213 大和王国民に新スマホと税金の説明
1年8月4日
「それじゃリア、学園都市のスタジオに行こうか」
「え?ここでするんじゃないの?」
「あーそれじゃ挨拶だけしておくか」
「それじゃ始めますね。3,2,1,……」
「大和王国民の皆さんこんにちは。国王です授業中に邪魔してゴメンね。だけどこれは重要だから許して」
「大和王国の国民の皆さんリアです。この後皆さんに重要なお知らせがあるの」
「これからスタジオで撮影してくるから動画がアップロードされたら全国民に観てほしい」
「お願いね」
「それじゃ失礼します」
「はい、オッケーです」
「リア、それじゃスタジオに行こう」
「私いる?」
「可愛いリアがいた方が華があって良いでしょ?」
「分かったわ。1人だと心細いんでしょ?」
「バレた?」
「仕方ないわね。行ってあげるわ」
「ありがとう。でもちょっと待っていてもらえるかな?」
「良いわよ?」
「ウィンドウちゃん、ウィンドウちゃんはメンテナンスに向かって」
「良いんですか?」
「これから僕がアクアオーラちゃんを迎えに行くから大丈夫」
「分かりました。それでは失礼します」
「送らなくて大丈夫?」
「大丈夫です。エテルノもゲートを使えるようになったので」
「分かった。それじゃまた今度会おう」
「はい。失礼します」
「それじゃ僕はアクアオーラちゃんを迎えに行ってくる」
「いってらっしゃい」
ゲートを開いて書斎に戻る。書斎を出てアクアオーラちゃんの所に向かう。
「ブリタニア少し話があるんだけど良いかな?」
「何かしら?」
「ウィンドウちゃんとアクアオーラちゃんは定期メンテナンスの期限を大幅に超えているんだって」
「そうなの?」
「はい。先程ウィンドウちゃんからエテルノ全体に国王陛下が『定期メンテナンスをしっかりするように!もっと自分の命を大切にしてほしい』そのような内容のメッセージが送られました」
「そうよ。言ってくれれば……気付かなかった私が悪いのか」
「そのやり取り僕もさっきした」
「やっぱり夫婦ね。それで?」
「今、ウィンドウちゃんをメンテナンスに向かわせた。簡易メンテナスの結果、足腰と人間でいう脳の一部に問題があると言うから。アクアオーラちゃんは足腰だけに問題があるから明後日の結婚式が終わった次の日でも問題ないと言われてね。ブリタニア一時的にアクアオーラちゃんを借りても良いかな」
「良いわよ。国王としての仕事で必要だろうから」
「ありがとうね。それじゃアクアオーラちゃんよろしく」
「はい。国王陛下、よろしくお願いします」
「それじゃゲートを開くよ」
アクアオーラちゃんが先に入って僕が後に入る。
「お待たせ」
「あまり待っていないから大丈夫よ」
「それじゃゲートを開くよ」
リアが先に入って僕達も入る。
「ヒビキさん、コダマさんすみません良いですか?」
「はい。大丈夫です」
「先程、国民向けに言っていた事でしょうか?」
「そうです。大丈夫でしょうか?」
「全く問題ありません。むしろ大歓迎です」
「ナビィ、コダマさんにUSBメモリを渡してもらえるかな?」
「分かりました。こちらです」
「そこのパソコンで確認しますね」
新しいスマホの機能と使い方を分かりやすく映像で表現している。素晴らしい。
最後に政府公式サイトを見るようにアナウンスしてくれている。
「ナビィ、もう政府公式サイトは更新したのかな?」
「まだですよ。ですが下書きは出来ています。マスターの動画が公開されたら同時に公開します」
「素晴らしい動画でした。新しいスマホと新サービスの案内ですね?」
「はい。そうです。動画は私が最初の方に『こちらの動画をご覧ください』と言うのでそこに入れてください」
「分かりました。ヒビキちゃん、それじゃ準備しよう」
「3人とも席に着きましたね。じゃぁ3、2、1……」
「皆さんこんにちは!アナウンサーのヒビキです。今日はお客様がおります。国王陛下からお知らせがあるそうです。では国王陛下お願いします」
