169 紗也華の復活と結婚式の日程決定
202X年7月1日
目が覚めてリビングに行くと嫁さんが全員揃っていた。そう全員である。
「こ、光一!会いたかったわっ!」
そう言って紗也華が飛びかかって抱きついてきた。おっとっと。
「お、おう僕も凄い会いたかった。守ってあげられなくてゴメン」
「あなたのせいじゃないわ。謝らないで」
「でも僕が満員電車を見越して車で帰っていたら紗也華が傷つく事は無かった。だからゴメン。夫として守ってあげられなくて」
「うんうん。それを言ったら私達、日本人なら分かりきっていた事だから。悪いのは犯人」
紗也華は首を横に振って否定する。
「そうですよ。悪いのは犯人です!」
「彩花まで……でも夫として」
「コウイチ、気持ちは分かるけどあまりしつこいと逆に嫌われるわよ?」
ブリタニアが僕の言葉を遮ってそう言ってきた。
「ブリタニア……」
「私の男性恐怖症を治してくれたのは光一なんでしょ?」
「いや、それは彩花の発案で実際に治したのは生命神だから」
「だとしても光一がいなければ治せなかった!だからありがとう!」
「うん……こちらこそありがとう。そろそろ異世界に行こうか」
「うん!事務所や先輩には地球に帰ってきてから話すわ」
「そうか。それじゃ皆、行くよ!」
異世界に帰ってきた。
「僕とブリタニア、彩花と紗也華は天界に行こうと思うけど皆どうする」
皆はどうするか聞くと皆、口々に行くと言うので皆で行くことになった。
「それじゃ行くよ」
1年7月18日
うん、天界に来た。最早、見慣れた光景だ。
「皆、いらっしゃい」
「皆、よく来てくれた」
「そ、創造神様もいらっしゃる?」
シャーロットや皆の疑問に対して僕が事情を説明した。
「そうだったんですね。創造神様お久しぶりです」
「うん、会えて嬉しいぞ」
「生命神様!私のことを治していただきありがとうございます」
「うん、それが僕の仕事だからね。あ、ついでに彩花さんも治しておいたから」
「私ですか?」
「君達に分かりやすく説明するとね。創造神……様が君達を治した時は傷口を縫っただけだったんだ。だから今回、紗也華さんが精神的ショックを受けた時にその傷口が開いて男性恐怖症になってしまったの。それを専門家である僕が傷口を完全に治したという訳なんだ。その時についでに彩花さんの傷口もキレイに治してあげたの。だから次はないことが一番だけど次、何かショックを受けるような事があっても傷口が開いて大ダメージを受けることはないよ」
「そうだったんですか。ありがとうございます」
「うん。僕も君達の役に立てて嬉しいよ。あ、光一くん。夫として嫁さんを守りたい気持ちも分かるけどあまり自分を責めないで」
「分かりました。治療していただき本当にありがとうございました」
「うん。さっきも言ったけど役に立てて僕も嬉しいよ。また何か困った事があったら気楽に天界に来てね」
「わ、ワシも相談にのるからの」
「分かりました。また気軽に来させていただきます。それでは失礼します」
「うん。またね」
「また来ての」
地上に戻ってきた。
「さて皆、これで無事に帰って来られたね」
「あなたの誕生日パーティーをしないと!」
「それは良い……分かった次、地球に行ったらお願いするよ」
「あ、お祝いと言うと結婚式は9月25日が良いそうです」
「私の両親も同じだわ」
「僕の両親とついでに弟もその日が良いと連絡があったよ」
「何故ですかね?」
「その日は日本では土曜日で六曜で縁起が良い日だかららしいよ」
「コウイチ、六曜って何?」
「なんて説明したら良いんだろうな。カレンダーがあるじゃない?」
「あるわね。というか作ったわね」
「うん。そこにこの日は縁起が良い日、この日は縁起が悪い日というのを定める文化があるんだ」
「面倒ね」
「まぁね。だけど日本では古くからあるから今もそれを気にするんだよ」
「なるほど……ってそんな事より国民への周知を急がないと」
「そうだね。今日が1年7月18日だから……8月6日かな?」
「そのはずだわ」
歩きながら話しているとウィンドウちゃんがいた。
「ウィンドウちゃん、彩花と紗也華との結婚式を8月6日にトラバント地方の新京都の役所前にある広大な公園で行いたい。結婚式の様子は学園都市や各街にも映像を流す予定。これを速報としてニュース番組で至急流してもらえないかな?」
「分かりました。至急ですね。ヒビキさんとコダマさんに伝えます」
「よろしく」





