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174 保健と郵便サービス開始

 1年7月19日


 気持ちの良い朝だ。

 昨日はあれからテスト走行の無事成功を確認した。

 それからは精神的な疲れが溜まってきた自覚があったのでお茶を飲みながら休ませてもらった。

 早めに夕食を摂り、食休みしてから早めに寝させてもらった。

 お嫁さん達には申し訳ないなと思ったが理解してくれてそっと寝かせてくれた。

 良い奥さん達だ。


 目が覚めて起きて着替えてから部屋を出るとお嫁さん達は朝のティータイムを楽しんでいた。

 今は9時だ。僕もお茶を飲ませてもらって10時に仕事を開始しよう。


「コウイチ、疲れは取れたかしら?」


「うん、お陰様でスッキリした目覚めだよ」


「色々とあって疲れていただろうと分かっていたから。疲れが取れたなら良かったわ」


「うん、ブリタニアとそして皆もありがとう」


「その代わり今日は朝まで寝かせないんだから!」


「リアも寝かせないぞ!」


「2人ともそれは明日の仕事に影響が出るから程々にお願いします」


「ふふ、冗談よ。でも王族出身としてこれだけは言わせて」


「何でしょうか?」


「国王は跡継ぎを作るのも重要な仕事だと言うことよ」


「わ、分かっています」


「特に私はハーフエルフだから子どもが産まれにくいの」


「それに関しては僕の国の保健の教科書を読んでもらって母子ともに健康であるために勉強してもらえないかな?」


「保健?私達も学園都市に通うの?」


「いやいや、薄い本を読んでもらうだけだから」


「先輩、その言い方は嫌らしいです」


「あ、紗也華もいたんだ。今のセリフでそう思う君の方がどうかと僕は思う」


「なっ!?色んな意味で酷い!私も嫁だぞ!いたんだって酷いぞ!どうかと思うって酷い!泣くぞ!」


「いや、彩花と紗也華は別の部屋だからいないと思ったんだよ。泣かないでよ」


「今、9時よ!流石にこの時間になったら私達も来るわよ!バカ!アホ!」


「散々だな……悪かったよ」


「仕方ないな許す」


「僕、被害者だったはずなんだけどな……まぁ良いや。それでエイド」


「はいです!日本の小学校と中学校の保健の教科書を7人分買ってほしいんだけど可能かな?確か小学3,4年と小学5,6年、中学校の3冊だと思う。お金は口座から引いてほしい」


「はい、可能ですよ。一瞬だけ地球に行ってもらえますか?」


「分かった」


 僕は地球に飛んだ。


「もう良いですよ」


 異世界に帰ってきた。


「はい!7人分ですね」


「彩花と紗也華は十分理解していると思うけど、この世界の文明レベルでは足りない知識があると思うから読んでみて。この世界では不要な情報もあるかもしれないけど参考になると思うから」


「分かったわ。あなたが仕事している間、読んでみるわね」


「3期生のフレアさん良いかな?」


「はい、何でしょうか?」


「郵便サービスの方はどうだろうか?」


「そちらは全て準備が整っております」


「あ、ゴメン、言うの忘れていたけど郵便局で箱や袋、切手が印刷してある封筒の販売をお願いしたい」


「あっ……スミマセン。お伝えしておりませんでしたが郵便サービスの準備を依頼された時にサービスの開始には何が必要かを3期生の天使で話し合い、今お話にあった物は全て準備が出来ていまして郵便局で販売する予定です」


「……天使の皆さん優秀ですね。僕、必要ないんじゃないかな」


「い、いえ。とりあえずありがとうございます。その上で申し上げますあなた様は必要です。こう言っては何ですが指揮官はザックリとした方針を部下に伝え、それを元に部下は色々と考えて実現するものだと考えております。地球の首脳もそうではないでしょううか?」


「そうよ。コウイチ、国王なんてザックリとした方針を部下に伝えてそれを元に部下が考えるものだわ」


「言われてみるとそうかもしれない。地球の大統領も頻繁にゴルフしてたし。ありがとう。励ましてくれて」


「いえ、お役に立てて光栄です」


「それではフレアさん、サービスの内容をウィンドウちゃんに伝えてもらってニュース番組で新サービスを伝えてもらうようにしてもらえるかな?僕よりもフレアさんの方がサービスの内容に詳しいと思うから。それが終わったら3期生の皆は何日か休んでもらえるかな?」


「休むのは構いませんがどうしてでしょうか?」


「いや、単純にこれまで郵便サービスの開始のために色々と働いてもらったから休息してもらいたいなと思っただけだよ。ナビィとエイドを見てきて分かったけど、天使もいっぱい仕事をすると疲れるでしょ?次の仕事の為にもしっかり休んでもらえたらと思う」


「なるほど。休むのも仕事の内ですね。分かりました。ゆっくり休ませてもらいます」


「うん、色々とありがとうね。助かっているよ。3期生の皆にも感謝していた事を伝えてもらえると嬉しいな」


「はい。分かりました。それではウィンドウさんに話してきますね」


「うん。よろしくお願いします」

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