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229 彩花と紗也華の結婚式について会議

 1年8月5日


 商人の皆さんと別れた後、僕達はマンションにいる。

 彩花と紗也華、ブリタニアも一緒にいる。

 この世界では明日が誕生日だからだ。


「ゴメン2人ともカラードレスの色は何色か聞いたっけ?」


「言ってない気がするわ」


「私もです」


「何色なのかな?」


「当日までのお楽しみ……と言いたいところだけど」


「何かな?」


「一生に一度の結婚式で失敗したくないわ」


「そうだね。その気持はとても良く分かる。僕の親兄弟も来るし」


「だから事前に打ち合わせしておこうと思うの」


「そうだね。その為に集まったんだから」


「というわけでカラードレスの色は2人ともお揃いの薄い青よ。デザインも同じ」


「理由は?」


「シャーロットとエリザベスと同じような理由かな?色やデザインの違いでどちらか一方が目立つのが嫌だったの」


「まぁ確かに青と赤だと赤が目立つかも」


「そういう事よ。それに青は人気の色なのよ。ということは無難でしょ?」


「2人が選んだ事だから僕はそれで良いと思うよ」


「あなたは王冠被るの?」


「被らないよ!普通にモーニングコートを着るだけだよ!」


「あら?私達はティアラを被るわよ?」


「ティアラは一般的だし美しいから良いと思うけど王冠はないわ」


「冗談よ。王冠重そうだし」


「ナビィ、エイド今、良いかな?」


「はい!」


「参上!」


「明日の結婚式の準備はどうかな?」


「問題ありません!」


「朝6時には設営をする予定です。アクアオーラさん警備の強化をお願いします。マスター達は安全ですし防御結界を張るので式の進行に問題ありませんが、見物客間のトラブルは避けたいですから。見物客が集まりすぎて危険だと我々天使が感じたら公園の空いているスペースに強制転移させます」


「分かりました現地のエテルノに共有しました」


「映像ですが大和王国だけでなくリア王国にも配信します。カメラワークは学園都市のプロに任せます」


「ドレスは完成しています。当日エテルノの手を借りて着てください」


「はいはーい!事前に着てないですがサイズは大丈夫?最近、食べすぎているので太っていないか心配で」


「皆さん老化……つまり成長が止まっているので太ったり痩せたりしませんよ」


「む、胸の成長は!?」


「成長しませんよ」


「なん……だと!?」


「あの非常に言いにくいんですが夫として妻全員の胸の大きさに不満はないです。みんなそれなりに大きいじゃん!まな板じゃないでしょ?丁度いい大きさだと僕は思います」


「それなら良いか!」


「話を戻しますとサイズは問題ないように作りましたのでご安心ください。我々天使一同は今回の結婚式に相当力を入れています!本気出しています!」


「な、なんでなの?」


「この国、この世界で初の日本人同士の結婚だからだそうだよ」


「マスターの言う通りです」


「確認だけど結婚行進曲はメンデルスゾーン作で良いよね?」


「他にもあるの?」


「僕が知っている限り2種類あると思う。メンデルスゾーン作とワーグナー作の2種類」


「曲を聞いたら分かるかもしれない」


「スマホに2曲入っているから流すね。まずはメンデルスゾーン作」


「あぁ、これか!聞いたことある結婚式定番の曲!」


「私も聞いたことあります!」


「次がワーグナー作」


「あぁこれも聞いたことある」


「私も聞いたことありますがこの2曲は全く異なりますね」


「力強さや高揚感を求めるなら前者、落ち着いた雰囲気なら後者ね」


「ちなみに私の結婚式では前者を流したわ」


「ブリタニアさんの結婚式でも流したんですね。それなら前者かなと思います」


「私に落ち着いた雰囲気は合わない気がするわ。未来に向かって力強く高揚感を感じたい」


「それでは結婚行進曲はメンデルスゾーン作ということで我々天使が生演奏します」


「ナビィ、そこまでしてくれるの?」


「先程言ったじゃないですか!我々天使が全力を出すと!」


「ありがとう。僕、感動して泣きそうだわ」


「いや、泣かないでくださいよ。開始時間はどうしますか?」


「11時でどうだろうか?特に新婦は午前8時には準備の為に式場入りする必要があるけど、披露宴を午前12時にスタートすると、食事の時間は丁度お昼頃になるから」


「私はそれで良いと思うわ」


「私もです」


「それなら11時ですね。キスはどうしますか?」


「頬にすれば良いんじゃないかしら?」


「私もそう思います」


「結婚式の座席はどうしましょうか?」


「僕は思うにヴァージンロードを挟んで右が紗也華。左が彩花のご家族で僕の家族はその後ろに座る形でどうだろう?」


「良いの?あなたの家族が後ろで」


「良いんだよ僕の家族は。座席の位置でもめたくないし」


「それではそのようにしましょう。新郎のお客様はどうしましょうか?」


「リーベ王国国王とか?」


「お父様達なら呼ばなくても良いわよ。今回はあくまで身内だけで行う結婚式だから。王族が周りに沢山いたらあなた達の家族が困惑するでしょ?」


「後で怒られたらブリタニア、フォローよろしくね」


「任せて。それより今日は早く寝て明日6時頃に起きた方が良いと思うわ」


「他に打ち合わせすることないよね?料理は大丈夫?」


「はい。問題ありません。ご安心ください」


「それじゃ今日は解散で。ナビィとエイドありがとう」


「いえ、お役に立てて光栄に思います」


「はい、私もです」

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