必要な機械を設置したんですよ。大事なモノなのでお城の地下に設置しました」


「なるほど」


「皆さんの国に銀行はありますか?ある国は挙手をお願いします……シャーロットもお願い」


「アーシア大陸の各国とドワーフの国にはないんですね。オース王国はいくつ銀行がありますか?」


「3つです」


「了解です。私が各国でやりたい事をまとめますね。まず魔物の駆逐、仮の役所の設置、銀行の整備、スマホの配布、新通貨へ移行、新街の整備、各国に学園都市を整備、卸売市場の設置、文房具店やスーパーマーケット、家電店の設置、ニュース番組の開始まずはこんなところでしょうか?」


「リア女王から各国の代表に言っておくわ。新街の整備って簡単に言っているけどそこには消防署や警察署、学校、病院、刑務所、拘置所、裁判所の設置も含まれているわ」


「どこから聞けば良いかしら?まず役所とは何でしょうか?」


「行政の手続きや公務をする施設ですね」


「銀行の利点はなんだ?」


「皆さん考えてみてください。家にお金を置いていると泥棒が入る恐れがないでしょうか?大金を持って歩くのも怖くないでしょうか?銀行にお金を預ければ街と街の間の移動に大金を持って歩く必要がありません。大きなお金をやり取りする時は口座番号を教えて銀行で振り込めば良いのです」


「なるほど盗賊対策にもなるか」


「それと銀行が持つ重要なもう1つの役割はお金を預かるだけでなく貸す事です。多くの人の家に大金が眠っていたら経済が回りません。銀行にお金を預けると銀行の立場で言うと借金です。我が国は口座維持費として毎月、口座毎に100円を引き落としていますが。銀行はお金が必要な人にお金を貸す事で儲けるんです。そうすると経済が回ります」


「なるほどな。それを国営でやれば国が儲かるわけだな」


「その通りです」

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