199 リア王国のアンケート結果と尊敬
1年8月1日
あの後、リアとナビィとウィンドウちゃんの4人で軽い反省会をしてお昼になったら妻達と昼食を取った。
それからマンションの書斎に入って2時間程ナビィと今後の方針について語り合った。
そして、ふと気になってアンケート結果を見たら回答率100%になっていた。
書斎を出てリアに声をかける。ナビィとウィンドウちゃんも一緒についてきた。
「リア、アンケート結果の回答率が100%になったよ」
「はやっ」
「僕も驚いているよ」
「ナビィが思うにこの世界は娯楽がないので老若男女問わず仕事中の人でもお昼休憩の時間に説明書を読んでスマホの使い方を学習し、回答してくれた結果だと思います」
「4つアンケートを用意したんだけどまず1つ目が僕達の演説についてのアンケート」
「そんなものまで用意していたの?」
「やっぱり反応が気になってね。それで良かったが98%、悪かったが2%だね」
「私は妥当な数字だと思うわ」
「僕も同感だよあの演説で100%だったら逆に怖い」
「それで肝心の案については?」
「僕は驚いているんだけどね。新街案が100%。改築等が0%。現状維持が0%」
「ナビィとしては妥当だと思います。あの映像とリア女王がマスターに頼んだという言葉が皆の心に影響したのだと思います」
「高齢者は現状維持を望むかなと思ったんだけどな」
「高齢者も未来を見てみたかったのだとナビィは思います」
「それで3つ目がマンションとアパート、一軒家のどれが良いかだけど」
「どうだった?」
「マンションが50%。アパートが10%。一軒家が40%だった」
「あら?その結果は意外だわ。マンションが殆どだと思っていた」
「多分、若い世代は一軒家を望んだんじゃないかな?」
「4つ目のアンケートが資金について」
「お金は大事だから気になるわ」
「借金するが65%。部屋を借りるが30%。貯金が5%だね」
「借金するが多いのが意外だわ」
「ナビィは妥当だと思います。その為に銀行改革をしたので」
「この結果は誰でも見られるから不動産業者さんも頑張るんじゃないかな?」
「今回は一軒家が多いけど、どうやって依頼を受けるの?」
「スマホに家を買う専用のアプリを入れてあるんだ」
「まず最初にマンションを買うか一軒家を買うかアパートを買うか選択出来る」
「なるほど」
「選択したらグレードを選ぶ。価格帯を表示してあるから分かりやすいはず」
「へーそれは分かりやすくて良いわね」
「次にどのエリアを選ぶかを選択する。エリア毎に価格帯が変わるのが色で分かりやすく表現してある」
「それも良いわね」
「そして内装もゲーム感覚で自分で決めるか、面倒だと言う人はオススメを選択出来るようになっている」
「面白い試みね」
「そしてそれが決まったら確認画面でも金額が表示される。更に建設予定地も具体的に表示される。これまでの画面でも選んだり内装を決める段階で金額は表示されているけど、最終確認画面だね。ここまでのどの手順でも戻れるようになっているから自分の望みに近い選択が出来るはず」
「それは新設な設計ね」
「確認画面でOKを選択すれば自分の口座情報を入力する画面になる。入力すると口座からお金を引き落としても良いか確認する画面が出る。これまでのどの画面でも途中で中断したりアプリを終了しても状態は保存されるアプリの設計になっている。それは最初にアプリを起動した際に説明画面が表示されるから見てもらえれば理解してもらえるはず」
「なるほど」
「口座からお金を引き落としても良いか確認する画面でOKを2回押せば引き落とす。残高が不足していたらそれを案内してお金を引き落としても良いか確認する画面に戻る。高い買い物だからね。念の為、もう一度聞く設計にしてある」
「残高が不足していたら借金するなりして口座にお金を入れれば良いのね?」
「その通り。無事にお金を引き落とせて、工事が完了したら鍵を天使の力で所有者に渡すようにしてもらう」
「1階が店舗で2階が住居の人や店を持っている人、不動産業者で家を大量購入したい場合はどうするの?」
「そういう人向けの同じようなアプリがあるからそこからやってもらう感じだね。場所は申し訳ないけど早い者順だね。もう既に街作りゲームで区画整理は済ませたから後はアプリから注文してもらうだけだね」
「ど、道路の建設は?」
「ナビィ、既に天使に動いてもらっているよね?」
「はい。トラバント地方の道路と繋げていっていますよ。もうすぐ終わると思います。新街の話でしたら既にマスターが区画整理した直後から着工したので道路は出来ています」
「あなた達、仕事が早いわね」
「天使のお蔭だね。本当にありがたいわ」
「いや、あなたも区画整理とか計画とかしたんでしょ?」
「うん。でも区画整理はゲームやっただけだし、計画もナビィと相談して進めたからね」
「私、改めてあなたを尊敬したわ。光一あなた自覚がないようだけど結構凄いことやっているわよ」
「まぁこれでも国王ですし。頑張る時は頑張りますよ。特に妻に泣かれて頼まれたらそりゃ本気出すでしょ?夫として」
「もうその話は恥ずかしいから止めてよー!」
「光一、私あなたの事を改めて尊敬したわ」
「彩花も尊敬しました」
「みんな!私達の夫は凄いでしょ?」
皆、ブリタニアの問にうんうんと頷いている。
「そ、そう?照れるな」
そうして僕達はお喋りを続けた。もう僕がやることは一旦終わったし。





