198 リア王国に街の発展についての演説 2
1年8月1日
「ゴメン。話を再開するね。アパートという中規模の建物もある。これは先程リアが言っていたデメリットである騒音が気になりやすいかもしれない。お互いが気を使いあえば幸せに暮らせるんだけど、赤ちゃんがいると大変かもしれない」
「次に一軒家という選択肢もある建て替えても良いし、今の家をリフォームと言って改造する選択肢もあるわ」
「何故、皆に選択肢の話をしているかと言うとどれもお金がかかるから。でも安心してこの話をする前に銀行を改革したんだ。改革した内容は映像流せるかな?」
(大丈夫です)
「大丈夫みたいだから映像で観てもらおうと思う」
(今、流してます)
(ありがとう)
(いえ、もう少しで終わります……終わりました)
「分かってもらえたかな?スマートフォン、略してスマホで銀行に行かなくても残高の確認が出来るなど改革したんだけど、今回の一番の目的は銀行でお金を借りる相談をしやすくする事。お金の返済計画を事前にシミュレーションして無理がないか相談できるようにした。不動産業者さんもだよ?借金はしたくないけど住みたいという人もいると思う。そういう人は不動産業者さんから部屋を借りれば良いと思うんだ」
「今のままで良いと言う人もいるかもしれない。だけど私は皆の生活が少しでも豊かになればと思って話をしているの」
「実は僕は今、凄い悩んでいる。今の街の外側というか隣に新しい街を作るか、今の街を時間はかかるけど徐々に建て替えて行くか」
「メリットとデメリットを国民の皆に教えてあげて」
「新しい街を作る場合は計画的な街作りが出来る。例えば商店街と言ってお店が並ぶ区画を作ったりね?お店が並べばお客さんも便利だし、店側もお客さんが増えて儲かると思うんだ。更に短期間で街をつくる事が出来る。極端な話しだけど1日で街がつくれるかもしれない。何故なら僕には天使という優秀な部下がいるから。信じられないかもしれないけどトラバント地方の様子を見れば明らかだと思うんだ。デメリットは例えば王都だとお城から遠くなってしまうというのがある。もちろん旧街に誰も住まなくなったら区画整理をして街作りをするつもりでいるよ。将来、人口が増えるかもしれないし無駄にはならないと思う。土地を売って借金と相殺する事も出来るかな?」
「後者の方はどうなの?」
「今の街を建て替える場合は非常に時間がかかると思う。マンションを建てようと思ってもある程度まとまった土地が必要だから。それに変な場所に空き地が出来てしまったりすると思う。うーん。結構大変だと思うんだよね。メリットは今住んでいる場所またはその近くに住める事だね」
「トラバント地方の場合、あなたは王城は使わずに役所を建てたけど役所は移転しなかったんでしょ?住民の行き来はどうしたの?」
「無料のバスという乗り物を旧街と新街の間で走らせて対応したね。リア王国でも新街をつくる場合は王城と新街の間にバスを走らせる予定だよ。あっリア王国の国民の皆様、スマホにアンケート機能がありまして、現状維持案、新街案、その場で建て替える案の3択を用意させていただきましたのでお答えいただけると嬉しいな。新街案はイメージとしては街を拡張する感じだね。マンションの1階にお店を構えるという事も出来るね」
「新街案の場合、例えば銀行とかお店はどうするの?」
「お店は先程も話しましたが商店街に新しく店を作っても良いし、お店をそのまま天使の力で転移させることもできる。銀行もね。転移させる場合は費用はかかりません。ご安心ください」
「一通り話したと思うけど理解してもらえたかしら?理解してもらえると女王としては嬉しいです」
「皆さんの生活が豊かになるようにリアが女王として頼んでくれた事だから僕としては本当に力を入れてやりたいから皆、よろしくね」
「それでは以上で失礼します」
「お話を聞いていただきありがとうございました。失礼します」
「はいオッケーです。お疲れ様です」
「あなた新街案にしてほしいのバレバレよ?」
「いやだって面倒なんだもん。ナビィもそう思わない?」
「正直な所、同じ意見です」
「そうだよね?」
「新街案の場合、極論を言うと一晩あればつくれますよ。後は勝手に引っ越して来てもらえば良いんです」
「そうなんだよねぇ」
「リフォームも建て替えもやるまでの調整が面倒です」
「どこに誰が住んでいるのかも分からないしな」
「なら正直に言えば良かったじゃない」
「いや、お金がかかるから強制は出来ないからさ」
「でもトラバント地方の様子を見せたので少し無理をしてでも新街案にすると思いますよ」
「まぁアンケート結果が出るのを待ちましょうか」
「そうね……でもあなた!泣いた話をされた時は恥ずかしかったわよ!」
「いやでもその話をした方が効果的だなと思ったから」
「それは分かるけど恥ずかしいものは恥ずかしいの!」
「可愛いから恥ずかしがらなくても良いのに」
「か、可愛いのは嬉しいけどそういう問題じゃないのよ!」
「分かった。ゴメンって」
「もう!困った夫だわ!」





