189 北海道の制圧完了
1年7月24日
ブリタニアに地球であった出来事を話すと「私もバースデーパーティー参加したかった!ズルいズルい!」と言われた。
そこで地球に帰ってきた8月1日は紗也華の誕生日なので今晩、バースデーパーティーをするということになった。
僕は一度地球に帰りエイドに頼んで持ち帰りのパンケーキとお寿司10人前とフライドチキンを買ってきてもらった。
お金は僕の口座から引いてもらった。
「マスター、ご依頼いただいた品を全て買ってきてインベントリに入れております。アイテムボックスに移してくださいね」
「エイド、ゴメンね。こんな事をさせて」
「いえ、お役に立てて光栄です」
「ありがとうね」
「はい!それでは失礼します!」
僕は異世界に帰りブリタニアにパンケーキを食べさせてあげた。
「こんなに頬がとろけるようなモノは食べたことがない!ありがとう!我がまま言ってゴメンね」
「うん。良いんだよ。待っていてくれたんだからこれくらいさせてほしい」
「私からするとそんなに待ってないんだけどね。私がいない間の出来事を聞くと羨ましくてつい」
「みんな!今日の夜は紗也華のバースデーパーティーをするからね。今回はクラッカーは無しで」
「分かっています。お腹の中の子がビックリしてしまいますからね」
「みんな。気遣ってくれてありがとう」
「いやいや、泣かないでよ」
「うん。嬉しくてついね」
「光一、妊婦さんだから分かってあげて」
「うん。そうだね」
「ありがとう」
「うん」
「ところで光一、食材は買って来たの?」
「あ、うん。お寿司10人前とフライドチキンを買ってきたよ」
「それなら安心ね。ウィンドウちゃん経由で料理担当のメイドさんに伝えてあげて」
「うん。そうするよ。それじゃ僕は仕事を始めるから。皆、昼食には仕事を一区切り付けるからその時に会おう」
皆、「はーい」と答えたので書斎に入る。
「ウィンドウちゃん今日もよろしくね」
「はい。マスターよろしくお願いします」
「今晩は食べるものを用意してあるから料理担当のエテルノちゃんに伝えてもらえるかな?」
「分かりました。珍しいですね?」
「うん、地球で僕と彩花のバースデーパーティーをしたんだけどブリタニアもやりたいと言ってね」
「なるほど」
「丁度、地球から帰ってくる日が紗也華の誕生日だったから今晩は同じようにバースデーパーティーをする予定なんだ」
「そういう事ですか。分かりました。理由もお伝えして構いませんか?」
「うん。別に機密事項ではないから良いよ」
「ありがとうございます。それでは伝えます。少々お待ちください……伝えました」
「何か言っていた?」
「はい。『3人共お誕生日おめでとうございます』と返信がありました」
「それじゃ。いつもありがとうって僕が言っていたと伝えてくれる?」
「はい。今の音声を送りました……『いつもお役に立てて光栄です』と返って来ました」
「ありがとう。ゴメンね。電書鳩みたいな事をさせて」
「電書鳩……ですか?……地球のデータを調べて理解しました。いえ、大丈夫です。お役に立てて光栄です」
「うん。ありがとう。それでは仕事を始めようか。ナビィ」
「はい。おかえりなさい」
「うん。ただいま」
「何事も無かったようで良かったです」
「今回はあまり外出しなかったからね。僕らは……正確には僕と彩花と紗也華以外は異世界の人間だから厄介事は困るからね」
「そうですね。念の為に身分証は用意していますが厄介事は避けたいですよね」
「さて、仕事しよう。まずはウィンドウちゃん報告事項はあるかな?」
「はい。あります。北の制圧作戦は無事完了したとの事です。正確には数日前に完了していましたが漏れがないかの確認の為、今朝の報告となりました。既に北海道からは撤退し駐屯地に帰還しているとの事です。皆、メンテナンスに入っています」
「ありがとう。お蔭で出来ることが増えるよ」
「ナビィ、天使を指揮して日本の北海道を参考に開拓と農業や畜産、各種工場の設立をやってほしい。北海道の地形やサイズは地図で観る限り日本と同じだと思う」
「分かりました。北海道に関してはおっしゃるとおりです。農業等はエテルノを使う形でよろしいですか?」
「うん。問題ないよ。空港も日本と同じように整備してもらいたい。急がなくても良いから確実にやってほしい」
「はい。分かりました」





