186 環境についてと朝食の間に仕事終了
1年7月23日
あー!目が覚めた!良い気分だ!今日は晴れだし!
いつも通り僕が最後に起きたようだ。
まだ8時か。なら良いや。
「みんなおはよう!明日は地球に帰る日だから準備してね!」
「その件なんだけど私から皆に話したい事があるの」
「ブリタニアさんどうしたんですか?」
シャーロットがブリタニアに声をかける。
本当に皆、良い嫁さん達だよ。
「みんな黙っていてゴメン!私、妊娠したの」
「あー。その事ですか。それでしたら皆、気付いていましたよ?」
「え?シャーロット本当?」
皆、頷いている。
「だって最近、前に比べ元気がありませんし、彩花さんと紗也華さんの部屋で寝るようになりましたし」
「それだけで分かったの?」
「後は保健の教科書を読んでから若干、顔が青ざめて動揺しているように見えたので」
皆、うんうんと頷いている。
「それなら何で言ってくれなかったの?」
「それはご本人が秘密にしているのに我々が口出しするのもどうかと思ったので」
皆、うんうんと頷いている。
「そう……だったのね。同じ嫁同士隠し事は出来ないか」
「そういう事ですね」
「明日、私は地球に行かないから皆で行ってきて」
「どうしてですか?」
「もしお腹の中の赤ちゃんに何かあった時、困るし出産予定日もずれてしまうから」
「そうですか。しばらく寂しいですね」
「私からしたら一瞬の事なんだけどね」
「分かりました。皆、思い出話をいっぱい持って帰りましょう」
皆、「おー!」と答える。嫁さん達、温かいな。
「それじゃ朝ごはんにしようか!皆、先に行っていて少し仕事してから行くから」
「分かったわ。コウイチも色々とありがとう」
「ブリタニア、こちらこそだよ。後、彩花と紗也華もサポートありがとうね」
「いえいえお気になされずに」
「困った時はお互い助け合うものだからね」
「うん。それじゃ先に行っていてね」
「はーい」
書斎に入るとウィンドウちゃんが座っていた。
「ウィンドウちゃんおはよう」
「おはようございます。マスター」
「ナビィ」
「はーい」
「ナビィもおはよう」
「おはようございます。今日は私とエイドを除く全天使でマスターがゲーム内で計画したものをつくる認識で良いです?」
「うん。その認識であってる。昨日も話したけど天然ガスの普通車と大型トラックは地球の資料を元につくれるよね?」
「はい。大丈夫です。工場をつくればエテルノでつくれます」
「錬金術についてはどうだろうか?」
「錬金術の方法もエテルノに共有済みなのでエテルノなら誰でも出来ます」
「分かった。それじゃ天使達を指揮して計画の実現を頼むね。船は液化天然ガスを使うタイプをつくってほしい」
「はい!分かりました!」
「それじゃ悪いんだけど朝食に行ってくる」
「はい。ごゆっくりどうぞ」
「ありがとうね」
朝食中に今進めている事を皆に共有した。
異世界組はあまり理解出来なかったようだけど地球組は石油から天然ガスへの錬金術の凄さに驚いていた。
「私はあなたの気持ちが分かるわ。せっかくこんなにキレイな空気を汚したくないわよね」
「私もその気持ち分かります」
「僕の思いを理解してくれる人がいて良かった」
「石油製品の重要さは分かるわ。この世界はプラスチックも分解出来るらしいし便利な素材よね。服も量産出来る」
「そうだね。それは良く分かるんだけど燃料として使うのは躊躇したんだよね。丁度いい時に研究成果が出て良かった」
「あなた運が良いわよね」
「運か……ステータスの運がここでも働いたのかな?」
「今回はそうかもしれないけど、この世界に来られた事自体、運が良いと思うわ」
「それは僕も思うな」
「私、ブリタニアもそう思うわよ。この世界に来たのがあなたで良かった」
「そう言ってもらえると嬉しいね」
食堂で話し込んでいたら10時になってしまった。
まぁ別にやることがあるわけではないから良いか。
皆でマンションに戻り僕は書斎に入る。
「ナビィ、進捗状況はどうかな?」
「マスターが街作りゲームで計画したものは全て完了しました」
「もう終わったの!?」
「そりゃ天使が10万人いますからね。今は造船をさせています」
「造船もすぐに終わりそうな気がしてる」
「それから指示はありませんでしたが方針は伺っていたので、石油コンビナートに錬金術工場を新設しました」
「今、スルーしたね。まぁ良いけど。錬金術工場は助かるよ」
「スルーした理由ですが、既に5隻完成して港に接岸しています。10隻まで建造したら今日は休んで良いと伝えています」
「なるほど。その雰囲気だとすぐに10隻完成しそうだけど」
「……完成したそうです」
「え?」
「10隻完成したそうです。もう今日は休んで良いと改めて伝えました」
「はやっ……明日、日本に行くし今日はもう仕事終わろうか」
「そうですね。地球でまた事件に巻き込まれないように注意してくださいね」
「はい。それはもう重々承知しております」
「マスター、お疲れ様でした」
「ウィンドウちゃんもありがとうね」
「いえ、いつも国王陛下のお役に立てていて光栄です」
「うん、ナビィもお疲れ様」
「はい。それでは失礼します」
その後はウィンドウちゃんとお嫁さん達で会話を楽しんだ。
本当に幸せだな。この幸せがいつまでも続きますように。





