165 地球でノートパソコンのセットアップ
202X年6月1日
地球に戻って来た。
今日は6月1日か。異世界に帰るのは7月1日だね。
「地球に帰ってきたね」
「それじゃ私達はこれで」
「あっちょっと待って!」
「何ですか?」
「何?」
「2人の誕生日っていつ?」
「私は7月22日ですが?」
「私は8月1日よ」
「そうか……」
「どうしたのよ?」
「いや、結婚式の日を誕生日と同じにするのは嫌だなと思って」
「あなたはいつなのよ?」
「僕?6月7日」
「もうすぐじゃない!」
「もっと早く言ってくださいよ」
「ゴメンゴメン。ずっと1人暮らしだったし年齢も年齢だったから誕生日を祝う習慣が無くなってて」
「今年はお祝いするからね!」
「しますよ!」
「いいよ僕の誕生日なんて」
「そういう事言わないで!これは夫婦として大切なイベントなんだから!」
「わ、分かった。ゴメン。十数年1人暮らしだったからさ段々どうでも良くなったんだよね」
「そ、それ以上は悲しくなってくるから言わなくて良いわ!過去は過去で今を楽しみましょう!」
「そうだね。それで結婚式の日を決めないといけないんだけど国民への周知を考えたら異世界で3週間はほしい」
「ということは9月頃かしら」
「そうだね。2人のご両親に9月頃の都合の良い日を聞いておいてもらえるかな?僕も両親とついでに弟にも聞くから」
「分かったわ」
「分かりました」
「カラードレスの色はどうする?」
「それは2人で既に話していて2人共ブルーにしたわ。デザインも同じにする」
「またどうして?」
「理由はいくつかあって1つは2人の仲の良さをアピールすること。2つ目は色を別々にすると片方が目立つ気がするから。例えばブルーとレッドだと、レッドの方が目立つじゃない?だったら2人同じ色の同じデザインにした方が無難だと思うの」
「なるほど。納得したよ。それじゃその方針で行こう。ケーキは3人で切る感じかな?」
「その通りよ」
「一生に一度の結婚式なので色々と考えているんです」
「分かった。詳細はまた別途落ち着いた環境で話し合おう」
「それじゃ私達は行くわ」
「うん、何か困ったこと等があったらスマホに連絡して」
「分かったわ」
「分かりました」
「エイド良い?」
「はい。何でしょうか?彩花と紗也華を除く僕の嫁さん全員分のノートパソコン……D社のこのパソコンね。それと彩花と紗也華の使っているゲーミングパソコンと4Kテレビを2セット買ってほしい。お金は口座から支払ってもらえるかな?」
「分かりました。1時間程お待ち下さい」
「お願いね」
「はい」
「みんなー!今日はお茶でも飲みながらゆっくりしよう。1時間後に皆のパソコンが届くからそしたら設定をしようか」
この部屋は光回線に繋がっているしルーターは現時点で最新の「Wi-Fi 6」対応の高性能なものにして、皆のノートパソコンも「Wi-Fi 6」対応だから高速通信が出来るはず。
やっぱり元社畜SEとしてはネットワーク環境にはこだわりたいわけですよ。
異世界組に誕生日に何をするのが日本では一般的なのか聞かれたから説明して丁度終わった頃にノートパソコンが届いた。
「お待たせしました。7人分のノートパソコンとテーブルタップです。テーブルタップは特に指示がありませんでしたが必要だろうと思い購入しました。ゲーミングパソコンと4Kテレビはインベントリに収納してます」
「ありがとう。助かるよ」
「いえ、お役に立てて光栄です」
皆のノートパソコンをテーブルに置いて電源に繋いだ。セットアップはあえてネットワークに繋がないで行う。
繋いでしまうとM社のアカウントを作らないといけなくなるからだ。異世界で使うしローカルアカウントで設定したい。
皆、ノートパソコンの前に座り恐る恐る僕の指示通りに設定していく。
全てのセットアップが完了して僕オススメの設定も完了したけど、皆に「キーボードの配列がグチャグチャで慣れな」いと言われたので僕オススメのタイピングソフトをエイドに頼んで買ってもらいインストールしていった。
しばらくはこれで遊んでもらいたい。
それから彩花と紗也華、そして他のハロライブメンバーの配信の見方も教えたので問題ないだろう。
僕はハロライブメンバーの配信のアーカイブを観ながら皆の様子を見た所、結構速いペースで上達しているんだが。
皆、若いから吸収が早いのかもしれない。夜は宅配ピザを注文して食べた。皆も満足したようで良かった。
異世界に日本食も拡めたいな。
その後は皆で食休みして寝た。
インベントリから「携帯プライベートビーチと温泉へのドア」が無くなっているから彩花と紗也華が使っているんだろうな。
無理はしないでもらいたいものだ。





