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231 彼女いない歴や日本語について雑談

 202X年9月1日


「地球に帰って来たな」


「そうね9月25日まで落ち着かない気分だわ」


「私も気持ちは分かるけど学校と配信を頑張らなくちゃ」


「そうね。そうだわ私。まだ20日以上先じゃない」


「それにしても2人のご両親も凄いよね。普通、既に7人と結婚していますと言ったら怒るよ」


「あなたは普通じゃないからというのと私達の両親の理解力かな?」


「まぁ普通じゃないのは自覚あるけどね……元はどこにでもいる社畜SEだったんだけどな。しかも年齢イコール彼女いない歴」


「それは何度も言っているけど運が良かったか運命だったのよ」


「私、思うんですが彼女作る気無かったからじゃないですかね」


「あーそれはあるかも。SEだと周りは男ばかりで素敵な女性はいないし婚活する気も無かったし。社畜で給料安かったからねぇ」


「やっぱりそうですよね」


「高校は進学コースで男の割合が多かったしクラス内に僕の好みの女性はいなかったし」


「あっはい」


「中学はそれはそれは荒れていて授業中に黒板にスリッパが投げつけられるわ非常ベル鳴らすわで、いかに影を薄くして目立たないようにするかに力を注いでいたし」


「うわぁ」


「中学はコンピュータ部だったけど当時はパソコン出来る人イコールオタクという時代だったし。スマホのない時代だからね。パソコンもそれ程、普及していなかったから余計だよね。だから不良に目を付けられないようにするのに必死だった訳ですよ」


「そりゃ彼女出来ないわ」


「専門学校ならどうでしたか?」


「……IT系の専攻だから女性いなかったね」


「あっそうですか。うちの学校はクラス制でしかも部活も推奨していないので活発ではなく交流の場が殆どありませんからね」


「思えば私達も学校に行って帰るだけで男子と交流とかしてなかったわ」


「ま、まぁ今は沢山の妻がいて良いじゃないですか」


「誤解しないでほしいのは皆に不満があるわけじゃないんだけど、妻が多すぎても大変なんですよ」


「それはなんとなく分かるわ」


「あー。妻と娘2人の家庭で四面楚歌の夫って良く聞きますね」


「いや、僕の妻達は良い人達だから四面楚歌はないけど平等に愛さないといけないからね」


「私達と違って異世界の皆さんは子どもを早く産みたいようですから大変ですね」


「まぁ時代と文化の違いだから仕方ないわね。頑張って」


「3人共、私達に不満があるのかしら?」


「シャーロットさん、誤解しないでって言ったじゃないですか」


「フフ、冗談ですよ」


「お姉ちゃん余計に性格が悪いと思われるよ?」


「妹に言われると説得力があって怖いです」


「気をつけようね。お姉ちゃんの評価が下がると私までダメージくらうんだから」


「はい、気を付けます」


「今日、平日だけど彩花と紗也華は学校に行かなくて大丈夫?」


「うん、今日は午後から授業だから」


「なるほど、お疲れ様。程々に頑張ってね」


「あなた何でいつも『程々に』って言うの?」


「あぁ、それは頑張っている人に『頑張って』というと逆効果になることもあるというのと元社畜として『無理しないで頑張って』という想いを込めて言っているんだよ」


「なるほど確かに逆効果になることもあるわね。無難なのは『応援しているよ』かな?配信していてそう思った」


「分かります。ギリギリまで頑張っている人に頑張ってと言うと最悪、崖っぷちに立っている人の背中を崖に向かって押すことになるんですよね」


「背中を押すのが良い時もあれば悪い時もあるという事だね」


「なるほど日本語って難しいですね。シャーロット勉強になりました」


「日本人でも日本語は難しいと思うからね。励ましたつもりが皮肉に聞こえたりとかね」


「それもよくありますね」


「あっ朝食にしようか?食材は冷蔵庫に色々と入っているはず」


「それなら私が作るわ」


「私も手伝いますね」


「2人とも午後から学校なのに悪いね。ありがとう」


「いえ、お役に立てて光栄ですってね。冗談半分で言ったけど半分は心からの言葉だからね」


「そうなの?」


「うん!普段、色々とお世話になっているから、たまには役に立ちたいなってね」


「私もです」


「う~ん?僕何かしたっけ?」


「お金くれたじゃない」


「あーあれは使い道が無くて余っているお金だからそんなに恩に感じなくても良いのに」


「それでもよ」


「そうです。普段の何気ない仕草でも助かっているものですよ」


「例えばそうね。あなた私達を襲わないじゃない」


「当たり前でしょ!そんな酷い事しないよ!」


「その当たり前って中々出来ないものよ」


「約束守ってくれてありがとうございます」


「妻が嫌がる事は絶対にしないよ」


「私、リアは結構イジメられてます」


「「「それはリアが悪い(です)」」」


「3人に揃って言われた!エリザベスどう思う?」


「私も同感です」


「私、何か悪いことしたかな?」


「自覚がないのが問題ですね」


「そんなー」


 そうして僕達は地球での何気ない生活を送っていく。

 平和で良いなぁ。

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