201 状況確認とアクアと代弁モードで通話
1年8月3日
朝になった。今日は予報通り晴れだな。
昨日はあれから妻達と会話を楽しんで過ごした。
国の製品についてのサイトと政府公式サイトを立ち上げた事を伝えると皆、見てくれた。
妻達からも好評だったので本当に天使には感謝しないとな。
今は朝の8時か。昨日よりは早く起きられたな。
妻達におはようの挨拶をして書斎に入る。
「ウィンドウちゃん、おはよう」
「おはようございます!」
「ナビィ、おはよう」
「おはようございます」
「仕事を始めよう。まず状況確認から。ウィンドウちゃんからは何かある?」
「はい!昨日の2つのサイトの立ち上げと家電の案内動画について、国民の皆様から「ありがたい」「助かる」「お米を食べてみたい!」「国王陛下は色々な取り組みをされており改めて尊敬しました」など高評価なコメントが番組のメールアドレス宛に届いていました」
「それは良かった。ナビィ改めて天使達に感謝していると伝えてもらえるかな?」
「はい。伝えました。『お役に立てて光栄です』と帰ってきました」
「ウィンドウちゃん他にはあるかな?」
「はい!軍200万人と魔法を使うことで効率的に収穫が出来て無事に収穫が完了しました。今は軍の皆さんに梱包を一緒にしてもらっていますこれも魔法を使って効率的にやっていますのですぐに終わると思います。十分、貨物列車が一杯になる量を出荷可能な状態になっていますので貨物列車での出荷作業を始めます。第1便は約7時間後に到着する見込みです!」
「17時か……微妙な時間だが足がはやい食品を優先して複数の貨物機で運んでしまおう。米などは貨物船で運びたいが8日はどうにかならないものかな」
「それについてですが、学園都市の研究により貨物船の速度を倍以上に出来るようになったそうです。約3日半で運べます」
「それ安全?」
「それについてはナビィが答えます。試しに貨物船1隻を建造して貨物の代わりに金属を積んで航行させましたが問題ありませんでした」
「燃料が増えるとか積載量が減るとかはあるのかな?」
「はい。燃料を倍以上消費するのでその分、燃料タンクが大きくなり積載量が減りますが貨物機より大量に運べることには変わりありません」
「それは良かった。ウィンドウちゃん報告ありがとう。ナビィも」
「いえ、お役に立てて何よりです」
「ナビィもです」
「ナビィ、今待機中の貨物船をリサイクルして高速船にしてもらえるかな?」
「はい!分かりました!トラバント地方の貨物船も荷物の積み下ろしが完了しているので全ての船をリサイクルします」
「お願いします。ナビィから報告はある?」
「はい。リア王国の移住についてですが全ての人が移住完了しました」
「早いね」
「マスターに指示していただいた住宅購入アプリが便利だったのが大きいと思います」
「そうか。それは元SEとしては良かったと思う。少しは過去の経歴が活かせたな」
「いえ、マスターは無意識かもしれませんがSEのような言動をする事が結構ありますよ?」
「そう?」
「例えば何か問題が見つかった時に解決方法を導く際とかですね」
「あーそれはあるかもしれない」
「はい」
「ということは旧街には店も残っていないのかな?」
「はい。それから今回得た収益で旧街の土地を全て購入しました」
「ありがとう。当然、残っている建物も壊しちゃって良いんだよね?」
「はい。その件ですが喜んでいましたよ?」
「どういう事?」
「普通、土地を売るには更地にする必要がありますが今回は建物はこちらで更地にするから良いと伝えたので喜ばれたんです」
「そういう事?でもその分、安く買っているんじゃないかとか言われなかった?」
「相場より少し高めに値段を提示したのでそんな事を言う人はいませんでした」
「それは良かった。トラブルは避けたいからね」
「はい」
「ナビィありがとう」
「いえ、お役に立てて光栄です」
「街作りゲームで街作りをしたいところだけど……名目上は僕がトップだけど勝手にやるわけにはいかないね」
「そうですね。付いて行きます」
「ありがとう」
書斎を出てリアの所に向かう。
「リア、今良いかな?」
「いいわよ?何か問題でもあった?」
「いや、全く問題はないよ。名目上、リア王国のトップは僕になっているけど僕が独断で勝手にやるわけにはいかないと判断して来ただけだよ」
「つまり私、リア女王に念の為、確認したいと言う事ね」
「うん。まずは報告。新街への移住計画は全て無事に完了し旧街の土地の買上げも全て問題なく完了した」
「それは良かったわ。分かった旧街の街作りをやっても良いか確認に来たんでしょ?」
「話が早くて助かるよ。その通り」
「問題ないわ。むしろやってほしいとお願いするわ」
「分かった。ありがとう」
「いえ、こちらこそ。本当にありがとう」
「うん。それじゃ仕事に戻るね」
「えぇ、頑張ってね」
書斎に戻る。
「ウィンドウちゃん、リア王国のアクアさんと連絡出来る?」
「出来ますよ?エテルノ間で通話も出来ます。代弁モードを使えばアクアさんと直接会話出来ますよ」
「ごめん。代弁モードって何?」
「マスターの声はアクアさんに届きます。アクアさんの会話は私が代わりに喋る事で会話が出来ます」
「それじゃ、それでお願いしたい。一応、問題ないか聞いてね?」
「はい。もちろんです……問題ないそうです。それでは代弁モードに切り替えますね」
「アクアさん聞こえていますか?」
『聞こえていますよ』
「少し事前にお話しておこうと思って会話させていただきました」
『はい、情報共有で内容は理解しています。念の為リア女王の許可も取ったと聞いています』
「はい、その通りです。アクアさん的には問題ありませんか?現場の声を聞きたくてですね」
『はい。全然問題ありませんよ。城の職員は家が遠くなったけどバスがあるから助かっていると言っていました』
「そうですか。それは良かったです。今回のアンケートの結果を踏まえながら旧街で街作りをしていきます」
『はい。私からもお願いします。ゴーストタウン状態では寂しいですから』
「そうですね。私も同感です。旧街の土地は私……正確には我が国が買い取りましたが、全てリア王国に譲渡します」
『いつでも良いので一度私の所に来て書類にサインしていただけますか?』
「そうですね。口頭だけでは問題だと理解しています。我が国の正式な書類にその旨を記載しサインさせていただきます。念の為、リア女王にもサインしてもらいますね」
『そうしていただけると助かります』
「その書類には僕がこれからする街作りの建物の権利も譲渡する旨を記載します。不動産業者に売るなど現場の判断で対応してください」
『分かりました』
「それではまたお会いしましょう。失礼します」
『はい。ありがとうございました』
「ウィンドウちゃんありがとう」
「いえ、お役に立てて光栄です!」





