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17 執務室で考え事

 1年1月28日


 今も携帯お家セットの執務室で椅子に座って考え事をしている。


 そうそう。まずは指輪について検証した結果をまとめようと思う。

 通常よくゲームだと片手に1個ずつしかはめられなかったりするよね。

 しかし何と複数の指輪をはめても正常に効果が表れた。

 ただし、同じ指に複数の指輪をはめるのは駄目だった。

 それと指輪だが何と自動で指のサイズに合わせる便利機能があった。

 なので、指輪を親指にはめても小指にはめてもピッタリのサイズになる。


 身代わりの指輪は結婚指輪にすると良いかもしれない。

 まぁ年齢イコール彼女いない歴で32歳になったら本当に魔法使いになってしまったんだがな。

 創造神様のおかげで20歳まで若返ったけど…彼女出来る気がしないんだよなぁ。

 なんだか気が滅入ってきたこの話はここまでにしよう。



 本格的に建国に向けて準備する為にまず何が必要かを考えた。

 魔物がいる無人の大陸というゼロどころかマイナスから建国することになる。

 少し考えただけでも色々と必要なものは浮かんでくる。

 魔物の駆逐、整地、インフラ整備、人、衣食住などなどだ。

 この内、魔物の駆逐や整地、インフラ整備は最早チートとなったステータスをフル活用すれば何とかなるだろう。

 人や衣食住などは考えなければいけないが、一旦それは横に置くこととする。


 そして地球からこの世界に来て約1ヶ月間生活してきて色々と感じた事もある。

 強く感じたのは娯楽の無さ。本、ビデオゲーム、テレビなどなどが存在しない。

 特に元システムエンジニアということもありインターネットがない生活は苦痛に感じた。

 もちろん異世界での生活は楽しい。しかし、それはそれこれはこれで別問題なのだ。

 そんな中、ある計画を思いついた。しかしそれには多額の資金が必要だ。


 この世界に来て約1ヶ月経ったという事は1億ドルの給与が振り込まれているはずだ。

 創造神様はスイス銀行に僕の口座を作って振り込んでおくと言っていた。


 ちなみに「スイス銀行」というと「日本銀行」のようにそういう銀行があるんだと思われているが実はそうではない。

 そう。実際には「スイス銀行」という名前の銀行は存在しない。…うん。しないはず。

 スイス銀行法に基づいて運営されているスイスにある銀行が「スイス銀行」と呼ばれている。


 ただし、これはスイス銀行を広く解釈した場合の意味。

 よくドラマや漫画、小説に出てくる「スイス銀行」はもう少し狭い意味の言葉。

 スイスの銀行にも色々とあってその内のプライベートバンクがよく物語で使われる。


 なぜ富裕層はスイス銀行を利用するのかというといくつかのメリットがあるからだ。

 まず1つ目は永世中立国であり国としての安定性が高いという理由。

 世界中の資産家や政治家から預金を集め、かつ国民皆兵で永世中立を実現している。

 だから他国からの侵略を受ける心配は無く国としての安定性が高い。

 2つ目は資産の保全性が高いという理由。

 プライベートバンクは銀行が投資や融資を行うことがない為、銀行が破綻するリスクが少ない。

 3つ目は匿名性の高さ。保有資産を外部に漏らされたくない富裕層が利用する。


 とは言えメリットばかりではない。

 日本の銀行と違い簡単に口座開設が出来ず、担当者との面談や審査、億単位の預金が必要だったりする。

 更に日本の銀行と違い預金利子どころか逆に顧客が口座維持費などを支払う必要がある。

 そう言えば最近、日本の銀行でも口座維持手数料という話が出てきているね。


 本来であれば僕のようなあまり資産のない者が口座開設出来ない上、口座主本人の面談が必要なはずなんだが創造神様が何とかしたんだろう。


 さて「ある計画」を進める上でナビィにいくつか確認しなければならないな。


「ナビィ、いくつか確認したい事があるんだけど良いかな?」


『はい。答えられる範囲でしたらお答え致します!』


「スイス銀行の使い方が分からないんだけど創造神様からの預金はどうやって使えば良いのかな?」


『あぁ、それでしたら心配ありません。創造神様が地球の神様と会話をして地球側にも私のようにマスターをサポートする天使が創られましたので、資金の移動や雑務などはその天使が行うことになっています。…そうですね。一度天界に行って創造神様と3人で会話しましょうか』


「え…?天界に行けるの!?」


『はい。地球に転移するのと同じように天界に行くことをイメージしていただければ可能です』


 では天界に行くとしよう。行けるのかな何か緊張してきた。

 イメージだな…おっ行けた気がする。

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