「皆さんこんにちは。国王です」
「皆さんこんにちは王妃のリアです」
「まずはこちらの動画をご覧ください。どうぞ……皆さんご覧いただけましたでしょうか?この度新しい機能を追加したスマホを全国民に配布します。その際に住民カードも作成してもらいます。詳しい手順は後程お知らせをみていただきたいですが、お手数をおかけしますが役所でお受け取り手続きをお願いします。新機能はカード不要でスマホに銀行口座からスマホにお金をチャージして地下鉄に乗るのに使えます。今後、地下鉄以外にもお店で使えるように出来たら便利だなと思います。そうすれば現金を持ち歩かなくてもスマホだけでお買い物が出来るので便利だと思います。これはお店にもメリットがあります。チャージしたお金を電子マネーと言いますが、電子マネーをお客さんがお店で使えばお店の銀行口座にお金が振り込まれます。これは多くの現金をお店に置かずに済みます。現金輸送の手間が省けるのです。今は考えている段階で準備中ですが是非ご利用いただきたいと思います」
「便利な機能ですがスマホを盗まれたらどうすれば良いでしょうか?」
「ヒビキさん良い質問をありがとうございます。警察への通報とですね……役所で住民カードを作成する際にパスワードという番号を設定していただきます。スマホを失くしたり盗まれたら役所で住民カードを提示してパスワードを入力してもらい本人確認をします。本人確認が出来たらスマホのGPS情報を元に場所を特定します。GPS情報とは今スマホがどこにあるのかを示すものです。もしも盗まれたとしたらスマホを無効化する。無効化する際に電子マネーをYCloudというシステムにデータを逃がします」
「なるほど」
「スマホを紛失しても顔認証を突破できないから口座からチャージは出来ません。スマホにはオートチャージ機能もあります。スマホの残高が一定額を下回ると自動で口座からチャージする機能です。オートチャージ機能の一度の上限額は2万円です。便利ですが盗まれた時に使われるリスクはあります。ですが役所で手続きすれば無効化出来ますので安心してください。盗むことを考える人に言っておきます。盗んだスマホを持っている限りあなたの居場所はGPS情報で特定出来ます。更に役所で機能を無効化されます。盗むメリットはないと私は考えます」
「それなら安心ですね。役所でスマホの位置情報を確認したら役所の職員であるエテルノが現場の警察官に情報共有して犯人を確保出来ますから」
「その通りです。更に税金の申告が住民カードをスマホで読み取る事で出来ます。お店などを営んでいる方はその分の申告もお願いします。申告いただくと月々自動的に口座から税金を徴収します。税金は様々なサービスを国民に提供するために使われます。ご理解とご協力をお願いします。もし脱税すると犯罪となり重い罰則がありますのでよろしくお願いします」
「サービスと言うと消防や警察、学校などの運営費でしょうか」
「それもありますが、お子さんが生まれると生活が苦しくなる家庭もあると思います。そこで産まれてから15歳に達してから最初の3月30日までの子どもを対象に毎月手当を口座に自動的に支給させていただきます」
「子育て支援ですね。重要だと思います」
「子どもは国の宝です。是非、ご理解とご協力の程よろしくお願いします。新しいスマホの受け取りは義務だと思ってください。スマホの配布や住民カードの発行でお金は取りません。もちろん紛失したら端末代と住民カードの再発行は500円の手数料がかかります。ご理解とご協力をお願いします。詳しい説明は政府公式サイトに情報を載せます。多いと思われる質問と答えも載せます。その他、不明点がありましたら役所の職員にご相談ください。私からは以上です」
「国王陛下ありがとうございます。国王陛下の想いは皆に伝わる事を切に願います」
「カットーはいオッケーです」





