250 ワープ航法と家族と交流
1年8月7日
マンションに帰ってきた。
「皆、9日に国際会議を開こうと思うんだけどどう思う?」
「何故、明日じゃないの?」
「ブリタニア、僕達の両親が帰るのが明日の昼だからというのと各国の首脳も準備が必要だろうから」
「なるほどね。確かにそうね……ただ『それでは遅い』というのが気になるわ」
「ウィンドウちゃん、イージス巡洋艦1隻をワープ航法で時間短縮出来ないだろうか?」
「どういうものでしょうか?」
紗也華はニヤニヤしている。流石ネタが分かっているね。
「エテルノが1人は乗っているよね?」
「はい。3人乗っています」
「大きなゲートを作ってリア王国の港の近くに飛ぶのは出来ないかな?」
「検討します……魔法はイメージです。出来ると判断しました」
「それじゃお願いします」
「今からイージス巡洋艦がゲートをくぐります……無事にリア王国の港の近くに出ました」
「それじゃ接岸しておいて。明日にはリア王国海軍による見学会を始めようか」
「はい!分かりました!」
「それから各国の大使館の特命全権大使に9日の10時から国際会議を開きたいと伝えるように指示を出してもらえる?9時半頃に迎えに行くともね」
「はい。分かりました!」
「国境沿いには軍がいるし軍艦も向かっている。大丈夫だと良いんだがってもう19時か!遅れたけど両親との食事に行こう!」
「分かったわ」
僕達は仕事で遅れたと言って家族との食事に行った。
今日も酔っぱらいの相手でヘトヘトだ。早めに寝ようと言ったら皆も同じ気持ちのようで賛成した。
今日はブリタニアとだけ寝た。他のメンバーは彩花と紗也華の部屋で寝ている。
1年8月8日
いい朝だ。今日も天気が良くて良い気分だ。
あっそうそう僕の家族達は学園都市の観光で「本当に異世界?未来の国じゃないの?」と言う程驚いていた。
今は朝の8時だ。あっ丁度ブリタニアも目が覚めた。
「おはよう」
「おはよう。久しぶりね。あなたとこうやって2人きりになるの。やっぱり夜1人と一緒に寝る案は良いかもしれないわ」
「そうだね。こうやって2人きりで会話出来るし」
「私は先にお風呂に入るわ。あなたはどうする?一緒に入る?」
「断りたいところだけど妊婦さんが心配だから一緒に入るよ」
「あら?意外ね断ると思っていたわ。それ程、私を心配してくれているのね」
「普段はどうしているの?」
「普段は彩花と紗也華と一緒に入っているわ。2人も心配してくれてね」
「良い家族だね」
「本当にそうね。それじゃ行きましょう」
僕は我慢できず1回手を借りてガス抜きしてもらった。
ブリタニアには「健康的で良いけど困ったものね」と言われた。
服を着てリビングに行ったら皆が居た。
「おはよう」と挨拶をし合う。
「朝からスッキリしてきたのね?」
「紗也華、僕はブリタニアが1人で風呂に入るのが心配で一緒に入ったんだけどね……どっちが介護しているんだろうね?」
「まぁ健康的で良いじゃない」
「ご理解いただいて幸いです。お恥ずかしい限りです」
「今更恥ずかしがる事はないわ。さっきも言ったけど男性なら健康的な証拠で良いじゃない」
「私もそう思うわよ」
「ブリタニアありがとう」
「お互い様よ。朝食に行きましょう。ご両親はもう食べ終わっているかもしれないけど行ってみましょう」
「そうだね」
僕達がホテルに行った頃には丁度食べ終わったようだけどお茶を飲んで色々と話をした。
紗也華のお父さんから「国家運営は順調かい?」と聞かれたので正直に答えた。
「国内は問題ありませんが、国家間で生活環境に格差が生じてしまったので懸念しています」
「それなら早く言ってくれれば早めに帰ったのに」
「いえ、せっかく来ていただいてこうやって交流もしたかったので……それに国境沿いは特に警戒を強化しているので大丈夫です」
「明日、国際会議を開いて話し合う予定です」
「本当に君は元SEとは思えない程、国王として仕事しているね。君の天職だったんだろうね」
「ありがとうございます。部下や家族のサポートも借りてなんとかやっています」
「国のトップなんて皆そんなものだよ。日本の総理大臣だって国会答弁は官僚が質問通告を元に原稿を作り答えているし。君は国民からの支持率も高いし本当に尊敬しているよ」
「ありがとうございます。嬉しいです」
「僕達は今日の昼には帰るけどまた来たいからよろしくね。お蔭で久しぶりに休息が出来たよ。世界情勢が安定している時で良いから定期的に集まって交流しよう」
「はい。是非また来てください。皆さんのお話は勉強になることも多いので」
「本当かい?それなら良かったよ」
「本当ですよ。皆さん社会経験が沢山ありますから」
「それはそうだね。おっとあまり長くいても仕事の迷惑になるだろうからそろそろ撤収するよ。また12時に迎えに来てね」
「はい。今後ともよろしくお願いします」
「それじゃ皆、行こう」





