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256 オース王国国王に報告と支援要請

 1年8月8日


「ジュリエットとウィンドウちゃん、僕と一緒にオース王国の王城に来てほしい」


「分かったわ。祖国の問題だもの連れて行ってくれなかったらどうしようかと思ったわ」


「はい!」


「ジュリエットの気持ちは分かっているつもりだよ」


「ありがとう。色々と」


「それとウィンドウちゃん」


「はい!」


「大和王国とリア王国のニュース番組で事の詳細を取り上げてほしい」


「全て伝えて大丈夫ですか?」


「構わない。隠す必要はない」


「分かりました。情報共有します……完了しました」


「相変わらず早いね」


「高性能ですので。マルチタスクは余裕です」


「それじゃゲートを開くね」


 ゲートを開くと先に2人が入っていく。


「それじゃ行ってくる」


「気を付けてね」


「ありがとう」


 ゲートをくぐってオース王国の王城前に来た。


 3人で城の門に近付く。


「誰だ!って姫様と大和王国の国王陛下?」


「その通り。大和王国の国王とジュリエット、それと僕の側近のエテルノ」


「大変失礼しました。今、王都では厳戒態勢になっているので少々お待ち下さい。案内役を連れてきます」


 数分待つと走って戻ってきた。


「はぁはぁ……や、大和王国の国王陛下とジュリエット王女様、お待たせしました」


「気持ちは分かるけどそんなに急がなくて良いよ。少し休もうか。水飲む?はいコップ」


「あ、ありがとうございます。面目ありません。普段運動しないもので」


「文官の方ですか?」


「あぁ、挨拶が遅れましたすみません。この国の宰相をやっていますランベールと言います」


「宰相さん自らお越しいただけるとは思っていませんでした」


「ハハハ、それはそうですね。ですが非常事態により人手が足りない状況ですし、大切なお客様なので」


「そうですか。ありがとうございます」


「いえ、もう大丈夫です。こちらへどうぞ会議室にご案内します。ご安心ください。信頼できる者しか会議室にはおりません」


「それは助かります。案内お願いします」


「はい」


 ランベールさんはジュリエットに合わせてゆっくりと歩いて案内してくれた。流石、宰相。

 まぁ僕のステータスを共有しているからランベールさんが全力で走ってもついて行けると思うけど。

 そんな事を考えていたら到着したようだ。


(コンコンコン)


「ランベールです」


「入れ!」


「おぉ!ジュリエット懐かしいな!それにコウイチさんもお久しぶりです」


 王妃のハーマイラさんと、第一王子のロミオさんもいる。


「お久しぶりです。ゆっくりしたいところですが時間との勝負なので結論を言います。アンドール辺境伯が犯人です。計画が失敗した場合、リア王国に攻撃をしかけるつもりだそうです。我軍は既にいつでも対応できるように準備しました」


「やっぱりか……しかし証言か証拠が欲しい。コウイチさん何故それに気付いたのでしょうか?」


「言うよりも見せた方が早いと思います。ウィンドウちゃん、尋問に付き合ってくれたエテルノは録音したと言ったけど記憶を元に映像を出せないだろうか?」


「はい。ボディを変える際にこういう時の為に腕からHDMIケーブルを出してモニターに繋げるようにしています。モニターはバッテリー搭載型ですので映像出力出来ます」


「流石、高性能。助かるよ」


「早速、お役に立てて光栄です」


「準備できました。モニターから映像と音声を流します。ご覧ください」


 皆さんに僕が尋問した様子を観てもらう。

 犯人の顔を映すとニコランド国王の顔が変わった。

 最後まで映像を観てもらった。


「状況はご理解いただけたと思います」


「私はあいつの顔を知っています。アンドール辺境伯の軍の指揮官です」


「宰相!」


「はい!」


「全軍でアンドール辺境伯を取り押さえろ。最悪、殺害しても構わない」


「ちょっと良いですか?」


「何でしょうか?」


「これは我が国の問題でもあります。お恥ずかしい話ですが軍艦を盗まれました。人質も取られました。リア王国の王城に対してですがミサイルの発射もしています。我が国の自衛権の範囲だと思います。何が言いたいかと言うと内戦になりますよね?」


「そうなりますね」


「これは我が国のせいでもあります。こんなくだらない事でそちらの国軍に犠牲者を出したくありません。ニコランドさん。我が国に支援要請を出していただければアンドール辺境伯軍に犠牲者が出るかもしれませんが速やかに制圧出来ると思います」


「お父様、私からもお願いするわ。コウイチの軍は圧倒的な強さだわ。祖国を愛する国軍に犠牲者を出したくないわ」


「宰相どう思う?」


「この件で時間をかけたくありません。支援要請をするのが得策かと思われます」


「分かった。コウイチ殿。よろしく頼む」

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