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264 平和を望む理由と情報収集

 1年8月9日


 あの後もデルバート国王と話をして「あまり長くワシのところにいても良くない。他の首脳と話すと良い」と言われ席を後にした。

 本当に良い国王だと思う。


 今はブリタニアと紗也華と一緒にリーベ王国国王のアルバートさんのところに来た。


「アルバート国王お邪魔してもよろしいですか?」


「コウイチ様どうぞお座りください」


「アルバートさん、僕のことはコウイチさんと呼んでもらえれば嬉しいです。家族ですから」


「お父様、私からもお願いするわ」


「分かりました。コウイチさん。娘を助けていただいた時にはまさかこうなるとは夢にも思いませんでした」


「僕もですよ」


「娘の命を助けていただいた上、第一王妃にしていただき本当にありがとうございます」


「私も時々、思うのよ。あの時コウイチに出会って助けてもらえなかったら私、死んでいたかもしれないんだと」


「ブリタニアさん私もその気持ちは凄いよく分かります」


「そうね。あなたは私以上に酷い目にあったものね」


「はい。ですがその御蔭で光一に出会えた上、アイドルとして活動も出来て辛い思いをしましたが前向きに考えて運が良かったと思っています」


「そうね。運が良かった。確かにそうだわ。もし私が襲われていなければ光一と出会う事も無かったんだもの」


「サヤカさん、その考え方は素晴らしいと私は思います。あなたは心が強いですね」


「それはですね生命神様による心のケアの御蔭です。それと光一がいつも助けてくれるからですね」


「そうですか。王妃の仲が良いのも素晴らしい事だと思います。光一さんのお蔭でしょうか?」


「どうでしょうか?皆、平等に愛しているつもりですが、ブリタニアが皆を引っ張って行ってくれるお蔭かもしれません」


「私もそう思います」


「私のお蔭?私、何かした覚えはないけど?」


「その何気ないちょっとした事の積み重ねが大事なんだと僕は思う」


「そうね。王妃間の権力争いで毒殺したり他の王妃の子どもを暗殺したり色々と聞くし」


「それはよく聞く話だね」


「あなた達の世界ってそんなに恐ろしいの?」


「何しろ195カ国以上の国があるからね。2度の世界大戦も経験した世界だし歴史を勉強すると色々とあるんだよ」


「そうね。私達の国は全ての子どもが学校で勉強するけどその中の歴史で色々と勉強するのよ」


「そうなの?」


「それに本も沢山あるからね。色々な本を読んでいるとそういう話もあったりするんだよ」


「なるほど」


「特に2度目の世界大戦が酷くてね。人類史上最悪の戦争と言っても過言ではない程だよ。だから僕は平和を愛している」


「私達、日本人は特に平和を愛する傾向が強いわ。理由は戦争で負けたのとあまりにも酷い戦いだったから」


「この世界は僕達の世界を基に創造神様が創ったんだけど、創造神様は僕達の世界の人類史上最悪の兵器である核兵器を作れないようにするとともに魔法も制限した。僕はそれは素晴らしいことだと思う。この世界は平和な世界であってほしい。僕が地上にいる間は絶対に戦争はさせない」


「私達の国は一見平和で豊かだけど世界規模で考えるとギリギリのラインね。ちょっとしたきっかけで争いになるかもしれないから」


「あなた達が平和を望む理由が分かったわ」


「僕はこの世界は僕が考える理想の世界であってほしい。せっかく魔法という便利なものがあるんだからね」


「私も争いは望みません。そんな余裕があったら国内の魔物を駆逐したいです」


「その件でしたら大和王国国防軍を使えばすぐに一掃出来ると思います。大和王国の北側の広い範囲から魔物を駆逐した実績がありますから。その御蔭で食料の大量生産が出来ているんです」


「それは非常に助かります。街と街の間で物資を輸送中に魔物に襲われて犠牲者が出ることも珍しくないですし、現在魔物がいて使えていない土地を使えるようになったら素晴らしいことです」


「魔物がいるエリアはどこですか?」


「街の外の全てのエリアですね。街は頑丈な壁で守っていますが外には魔物がいます。そのため村はありません」


「なるほど。思った以上に深刻ですね。分かりました。明日、軍を派遣して駆逐します」


「そんなにすぐに出来るのですか?」


「はい、軍はゲートで移動できるので」


「それは頼もしいですが敵には回したくないですね」


「島には魔物はいませんか?」


「はい、島は流石に魔物を駆逐したので大丈夫です」


「それなら良かったです。グラウベ聖国はどうか分かりますか?」


「スミマセン。恐らく我が国と同様だと思いますが断定できません」


「分かりました。ありがとうございます。他の国にも状況を聞いてきますね」


「はい。お疲れ様です」


「はい。それでは失礼します」


 他の国にもこんな感じで事情を聞いてきた。

 グラウベ聖国はシャーロットとエリザベスに聞いたところリーベ王国と同じ状況だと確認できた。

 ティア王国は獣人の身体能力の高さで国内の魔物を駆逐し、隣国から入ってきたらその度に駆逐していたようだ。安心した。

 ヒンメル王国も同じで魔法を使い国内の魔物を駆逐し国境を越えてきた魔物はその度に駆逐しているようだ。


 オーエス大陸は魔物の駆逐が完了しているとのこと。

 理由は旧式とは言え銃がある上、大陸の全エリアを制圧した為、国境を越えてくる魔物が居ないとの事だった。

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