200 報告と政府公式サイトの立ち上げ
1年8月2日
朝になった。今日は予報通り雨か。
まぁ雨が降らないと困るから仕方ないね。
今は……朝の9時か。結構寝てしまったな。
社畜SE時代では考えられないよな。
朝は好きな時間に起きて仕事が終わるのは仕事が片付いた時間。
仕事が片付くのは基本的に17時を過ぎる事はない。
……とは言え責任が重い仕事だし結構大変だったりもするんだけどね。
妻達におはようの挨拶をして書斎に入る。
「ウィンドウちゃん、おはよう」
「おはようございます。ゆっくり休めましたか?」
「うん。お陰様で気分が良いよ」
「それは良かったです」
「ナビィ」
「おはようございます」
「おはよう」
「仕事を始めよう。まず状況確認からウィンドウちゃんからは何かある?」
「予想以上の豊作で皆、大喜びです」
「農耕神様のお蔭かな?スタッフの数は足りている?」
「……正直申しますと予想以上の収穫というのもあり足りていないです」
「分かった。200万人の軍を使おう。食糧は大事だ。ゼオライトに伝えてもらえるかな?」
「分かりました!現場と情報を共有しまして必要な場所に必要な人員を送り込みます」
「よろしくね」
「はい!」
「他にトラックが足りないとかあったら言ってね。手配するから」
「分かりました。今の所、人員の不足だけで大丈夫です。人員を増やせれば出荷もスムーズに出来ると思います」
「それは助かる」
「それからご報告です服の貨物船と家電の貨物船がトラバント地方の港に到着しました」
「おー!ついに到着したか!」
「はい!今、コンテナを降ろしている所です」
「荷物の積み下ろしや輸送の人員は足りそう?」
「輸送用大型トラックと人員の増加を希望します」
「ナビィ、港近くのマンションをエテルノ用にしてトラックを増やそう」
「分かりました。リップルの部隊に手配させます」
「トラックは何台と人員は何人必要そうかな?」
「トラックは10台追加してほしいです。ですが置く場所がないようです」
「ナビィ、こんな時の為に港は余裕を持たせておいたからその余裕分を最大まで拡張しちゃって」
「分かりました」
「人員は60人増やしてほしいです」
「それも分かりました。余裕を持たせて100人増員します」
「良いんですか?」
「これから食糧の輸送も始まるので必要になると思います」
「なるほど。理解しました」
「リップルの部隊には連絡しました。動いてもらっています。港を拡張しますが現場の方が驚かないようにエテルノに伝えてもらえますか?」
「はい。大丈夫です。情報を共有しました」
「家電は特に冷蔵庫とエアコン、洗濯機が場所を取るからね」
「トラバント地方は本州と季節が逆でして今が冬なんですよね。エアコンの需要があるか分かりませんが一応載せたものです」
「まぁ需要が無くても良いさ。商品が少ないと寂しいし、他で儲かっているし」
「そうですね」
「ナビィからは報告あるかな?」
「はい。早速ですが住宅が凄いスピードで売れていまして天使達につくらせています」
「おー!凄いな」
「お店はやはり転移希望が多くてですね既に予約が入っています。住宅がある程度売れて引っ越しがある程度進んだら店を転移させる予定です」
「うん、分かった」
「さて、僕がやることはあるにはあるけど今の所はないかな」
「どういう意味でしょうか?」
「いやね、西大和の制圧作戦の前にドラゴンと交渉する仕事があるんだけどまだ良いやと思ってね」
「なるほどそういう事ですか」
「今の僕の仕事は待つことかな?……後はナビィ?」
「はい、なんですか?」
「各家電製品の魅力と使い方をまとめた動画をつくってコダマさんにまたUSBメモリを渡してもらえるかな?」
「今、手が空いている天使に作らせますね?」
「うん、お願い」
「……はい、出来ました。私も中身を確認したので大丈夫です。ウィンドウさん」
「はい!ヒビキさんとコダマさんに共有してもらえますか?後、コダマさんに一度立ち止まってもらえるようお願いします」
「伝えました!コダマさんは今、立ち止まっています」
「はい、USBメモリを目の前に出現させましたのでそれを使ってもらうようにお願いします」
「分かりました。それも伝えました」
「閃いたんだけど良いかな?」
「何でしょうか?」
「日本だと各メーカーが自社のサイトに製品情報を載せているじゃない?」
「あーありますね。今、各社はマニュアルもそのサイトから閲覧出来るようにしていますね」
「あれと同じようなものを作れないかな?家電だけでなく文房具や服などについて案内する『大和王国製品』というサイトを作れないかな?ついでに政府公式サイトも……日本の首相動静や総理の1日みたいなのは要らないから。そんなのを載せたら支持率が下がっちゃうからね。……殆ど働いてないので」
「分かりました。簡単につくれますよ。政府公式サイトは国王のメッセージや国としてのこれまでの取り組みをまとめれば良いんですよね?」
「そうそう」
「ちなみに私個人の意見ですが日本の首相は各国の首相に比べて働きすぎだと思いますよ?休日にゴルフしただけで文句を言われるんですよね?他国の首脳はあんなに働いていないですよ。例えば米国の大統領は議会に出席しませんし、英国も議会に出席するのは週に1日だけだったはずです。ですのでマスターはあまり働いていないと思う必要はないですよ。ちゃんと国王陛下として働いています」
「ナビィ、ありがとう。だけど国王の1日とか載せないで。頼むから」
「私は逆に支持率が上がると思いますけどね。国王陛下は働く時は働くけどちゃんと王妃陛下と仲良く過ごしているんだって」
「うーん。そうかな?でもプライベートな部分だし載せないでほしいな」
「安心してください。そこまで言われたら載せませんから。マスターが嫌がる事はしません」
「ありがとう。本当にいつも助かっているよ。ウィンドウちゃんもね」
「マスターのお役に立てて嬉しいです」
「私もです……あっ製品サイトと政府公式サイトが出来ましたよ検索してみてください」
「おー製品サイトはかなり分かりやすいデザインで作られているね。製品の特徴も分かりやすいしマニュアルも見られる」
「はい。我々、天使ですから」
「政府公式サイトもカッコいいデザインで好きだな。王族の紋章と国旗も入れてくれたんだありがとう」
「日本の首相官邸ホームページにも左上にありますからね。マスターは本当にこの王族の紋章が好きですね」
「王族の紋章は夕日をイメージした白地にオレンジの丸が描かれた国旗の両サイドを青いバラ2本が囲っているデザインでしょ?この国は最初に日が昇る国でもあるけど最初に日が暮れる国でもある。だから夕日。日本が朝日なら夕日にしようって単純な決め方をしたんだけどね。王族の紋章は青いバラが重要なんだ。花言葉が好きだからという単純な理由なんだけどね。最初は日本政府のロゴみたいにしようかなと思ったんだけど、どうしても青いバラを使いたかったんだ」
「そこまで青いバラが好きなんですね。いつか余裕が出来たら青いバラの花畑をつくりましょうよ」
「いいね。花畑は日本でも観光スポットになっているからね。僕もその光景をみたいし……その為にも頑張ろう。政府公式サイト、結構詳しくこれまで取り組んできた事を書いてくれたんだね。ウィンドウちゃん国が新しく2つのサイトを作ったから検索するようにニュース番組で伝えてもらえるかな?」
「分かりました。ヒビキさんとコダマさんに共有しました」
「ありがとう。それじゃ今日の仕事は終わりにしよう!」
「はい!」
「お疲れ様でした」





