177 東大和の調査と妻が妊娠?
1年7月19日
結局9時から仕事を始めてしまって今は10時半だ。
「天使の指揮官の皆に依頼したい事がある。北の地の鉱山と温泉を探してもらいたい。それから活火山の中で噴火の恐れのあるものがないかも調べてほしい。北の地と言っても地球で言う北海道は除く。とは言え広大だ。大規模なミッションだと思う」
「宰相から良いですか?」
「どうぞ」
「約3万人いれば大規模なミッションだが1日あれば終わるだろう。今、各指揮官にナビィのイメージ図を共有している。まずラストナンバーの部隊は東から中央にかけて調査してもらいたい。次にファーストナンバーの部隊は西から中央にかけて調査してもらいたい。そして最後にリップルの部隊はヒカリとライトを連れ中央を漏れがないように調査してもらいたい。異議や質問があれば挙手願いたい……ないようだなそれでは皆、今は10時半だ。明日の13時に再び会おう!解散!」
「国王のセリフな気がするけど……ナビィは皆の指揮官だし妥当か。ただ単に僕もカッコいいセリフを言いたかった!」
「マスターは軍の指揮でいつもやっているから良いじゃないですか!」
「確かに……マンションに帰ろうか」
「はい……というか国王が城でなく自宅で仕事しているのがなんだかなぁ」
「ホワイトハウスにすれば良かったかな?でも城も作りたかったし、マンションに住みたかったし仕方ない!」
「そう言われるとホワイトハウスは家でもあり職場でもありますね」
「そうでしょ?良いんだよ、部下が優秀だから書類仕事もないし家で仕事しても。最近は地球でもリモートワークというのがあるし」
「マスター、この後の予定は?」
「この後ね……考え事かな」
「考え事ですか?」
「うん、色々とどうしようかなってね」
「またザックリとした回答ですがそれが答えなんですよね」
「そう。ザックリと色々とどうしようか考えているの」
「この世界の課題は山積みですからね」
「まずは子どもが沢山生まれてくれないと困る」
「そうですね。この国の首都もゴーストタウン状態ですからね」
「ナビィ、学園都市のエテルノを除く人口はどのくらい?」
「約200万人ですね」
「結構増えたね」
「そりゃかなり力を入れて誘致しましたからね」
「その人達が早く成長すると良いな」
「そればかりは時間がかかるのは仕方ありません」
「部屋に着いたね。一旦考えるのは休もう。昼食後に色々と考えるよ」
部屋に入って12時になるまで皆とお茶を飲んで休憩した。
12時に城の食堂で昼食を摂りマンションに戻った。
皆、保健の教科書の必要な部分だけ読んで勉強したようだ。
……ブリタニアがいつもより静かなのが気になった。大丈夫かな?
「ブリタニア大丈夫?元気ない気がするけど?」
「え?えぇ大丈夫よ」
「夫婦間で隠し事は止めようよ。気になることがあるなら聞くよ」
「それじゃあなたの書斎で2人だけで話させてもらえるかしら?」
「良いよ」
僕達はマンションにある書斎に入った。
「彩花と紗也華にも教えてもらったんだけど……例のものは女の子の日というのね?その女の子の日が今までは定期的にあった気がするんだけどしばらくないのよね。私はハーフエルフで子どもが出来にくいし気のせいだと思うんだけどね」
「分かった。ちょっと待ってね。一瞬だけ地球に行ってくるから」
「えぇ良いわよ」
「エイド、妊娠検査薬を20本と紙コップのセットを買ってきて」
「わ、分かりました」
「それじゃ地球に飛ぶよ」
「はい」
地球に来た。
「もう良いですよ」
異世界に戻ってきた。
「中身が分からない袋も買ってきてくれてありがとう」
「いえ、それじゃ失礼します」
「デリケートな事を聞くけど良い?」
「良いわよ」
「女の子の日は毎月ある?」
「大体、毎月あるわね」
「前回の出血の初日は分かる?」
「分かるわ。あなたが神になる前日よ」
「ということは6月6日か」
「ねぇ1つ聞いて良い?」
「良いよ。いくらでも聞いて」
「仮に妊娠したとしたらあなたが神になった後という認識で合ってる?」
「合ってるよ」
「ならひとまず安心だわ」
「最近、体調が悪いとかない?吐き気があったり頭痛がしたり」
「最近、時々あるわね」
「紙コップ1つと妊娠検査薬を1本渡すね。使い方は書いてあるから。トイレで使ってね。後、誤判定の可能性もあるから参考程度にしてね?約束だよ?落ち込んだり喜んだりしないでね?良い?」
「分かったわ」
僕はブリタニアが戻ってくるまでしばらく待つ。





