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209 リア女王に説明と提案

 1年8月4日


「リア、ナビィ、それからウィンドウちゃん!昼食に行こう!」


「分かったわ……」


 何やら疲れた表情をしていらっしゃる。


「分かりました」


「はい!」



 昼食ではリアが僕がトンデモナイ計画をしやがったと愚痴を言っていた。

 あの……本人が目の前にいるんですけど。

 それに対しブリタニアが温かい目で……


「リア、気持ちは分かるわ。でもいつもの事じゃない」


 とフォローしているのかしていないのか良く分からない回答をした。

 これが本妻の余裕か。紗也華は紗也華で……


「光一、あなたゲームで本気出したのね!楽しいわよね!」


 と理解を示してくれた。良かった妻に仲間が1人はいて。

 他のメンバーはというと静観である。


 食事が終わって書斎に戻るとリアが声をかけて来た。


「光一あなたの計画は素晴らしいわ。だけどやり過ぎよ」


「そう言われましても国民の為に……」


「それは分かっている。それに今はリア王国ではなくリア特別自治区だわ。あなたが最高指揮官であり責任者」


「はい。そうですね」


「私は女王だけど本来であれば口出しできる権限はないわ」


「そんな事は」


「そうなの!」


「はい。でもリア女王に無断で物事を進めたくないです」


「さっきから何で敬語なの?」


「いや、あの……怒られているから?」


「別に怒っていないわよ。私は呆れ……は違うわね困惑しているんだわ」


「良かったです。呆れられて無くて」


「とりあえず敬語は止めて」


「分かった」


「計画を実行する前に国民に説明してちょうだい。それから法改正が必要よ」


「あの少し街作りゲームを修正して良い?」


「どこを修正するの?」


「前は貴族がいて代官がいたけど今年は税金どうしようかという話があったじゃない?」


「あったわね」


「最高指揮官であり最高責任者としては聞き捨てならない話しだと思う」


「それは確かにそうね」


「そこで各街に役所をつくる。税金はさっき言った方法で自動的に徴収する」


「スマホで申請して口座から引き落とす方法ね?という事はお金?」


「そう……そしてリアに僕の考えを言いたい」


「何かしら?」


「大和王国が円を採用したようにリア王国もゴールドは止めようよ」


「何で?世界共通の方が効率が良いじゃない?」


「確かにそうだよ。ただしそれは国が借金をしなければの話し」


「どういう事?」


「経済学を学んだ訳ではない素人の意見だけど他国に借金をした場合、どうする?」


「増税してお金をかき集めて返す?」


「そうすると国内はどうなる?」


「お金が無くなって混乱する?」


「お金をかき集めても返せなかったら?」


「破綻する」


「なら自国独自の通貨で自国で貨幣を発行して自国の通貨で借金すればどうなる?」


「混乱するとは思うけど最悪、貨幣を発行すれば返せる?」


「僕の元いた国は約1,000兆円、政府が国債という借金を発行したけど何ともない」


「何で?」


「さぁ?そこまでは詳しくないけど日本銀行という政府と仲が良い中央銀行さんが無利子で返済期限を設けなければ返さなくても良くない?」


「なるほど?」


「だから僕はリア王国も大和王国のように独自の通貨を発行すれば良いと思うんだ」


「分かったわ。名前はどうしましょう?」


「大和王国は日本と同じく円にしたから英語で円の意味があるサークルとかどう?」


「単純ね」


「その方が分かりやすいでしょ?リアでも良いけどね」


「リアの方が良いわ。日本語だと語呂が悪いけど英語なら違和感ないでしょ?」


「それじゃリアで貨幣を発行しようか?」


「どうすれば良いの?」


「まずリア銀行というリア王国の中央銀行をつくる立ち位置的には銀行の銀行という感じ。その銀行が『リア銀行券』というものを発行する。オススメは1万リア、5千リア、千リア券をつくるのが良いと思う。そして政府は500リア、100リア、50リア、10リア、5リア、1リア硬貨を発行する……大和王国がやったように役所でゴールドと交換すれば良いと思う」


「分かったわ」


「ちなみに現在、大和王国では混乱を避けるためしばらくの間、円とゴールドの両方を使えるようにした。交換するのは1円は1ゴールド。だけど店では大和円の方が安く値段が設定されていた。何でだと思う?」


「分からないわ」


「貨幣の価値で言えばゴールドより大和円の方が高いから。ゴールドより品質が良いんだ」


「なるほど。そういう事ね」


「法整備や必要なものは部下に任せようよ。僕のような素人には表面的な知識しかない。専門家に任せた方が良い。国民への説明は国王である僕がするけどね」


「ここまで話を聞いて分かったわ。国王の仕事は方針を考える事であり実務は部下がやるものだものね」


「そういう事。少し街作りゲームで修正するね。国立印刷局と造幣局、リア中央銀行をつくるから」


「はーい。分かったわ」


「ナビィ、僕の計画を元にプロモーションビデオを作れないかな?」


「つくれますよ。久しぶりに計画を理解している私が自らつくります」


「お願いします。悪いね。色々と頼んで」


「いえ、お役に立てて光栄です。しばらくお待ち下さい」

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