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194 食糧不足解消への取り組みをまとめた動画

 1年7月30日


「ヒビキさん、コダマさん。撮影にご協力いただきありがとうございます」


「いえ、私は国王陛下のお役に立てて光栄に思っています」


「はい。コダマも同じ気持ちです」


「あ、そうだ慢性的な食糧不足解消の為に色々と動いており我が国はもちろん他国の為にも頑張っており、もうすぐ収穫できそうだとお伝えいただけますか?」


「それは素晴らしい事ですね。分かりました次のニュース番組の撮影の際に取り上げさせていただきます」


「ナビィ」


「はい。何でしょうか?」


「ニュース番組で流す用の我々の活動をまとめた動画を作れないかな?農場を映すだけでも良いから」


「いえ、そういう事でしたら本格的に作りますよ。ご報告はまだでしたが北海道の作業は完了しておりますので、リップルの部隊に作ってもらいます。コダマさん、確か映像の編集はパソコンを使われていますよね?」


「はい。そうですUSBがありますのでUSBメモリでデータをいただければ編集して組み込みますよ」


「ファイル形式はAVIで良いですか?」


「何でも大丈夫ですよ。AVIでも大丈夫です」


「分かりました。少々お待ち下さい……出来ました」


「はやっ!」


「そこにパソコンがあるので一緒に確認していただけますか?」


「はい。時間はあるので僕は大丈夫です」


「ナビィはマスター専属なので大丈夫です」


「分かりました。今、パソコンが起動しました……このファイルですね?どれどれ」


 動画ファイルを開くと僕の予想以上に本格的な映像と音声が流れている。

 プロジェクトYみたいなそんな感じ。これまでの出来事と伝えたいメッセージが込められた良い映像だと思った。

 エテルノ達が農業を頑張っている様子も含まれているし、僕の活動も漏れがない。

 感動した。僕は現場を見たことが無かったから勉強になった。


「素晴らしい動画でした!コダマも感動しました!」


「少し長い動画になりましたが大丈夫ですか?」


「はい。ナビィさん問題ありません。よくあの短期間で作れましたね」


「我々、天使ですから。そのUSBメモリは差し上げます」


「良いんですか?」


「我々が持っていても使い道がありませんし。どうぞ」


「ありがとうございます!いただきます!」


「ヒビキも感動しました。視聴者さんのコメントが楽しみです」


「僕からもナビィありがとう。また後で報告を聞くけど今日は天使達は休みにしてあげて」


「分かりました。そうします」


「ヒビキさん、コダマさん、ご協力ありがとうございました」


「いえ、こちらこそありがとうございます」


「お役に立てて大変光栄です。今後ともよろしくお願いします」


「はい。それでは失礼しますね」


 ゲートを開き書斎に戻ってきた。


「ふぅここは落ち着くな」


「マスター、ちゃんと国王陛下という感じでしたよ」


「ウィンドウもそう思いました」


「それは良かった。さて仕事しよう」


「はい。ナビィから報告です。先程も申し上げましたが北海道の作業は全て完了しました」


「それは良かった。農業の方は?」


「明日から収穫を始める予定です」


「コンテナの方は大丈夫?冷蔵とか?」


「はい。もちろん大丈夫です」


「そう。分かったありがとう。後はリア王国だな」


「今回はリップルの班で徐々にやっていく方法はどうでしょうか?」


「というと?」


「1日、宿に泊まってもらって立ち退いてもらってマンションを建てて行く形です」


「なるほど一気にやらずに徐々にか……後はどうやってマンション化を希望するかどうか確認する方法だな」


「ウィンドウから良いですか?」


「はい。どうぞ」


「200万人の軍がありますよね?それを使ってはどうでしょうか?」


「なるほどね。役所の制服を着せれば問題ないか」


「ナビィもその案に賛成です」


「後はお金をどうするかだよなぁ」


「お金を取らないとトラバント地方と不公平感が出ますから同じ金額で取るべきだと思います」


「僕もそう思う。ただその後の扱いをどうするか悩んでいて」


「それでしたら全額、国に寄付で良いんじゃないですか?」


「それが最適か。寄付したお金で公共事業でもやってもらえば良いし」


「そうですね」


「その前にリア王国の銀行に行ってくるよ」


「先にお金を借りる銀行を用意しないと話が進みませんからね」


「ナビィも付いてきてくれるかな?」


「良いですよ。待っていても暇ですし」


「……今までゴメンね」


「いえ、暇なのはそれはそれで休めるので良いんですよ」


「そう?」


「はい」


「なら良いんだけど……僕だけだと良くないな。リアも連れて行こう」


「そうですね。その方が受け入れやすいと思います」


 書斎から出てリアに声をかける。


「リア、悪いんだけどリア王国の銀行改革の話に行きたいんで付いてきてもらえるかな?」


「私?良いわよ?一応、女王だからね。あなたのフォローをするわ」


「うん。よろしく」


「こちらこそ。ありがとうね」


「それじゃゲートを開くね」

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