210 リア王国民に謝罪と説明
1年8月4日
しばらく待っているとナビィに出来たと言われ空間投影してもらった。
5分程度の映像で観終わった。
「ナビィ……天才だよ」
「ありがとうございます!最高の褒め言葉ですね。いやぁ天使ですから余裕ですよ」
「リアもどうだった?」
「凄く良かった。あれなら良いと思うわ」
「城の執務室のソファーに並んで座ろうか」
「分かったわ。行きましょう」
城の執務室に来た。緊張してきた。
「それじゃ始めますよ。3,2,1……」
「リア王国の皆さんこんにちは。女王であり王妃でもあるリアです」
「皆さんこんにちはお騒がせしてスミマセン。大和王国の国王です」
「今回も皆さんにお知らせがあります」
「その前にまず謝らせてください」
「ちょ、ちょっとそれ聞いてないわよ」
「正直に申します。リア王国は独立した国だから僕が手を出すのは駄目だと勘違いしていました。実際の統治はエテルノに『補佐官』に任せれば良いやと考えていました。でも今は『リア特別自治区』として一時的に併合しているんだったと気付かされたんです。僕が最高指揮官であり最高責任者きだと気付かされました。気付いたきっかけは現場の声、国民の声、話を聞いて気付かされました。今まで放置していて申し訳ありませんでした」
「ちょっとちょっと……だからそれはトラバント地方の統治に力を入れる必要があったからでもあるから」
「でもそれは僕の都合でありリア王国の皆さんには関係ないから。だから謝罪したんです。僕は元はただの平民です。国のトップが間違った事をしたら謝るべき時は潔く謝るべきだと思っています。誤魔化したりはしたく無かったんです」
「それを言ったら私も謝らないとじゃないっ!みんなゴメンね!それに気付いていたけどトラバント地方の統治で忙しいのが分かっていたから放置していたの!でも聞いて!ちゃんと世界中に輸出できる量の食料を生産したり仕事してたから。もう少し待ってもらえれば、みんなの元に十分な量の食料が届いて食費が抑えられるはずだから!だから怒らないであげてほしいの」
「許してもらえるかどうか分からないけどまたみんなの声を聞かせてもらうから!それから僕は今回、本気を出しました。本気で皆さんの為になるように色々と考えさせていただきました。その案を女王でもあるリアに観てもらったら困惑させてしまったけど。まずはこの映像をご覧ください。どうぞ……」
(今、映像を流しています)
(ありがとう)
(終わったら伝えます)
(お願いします)
(……終わりました)
「どうだったでしょうか?僕の考えた計画は?今、お見せしたものは全て実現可能です。それは大和王国の学園都市を見てもらえたら明らかだと思います。まずは身近な話からさせていただきます。各街に役所という国民の為に働く政府機関を設置します。次に消防署を設置することで消防車が火事の鎮火を迅速に行います。また大怪我やご病気で倒れた際などには救急車を呼んでください。携帯電話から119番に連絡すれば迅速に対応します。皆様は消防車や救急車が来たら道を譲ってください。人の命に関わるのでご理解ください。」
「みんな!今、話している内容を聞き漏らしても大丈夫なように後程、国王と私から皆に伝えた内容はスマホで閲覧出来るようにします。まだ準備中だけどスマホで『リア王国政府公式サイト』で検索してみてね」
「リアありがとう。それから何か事件があった際には110番にスマホから連絡してください。『ポリス』という治安維持組織を新たに作ります。すぐに現場に急行できるようにします。パトロールカーという警察の車両が赤いランプを光らせ音を出していたら道を譲ってください。先程、言い忘れましたが消防車や救急車も赤いランプと音を出して走ります。ランプが消えていて音も鳴っていなければ緊急性はないので慌てて道を譲らなくても大丈夫です」
「他にも大事なお願いがあるのよね?」
「はい。各街に小学校と中学校を設置します。小学校は6歳からで6学年あります。中学校は通常ですと小学校を卒業した13歳から3学年の学校です。ですがお子さんの皆さん学校に通っていなかったと思いますので6歳以上のお子さんは小学校に通ってください」
「もう少し詳しく話してあげて」
「リア王国の国民すべてが教育を受ける権利があります。既に大人の方で勉強したいという方は学園都市にいらしてください。今回、各街に学校を設置するのは子どもさんが親の元から離れなくても通えるようにしたかったからです。来年からは義務教育と言いまして親(保護者)に子どもを学校に通わせることを義務化します。来年からは4月1日に6歳の子は入学してもらいます。……もしかしたら学校が足りないという事態が発生するかもしれません。その際は学校を増やしますので数日、学校の庭で授業を受けていただきたいと思います。保護者の皆様、どうかご理解ください」
僕は頭を下げる。





