159 パーティー登録とダンジョン
1年7月17日
今、僕達は学園都市の冒険者ギルドのギルドマスターのキャメロンさんと会っている。
「流石、王妃陛下だけあって皆、素晴らしい成績ですね。皆さんBランクで冒険者登録させていただきます」
「ありがとうございます。これから皆でダンジョンに行きたいのでパーティー登録もお願いします」
「パーティー名はどうされますか?」
「ブルーローズでお願いします」
「青い薔薇ですか。良いですね。恐らく他にその名前を使っている冒険者はいないと思うので問題なく登録できると思います。国王陛下、恐れ入りますがパーティー登録に必要なので冒険者カードをいただけますか?……ありがとうございます。それではジョディさん登録作業をお願いします」
「分かりました」
「ダンジョンに行くのは気分転換とかでしょうか?」
「はい。実はここだけの話しダンジョンは銃という武器を持って入ると敵が銃を持った機械に変わるんです。将来的には銃を街中で使えないような構造にして貸し出し制にして冒険者の方に使ってもらうのも良いかなと思っています。銃という武器の使い方はエテルノが指導する訓練場を用意して教えようかなと思います。扱い方を覚えれば強力な武器になりますので。ただ、敵も変わるのと味方を撃つのは注意が必要ですが、攻略可能な設定にしてあると聞いてますのでその点は心配しなくても大丈夫だと思います」
「やはりそうなんですね。銃が存在するオーエス大陸では兵士の訓練として銃を装備して戦ったら敵も銃を装備していたという話を聞いた事があったので。ただ、敵の銃は光線を出すタイプのようで1発被弾しても大ダメージを受けるわけではなく回復魔法で戦えたと聞きました。国王陛下と王妃陛下なら大丈夫だと思うので楽しんできてください」
「はい。頑張って楽しんでくるつもりです」
「(トントントン)ジョディです」
「どうぞ」
「冒険者カードの発行とパーティー登録が完了しました」
「わー私の冒険者カードだ!素敵ね」
「これが冒険者カードなのね」
「私も受け取りました」
僕も受け取る。なるほどパーティー名が追記されている。
「それでは行ってきます。失礼します」
「はい。頑張ってください」
僕達は冒険者ギルドを後にして難易度の高いダンジョンに向かう。
ダンジョンは初級、中級、上級でつくってもらったからね。
僕達が行くのはやっぱり上級でしょう。
それを皆に伝えたらブリタニアが「私達の実力なら余裕ね」と答えた。
その実力と言う名のステータスは僕の力なんだけどね。まぁ良いか。
「ナビィ」
「はい」
「パーティー登録していて4人でダンジョンに行くんだけどカードリーダーに全員のギルドカードを当てる必要がある?」
「いえ、パーティーならパーティーのリーダーの方が当てるだけで大丈夫です」
「分かった。ありがとう」
「いえ、それじゃ失礼します」
「あっこの建物だよ」
上級、Bランク以上推奨という看板が立っている。
多分、冒険者ギルドが立てたんだろうね。
「中に入りましょう!」
「大きなエレベーターみたいになっているわね」
「それじゃ行くね」
僕はカードリーダーに冒険者ギルド証を当てる。「B1」と書かれたボタンが点灯したのでボタンを押す。
「うわっ光に包まれていく」
光が消えると薄暗い大体5メートル四方の正方形に近い小部屋に出た。
「このダンジョンはパーティー毎に作られるから他のパーティーと出会うことはないよ」
「なるほど。つまりインスタンスダンジョンね」
「流石、ゲームが得意なだけある……今回はブリタニア聞かないんだね?」
「先に意味の説明をしていたから流石に分かるわよ」
「みんなゲームみたいに楽しめるように設定するね。ちょっと待っていて」
「分からないけど待っているわね」
「【コマンド入力 HUDカスタマイズ】」
ログウィンドウを左下に表示して、表示するログはキルログだけ。もうレベルアップしないからね。その隣の真中にHPやMPを表示。HPは味方を撃ってしまった場合のために表示しておく。マップは引き続き右上に表示で敵を撃ったら敵の周辺にダメージを表示、敵の頭に敵のHPを表示。銃の残弾数も表示しよう。とりあえず完了かな。
「よし出来た!【コマンド入力 HUD共有】」
「うわっ何これ。彩花と紗也華がやっていたゲームみたいな視界になったわ」
「おーこれは良いね。特に残弾数の表示は助かる」
「私も驚きましたけどこれは便利ですね」
「マップの仕様も説明しておくね」
【マップ】
・レーダーのように自分を中心にサークル状に魔力の波を放出し索敵する。
・放出する魔力の量で探知範囲が変わる。
・例えば最初は50mで探知し、探知範囲内に何も無ければ100mと段階的に探知範囲を伸ばす。
・魔獣はマップで赤丸表示、敵意のある人は赤三角表示、中立の人は白表示とする。
・通過したエリアを自動的にマッピングし地図を作成する。
「おぉそれは便利だ!特に地図の作成はダンジョン攻略において最も重要と言っても過言ではないわ」
「さっそく光点があるね。そっちに向かってみようか」
「「「おー!」」」





