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249 子どもの話と争いの気配

 1年8月7日


「あぁついでに言っておくと皆、まだ自覚していないみたいだけど彩花さんと紗也華さん以外は皆、妊娠しているよ」


「妻達が驚いている間に質問良いですか?」


「なんだい?」


「確率は低いですが一卵性双生児や二卵性双生児が自然に発生することがあるじゃないですか?その場合はどうなりますか?」


「良い質問だね。その場合は残念というべきか悩むところだけど三つ子になるね。帝王切開になるんじゃないかな?もちろん部下がサポートはするけどね」


「ちなみに妻達は大丈夫ですか?」


「皆、大丈夫だよ。生命神として断言する」


「また疑問が生じたんですが薬を飲んで子どもをつくる時に一卵性双生児になる事はありませんか?」


「それはないから安心して。夫婦ともに薬を飲んだ時点で部下がある程度コントロールするから一卵性双生児にはならない」


「ちなみに部下ってボットですか?行為を見られると思うと恥ずかしくてですね」


「僕達、神もそこは見ないように配慮するし感情のないボットだから安心して。君に分かりやすく言うと簡単なプログラム」


「それなら良かったです」


「あ、そうそう。君の子どもは遺伝でステータスが高くなる傾向にあるけど、僕の薬を使うと更にステータスが高くなるね」


「それは僕のステータスを超えるステータスになる事はありますか?」


「君はレベル120だけど君の子どもはレベル100までしか上がらない。それにSPもない。だから超えることはないよ」


「安心しました」


「そんなに不安?」


「王族も一般人も子育てを誤る例は地球では山程ありますから」


「君の子どもなら真っ直ぐ育つよ。道を誤る事はないよ」


「どうしてそこまで言えるんですか?」


「ここだけの話。地球で道を誤る例の中には背景に悪い神が操っていたりするんだよ。全てとは言わないけど」


「悪い神ですか?」


「うちの世界の創造神でさえ操られるくらいだよ?この世界には居ないけど地球では中には邪神もいるわけだよ。もちろん地球にも良い神もいるけどね」


「なるほど」


「あっそうそう。君が支配する国の次期国王以降には天使がつくようにしているから。聖女やエルフの国の女王に特殊な能力があるのと同じさ。次期国王に天使がつく理由は2つ。1つは道の軌道修正。2つ目はエテルノを生み出す力。補足として君が承認しなければ男性のエテルノは生み出せないようにしてあるから」


「それってリア王国も対象になるの?」


「なるよ。条件は光一くんが支配する国の次期国王以降だから。もちろん『リア女王』の力も継続するよ。あっ次期国王以降と言っても光一くんの子孫でない人は対象外だから」


「あの!ジュリエットから良いですか?」


「何でも良いよ。大体予想はつくけど」


「私の祖国もリア王国のように大和王国の支配下に入ったら対象になりますか?」


「なるよ。全ての国で言える事だけどね。ちなみにエリアナさん」


「私ですか?何でしょうか?」


「君の子どもはハーフエルフではなくエルフだから」


「何故ですか?」


「光一くんは新神だから子どもの寿命が長いことは既に話した気がするけど、人間ではなく新神だから相手の血に合わせるんだ」


「クレマリーさんもそうだよ。君の子どもは絶対に狐獣人が産まれる」


「わ、私も?」


「あんまりネタバレするとつまらないけど誤解されたくないから言うとリアさん」


「は、はい!」


「君の子どもはリア女王になるよ」


「2人目以降の子どもは?」


「生命神として悪いけど争いを避けるために2人目以降は男の子にさせてもらうね」


「配慮ありがとうございます。安心しました」


「地球の歴史ではよくあったけどこの世界で姉妹で争うのは見たくないからゴメンね」


「いえ、助かります。正直2人目以降を産むか悩んでいたので」


「それなら良かった」


「創造神から光一くんにアドバイスを良いじゃろうか?あまり神が口出しするのは良くないんじゃが」


「はい。何でしょうか?」


「この際、全ての国を支配下に置いてはどうだろうか?」


「光一くんが答える前に横から失礼するけどシャーロットさんの子孫は代々、聖女になるから」


「私の子孫がですか?何故ですか?」


「光一くんの新神の血がシャーロットさんの能力を子どもに引き継がせるんだよ」


「僕が何を言いたいかシャーロットさんなら分かるよね?」


「私の子孫をグラウベ聖国の聖女として国を導けと言うことですか」


「子どもの将来を縛るなど僕は反対です!」


「いえ、コウイチさんシャーロットとしては子どもの将来が安泰なのは嬉しく思います」


「光一くん、子どもの将来を縛るのは今更なんだよ。リア王国の次期女王や大和王国の次期国王は既に決まっている話でしょ?」


「そう言われると……しかし全ての国を支配下に置くのはどうかと思います」


「君は既に気付いているはずだよ。国家間の格差が拡大し危険な状態だと」


「コウイチ、私はリーベ王国の第一王女として私の子どもが大和王国とリーベ王国の国王になるのに賛成するわ」


「光一くん、ワシら神々が口出しすべきでないのにそれでもアドバイスする意味を考えてくれんか?」


「どうか真剣に考えてほしい。支配下に置くと言っても直接統治する必要はない。リア王国のように将来、君の子どもが大人になった時に国王になれば良いと思う」


「分かりました。国際会議を開いて話し合ってみます」


「それでは遅いんだけど……これ以上は言えないか」


「創造神様、今の生命神さんの言葉の意味は何でしょうか?」


「スマンがこれ以上は言えない。ギリギリ言えるところでもう遅いとだけ言っておこう」


「分かりました。何か分かりませんが警告ありがとうございます。それでは失礼します」



「帰っちゃったね」


「そうじゃの」


「あの様子だと争いは回避出来ないね」


「残念じゃが仕方あるまい。最善を尽くすことを願うとしよう」

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